特撮映画の感想


点数:
分類:
粗筋:
総評:




ねらわれた学園 平成30年2月18日頃
点数:1/5
分類:高校 秀才 パンツ 剣道 転校生 九州弁 ナチス 空想科学 超能力 猿 妹 覗き パンチラ 金星人
粗筋:高校を超能力で支配しようと塾を経営する金星人が超能力少女に反撃される
総評:表現が大袈裟で記号的。安っぽい子供向け特撮。金をかけてこんな学芸会を作る意味が分からない。敵にも主人公にも動機が無く何故超能力が開花したのか何故学園をねらったのか全く不明。聞き取り難いセリフが多い。

原作未読
・句点の後ろに三点リーダーが有る。
・高校生はみんな小学生の様に幼稚。部活動は大学の様に活発。
・「剣道部嘘つかない」
・酒と思わせて麦茶。
・三田村は何故応援の場に教科書を持っていったのか。他校と他校の試合の際の暇潰しか。
・高見沢は「悪ふざけ、いたずらがしょっちゅう行われ」と転校したてなのに学校の事をよく知った口を利いている。
・超能力の謎 馬飼天聲
・金星人は三田村に「お前には得難い超能力が有る。それをつまらん事に使っては成らない」と注意していたが、自分も超能力を高校の支配というつまらない事に使っている。
・日本時事新聞
・サングラス男は何者かと思ったが学生だった。
・パンツを覗く小学生3人組は物語に何の関係も無くただ作品に色っぽさを加味するだけの小道具。


吸血鬼ゴケミドロ 平成30年8月7日
点数:1/5
分類:飛行機 政治家 精神科医 汚職 時限爆弾 ハイジャック 鳥 浮気 催眠術 ベトナム戦争 宇宙生物
粗筋:不時着した飛行機の生き残り10人が宇宙生物ゴケミドロによって一人ひとり死んでいく
総評:大味な特撮。物語性が弱い。あまり捻り無く人が殺されていく。閉鎖空間が舞台なのにその持ち味を生かしていない。恐怖や推理を混じえればもっと面白くできた筈。

・機長は外がどんな状況か分かっていないのに何故そんなに危険視していたのか。みんながちりぢりに成って散策していればすぐ道路に辿り着いて水も見付けられていた所、結果的に機長の判断のせいで事件が起きている。ゴケミドロ抜きでも何人かは勝手に死んでいそう。
・爆弾に拳銃に狙撃銃と危険物が幾つも持ち込まれており、手荷物管理が杜撰。
・ハイジャック犯の狙撃銃は装弾数が多い。
・鳥が死んでいたが、ゴケミドロは人間以外の動物も殺しているのか。

・大勢の乗員が死んでいる筈なのに悲壮感は描かれない。話の進行を簡単にする為にか怪我人もいない。
・人質にされた客室乗務員の位置からハイジャック犯人の顔が割れた様子が見えるのか。
・機内に死体は無い様だが、死んだ乗客の死体は全て飛行機の近くに埋めたのか。地面を掘る道具が飛行機の中にそんなに多く備え付けられているものなのか。
・ニールは日本語が聞き取れるが喋りは英語のみ。自分を生贄にしようとした政治家に従ったのは、生き残りの中で一番偉そうだからか。
ゴケミドロの言葉は予告編より聞き取り難く加工されている。
ゴケミドロが寄生した宇宙生物学者は肉体だけではなく服も砂化している。
・真実に気付き絶望するという映画版『猿の惑星』に似た結末。


魔界転生 平成30年5月29日以前
点数:2/5
分類:剣術 復讐 幽霊 甦り 柳生十兵衛 刀鍛冶 呪術 一揆
粗筋:恨みで甦り剣士を甦らせ徳川家に復讐する天草四郎を殺す為柳生十兵衛は村正に刀を打たせる
総評:落ちは投げっぱなし。天草四郎は倒される事も無く突然終わってしまった。一揆の結果も不明。宮本武蔵柳生但馬守は念願が叶ったのにあまり嬉しそうではない。倒された柳生但馬守宮本武蔵は再度復活させられないのか。生前の天草四郎が描かれないので天草四郎は元々こういう人間だったかの様に見える。

原作未読
女の裸4人

・自殺 細川ガラシャ 殺しに来た部下に体をさし出す
・自殺 宝蔵院胤舜 煩悩を消せない事に苛立ち 切腹
・自殺 柳生但馬守 おたまを斬って自決すると決める 未遂。病死する
・自殺 きりまる 柳生十兵衛に斬ってくれと頼む 辛いから 未遂。天草四郎に殺される。
天草四郎は天草という田舎の人間にしては剣士の存在や住処について詳しい。霊力か何かで探知しているのか。
・きりまるは歌に、宮本武蔵は笛に弱い。


帝都物語
原作未読
点数:2/5
分類:陰陽道 偉人 都市 恋愛 兄弟愛
粗筋:明治末期に軍人加藤が平将門を使って破壊活動を起こすが陰陽師が防ぐ
総評:特撮は稚拙。話が長くて退屈。登場者数が多いのと顔がはっきり描かれないのとでどれが誰でどういう関係だったのかいまいち分からない。ゆかりとけいこは見た目で区別が付かない。何故加藤はけいこに執着するのか。ふらっと現れた風水師が結構重要な役を担っている。加藤の動機は結局語られない。

・「この帝都を走る地脈は、すべからく一点を貫いている」
・序盤の紙芝居の男は明治末期なのに銀歯を嵌めている。
・説明セリフが続く。
・ハイレグの女が屋根の上から黒い紙を撒いている光景は笑える。
・画面が暗くて見難い。
・ゲロ ゆかり 加藤に埋め込まれた白い虫
・自殺 ゆかり 殺してくれと頼む 加藤の道具とされたから
・あっという間に12年経っている。
・ゆかりは叫び声が娘ゆきこよりも甲高い。
・地下道の鬼は集団幻覚だと説明されていたが、学天則も鬼に壊されたり導火線が切られたりしている。
・本作では俳優の西村晃が學天則の製作者である父の西村真琴を演じているとの事だが、その父の娘あずさは自身の兄弟に当たるのか。

帝都大戦 平成29年3月6日
点数:1/5
分類:戦争 仏教 失明 恋愛 ドイツ
粗筋:東京空襲で復活した加藤がゆきこを狙い坊主は戦争を終わらせる為にヒトラーを自殺させる
総評:物語と言えるものは無くただ加藤という悪人が嫌がらせをしているだけの内容。細かな動作に時間をかけて描いていてまどろっこしい。前作に増して画面が暗い。今作は加藤の出番が少ないしセリフも殆ど無いし何故消えたのかも分からない。登場者数が少なくて寂しい。何かに付け爆発が起きている。盲目の女の子は何の為に出て来たのか。中村とゆきこはどう成ったのか。

・加藤の死体が腐らないのは霊能力が強いからか。
東條英機は癇癪持ち。
・軍人は仲間が宙に浮かんだ程度で怯え過ぎ。
・ゆきこと中村は同じ霊能力者同士だからか出会ってすぐに打ち解けている。
・女の子の体が虫と化している場面では驚いた。
・ゲロ 中村 加藤と闘い白い物体を吐く
・自殺 ヒトラー 坊主の呪いで自殺させられて 銃を口に撃って


■ロボジー ROBO-G 平成29年9月30日
点数:2/5
分類:ロボット コメディ 老人 仮装
粗筋:失敗したロボットの代わりをロボットの着包みを着せた老人に任せるが予想外に好評を得る
総評:老人が持て囃されたりロボットが登場するだけで喜べる人向けの作品。場面場面で暗転するので勢いが削がれてしまう。人気者が正体を隠す、偽者が本物より人気を得る、偽者が努力して本物に近付くという展開は王道だし、握手して助ける、窓から落ちる、といった伏線はうまく使っているものの、どうも小手先の技を披露されている気がして物語が楽しいという感じはしない。作り手の側が『この作品は面白いんだ』という熱意を視聴者にぶつけていない気がする。

・第13回ロボット博覧会、毎朝新聞、コスプレフェスティバル
・何故会社から無理な事を言われただけで思い詰めるのか。
・「さようならー」
初音ミク、『ひぐらしがなく頃に』の古手梨花
・仮装姿の儘居酒屋で打ち上げをしている。
・ヒロインの女の子は理系のおたくらしさが『仮面ライダーフォーゼ』の城島ユウキと似ている。
・何故鈴木はロッカーに試作品がしまわれていると知っていたのか。試作品は着包み会社に作って貰ったものだが、何故自前で作らなかったのか。
・元々初めの1回でやらせは終わる予定だったし、ニュー潮風が落ちて破損すれば鈴木の出番は無くて当然なのだが、どうも締め括りが唐突ですっきりしない。鈴木は我儘のしっぺ返しを喰らわない儘。