生殖知識

■日本人が知らない「年齢と妊娠・出産」の真実。20代、30代、40代で不妊治療の効果はどう変わる?【国立成育医療研究センター医師監修】 - Woman type[ウーマンタイプ] | 女の転職type https://woman-type.jp/wt/feature/8091/


心配だからこそ知っておくべき 妊娠・出産の正しい知識 〜妊娠適齢期から考えるライフプラン 全4回③【出産のリスク編】 | ワンモア・ベイビー・ラボ https://www.1morebaby.jp/column/articles/914/


■一般社団法人日本生殖医学会|一般のみなさまへ - 生殖医療Q&A(旧 不妊症Q&A):Q22.女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか? http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa22.html


■私の「卵巣年齢」は何歳? 意外と知らない卵巣の老化|アスクドクターズトピックス https://www.askdoctors.jp/articles/201452


■兄を助けるために生まれた「救世主ベビー」:朝日新聞GLOBE+ https://globe.asahi.com/article/11581685
日本は、世界有数の「生殖医療大国」だ。2010年には2万8945人が体外受精で生まれた。累計で30万人を超えるとみられる。日本産科婦人科学会によると、体外受精は13年に約35万回(総治療周期数)になるとみられ、過去10年で3倍以上に増えそうだ。米国は約15万回、フランスが約8万回、ドイツが約7万回(いずれも10年)と、日本は突出している。血縁を重視する社会的背景に加え、不妊治療に欧米のような年齢や回数の制限がないことも理由とみられる。

日本には生殖医療を規制する法律がない。日本産科婦人科学会の指針で第三者による代理出産卵子提供については認めないとしているが、これも法的拘束力がない。代理出産卵子提供などを求めて海外に渡る日本人も後を絶たない。


■第8回男女の生活と意識に関する調査結果―Ⅲ | 吉村やすのり 生命の環境研究所 http://yoshimurayasunori.jp/blogs/%E7%AC%AC8%E5%9B%9E%E7%94%B7%E5%A5%B3%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%A8%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E7%B5%90%E6%9E%9C%E2%80%95%E2%85%A2/
日本の避妊法
セックス(性交渉)をしたことのある1,025人(男性461人、女性564人)に、この1年間の避妊の状況を聞いています。避妊をしていると回答したのは46.0%(男性45.6%、女性46.3%)です。避妊をしていると回答した女性に、2つまで選択可との条件で主な避妊方法を聞くと、男性用コンドーム82.0%、腟外射精19.5%、オギノ式7.3%、経口避妊薬(ピル)4.2%と続きます。16~19歳の女性で腟外射精と回答した者は42.9%を占めています。洗浄法が14.3%であり、わが国の若者に対する避妊教育がまだまだ必要です。


■Fertility knowledge and beliefs about fertility treatment: findings from the International Fertility Decision-making Study | Human Reproduction | Oxford Academic https://academic.oup.com/humrep/article/28/2/385/597899
https://scholar.google.com/scholar_url?url=https://academic.oup.com/humrep/article-pdf/28/2/385/17371155/des402.pdf&hl=ja&sa=T&oi=ucasa&ct=ufr&ei=-f08X6qsLI2jywSFiYTQBw&scisig=AAGBfm3W9sNLx9BBnxefBPomJyiucjABDg
392ページ
Average total fertility knowledge scores according to gender
国民の妊娠知識の詳しさを12箇国で比較した場合、日本は女性の点数が男性の点数を下回る唯一の国。


平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版): 子ども・子育て本部 - 内閣府 https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h26/zentai-pdf/index.html
平成 27 年3月
96
Q53 医学的に見ると、女性の妊娠する力は 35 歳前後からだんだんと下がり始め、40 歳をすぎると妊娠はかなり難しくなる((公社) 日本産科婦人科学会調べ)と言われています。あなたはこのことをご存じですか。(○は1つ)
全体では、84.3%が認知している。男女別では、男性で 76.4%、女性は 90.2%と、女性では9割を超える。


女性の健康と経済成長 http://accj.paradigm.co.jp/documents/ACCJ-EBC_WH_paper_J_full.pdf
実に40%以上の日本人女性が、40代の女性の妊娠率は30代の女性の妊娠率と同等であると誤った回答をしている。


少子化社会対策に関する意識調査 【全体版】(PDF版): 子ども・子育て本部 - 内閣府 https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h30/zentai-pdf/index.html
平成31年3月
妊娠・出産に関する意識調査
3.調査結果詳細
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h30/zentai-pdf/pdf/pd_s3.pdf
11ページ
1.女性の生物学的な妊娠する力が下がる年齢についての認識(Q10

Q10:女性の生物学的な妊娠する力が下がるのは何歳頃からだと思いますか。
35-40歳未満
男性合計 22.1%
女性合計 33.1%

わからない
男性合計 35.4%
女性合計 21.6%


2.男性の生殖能力が下がる年齢についての認識(Q11)

Q11:男性の生殖能力が下がるのは何歳頃からだと思いますか。

わからない
男性合計 36.0%
女性合計 39.1%


22ページ
9.妊娠・出産に関する知識:卵子は胎児のうちに一生分つくられ、出生後に新たにつくられることはない(Q12⑥)

卵子は胎児のうちに一生分つくられ、出生後に新たにつくられることはない。

全く知らない
男性合計 42.9%
女性合計 30.7%


■Human+ http://humanplus.jp/%E5%8A%A0%E9%BD%A2%E3%81%A8%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF/
ホルモンバランスがよく、子宮や卵巣の問題が少なく、心身、卵巣機能、卵細胞が元気な期間、それが妊娠に適した時期です。その時期は女性にとっては25~35歳前後です。35歳前後から、だんだんと妊娠する力が下がり始め、40歳を過ぎると妊娠はかなり難しくなります。これは卵細胞が古くなることが大きな原因です。

(中略)

40歳では20~30%、45歳では30~50%の女性で流産がおこります。


■7 若年妊娠・高年妊娠 http://www.jfpa.or.jp/pdf/note_2017/p18.pdf
  2 .年齢別低出生体重児の割合,死産率,周産期死亡率(2015年)

第1-6-2図 母の年齢別周産期死亡率平成23年) | 内閣府男女共同参画局 http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h25/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-06-02.html

人口動態調査 人口動態統計 確定数 周産期上巻 8-6 母の年齢(5歳階級)別にみた年次別妊娠満22週以後の死産-早期新生児死亡別周産期死亡数及び周産期死亡率(出産-出生千対) | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口 https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003411822
2019年
周産期死亡率【出産千対】
19歳以下 6.1
45歳以上 8.4
早期新生児死亡率【出生千対】
19歳以下 1.3
45歳以上 2.4


130628厚労省妊娠合併症解析 (一部修正) (3) https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000035krs-att/2r98520000035kwi_1.pdf
若年妊娠では、喫煙率, 飲酒率の上昇, 教育歴の低下により、早産, 児の体重低下につながることが示されている.しかし、これらのリスクファクターを除いても, 同様の結果であり、若年妊娠で早産や低体重出生児が多いのは、子宮の未熟な発達, 血流不全により, 臨床的感染の増加, プロスタグランシン産生の増加との関連が示唆される (Fraser, N Engl JMed, 1995)


■表5−28 妊産婦死亡数および率:1899〜2016年
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Popular/P_Detail2018.asp?fname=T05-28.htm

母親の年齢別の妊産婦死亡数
http://www.jaog.or.jp/about/conference/%E7%AC%AC80%E5%9B%9E%EF%BC%88h26-10-15%E5%A6%8A%E7%94%A3%E5%A9%A6%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E5%A0%B1%E5%91%8A%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%A8%E5%81%B6%E7%99%BA%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E5%A0%B1%E5%91%8A%EF%BD%9E/

母体安全への提言 2013 Vol.4 http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2017/01/botai_2013.pdf
18p
平成22年〜平成24年間の19歳以下の出産39634件に対し妊産婦死亡数は1件

妊産婦死亡報告事業 http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2018/09/123_20180912_1.pdf
年齢別の妊産婦死亡率(2010-2016年)
~19歳 0.9
40歳~ 11.8

表5−30 年齢(5歳階級)別妊産婦死亡率:1950〜2005年
20歳未満
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Popular/P_Detail2007.asp?fname=T05-30.html
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Data/Popular2007/T05-30.html

表5−30 年齢(5歳階級)別妊産婦死亡率:1950〜2004年
15〜19歳
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Popular/P_Detail2006.asp?fname=05-30.html
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Data/Popular2006/05-30.html

不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会」 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000015864.pdf


WHO | World Health Statistics 2020: Monitoring health for the SDGs https://www.who.int/gho/publications/world_health_statistics/2020/en/
World health statistics 2020 https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/332070/9789240005105-eng.pdf
29ページ

Maternal mortalityratio
2017年
UnitedStatesof America 19
France 8
Singapore 8
Japan 5


令和2年度の妊娠届出数の状況について|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18837.html
令和2年1-12 月の累計妊娠届出数は872,227 件であり、

令和2年(2020)人口動態統計(確定数)の概況|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei20/index.html
14ページ
第6表 死因簡単分類別にみた性別死亡数
妊娠,分娩及び産じょく 23件

23/872,227=0.00003 0.003%


我が国の妊娠・分娩の危険性は?
http://www.oitaog.jp/syoko/fromKUBO.pdf
5ページ
日本の妊産婦死亡は果たして少ないのか?
(平成15年 人口動態統計)
交通事故死数:7702人
日本人口:1,2613,9000人
⇒1/1,6377人
妊産婦死亡数:69人
出生数:112,3610人
⇒1/1,6284人
(平成15年 人口動態統計)


道路の交通に関する統計 交通事故死者数について 年次 2021年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00130002&tstat=000001032793&cycle=7&year=20210&month=0
令和3年中の交通事故死者数(24時間以内)
2636人

令和3年(2021)人口動態統計(確定数)の概況|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei21/index.html
人口 1億2278万0487人
出生 81万1622人
死因 妊娠,分娩及び産じょく1) 28人

交通事故で死ぬ率は
1/46578.33346
出産で死ぬ率は1.6倍の
1/28986.5


■分娩時年齢の高年齢化 現状と問題点 https://www.jaog.or.jp/sep2012/know/kisyakon/54_120509.pdf
公益社団法人日本産婦人科医会
第54回記者懇談会(2012.5.9)
幹事 奥田美加
横浜市立大学附属市民総合医療センター

5 ページ
初産,単胎の帝王切開率(当センター)
10代 13.1%
20代 17.8%
30代 27.3%
40〜44歳 38.3%
45歳以上 76%


■「女子は邪魔なんだよ」防衛大で学力トップの女子学生が"自分は劣った存在"と思い込むまで 目立てば男子から批判されるだけ (3ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) https://president.jp/articles/-/50662?page=3
余談だが、卒業後、出産を経験した同期たちと「行軍と出産、どっちが楽だったか」という話を何度かした。結果は半々くらいだった。


出産の痛みは経験すべき? 産科医に聞く、海外で8割の母親が選択する「無痛分娩」が日本で一般的でない理由|ウートピ http://wotopi.jp/archives/4245
ちなみに、日本産科麻酔学会のホームページで紹介されている無痛分娩を実施している施設は全国で196か所。以前に比べるとかなり増えてはいるものの、産婦人科がある病院や診療所が全国に約4,500か所あることを考えると、まだまだ割合は少ない(平成23年厚生労働省調査のうち「産婦人科、産科を標ぼうする施設数」を参考)。


Q20. 海外ではどのくらいの女性が硬膜外無痛分娩を受けているのでしょうか? | 一般社団法人 日本産科麻酔学会 https://www.jsoap.com/general/painless/q19
日本の硬膜外無痛分娩率は徐々に増加しています。帝王切開を含むすべての分娩に占める割合は、2007年の全国調査では2.6%でしたが(※1)、2016年には6.1%に増加しており(※2)、年間約5万人以上の妊婦さんが硬膜外無痛分娩を行なっていると概算されています。

アメリカとフランスは硬膜外無痛分娩を受ける妊婦さんが多い国として知られています。アメリカ全体では硬膜外分娩率は73.1%でしたが、州によって36.6~80.1%と幅がありました(※3)。興味深いことに、アメリカのミシガン州における日本人の硬膜外無痛分娩率は63.2%と報告されています(※4)。フランスでは1981年にはわずか4%だった硬膜外無痛分娩率は2016年には82.2%まで上昇しました(※5)。また、硬膜外無痛分娩の有無に関わらず、フランスで出産した妊婦さんの35.5%は薬を使わない産痛緩和法も行っていました。他にも、カナダ(57.8%)、イギリス(60%)、スウェーデン(66.1%)、フィンランド(89%)、ベルギー(68%)など北米やヨーロッパでは一般的に硬膜外無痛分娩が行われています(※6-※8)。一方、イタリア(20%)やドイツ(20-30%)、ギリシャ(20%)は比較的硬膜外無痛分娩率が低く(※9-※11)、欧米でも国により状況が大きく異なることが伺えます。

アジアは全体的に硬膜外無痛分娩率が低い地域ですが、イスラエル(60%)、中国(10%)、シンガポール(50%)、韓国(40%)と、やはり欧米同様、国によって違います(※12-※16)。しかしながら、アジアでは同じ国内でも地域によって医療資源の格差が大きいため、これらの数値が本当に各国の状況を表しているとは限りません。


無痛分娩Q&A−日本産科麻酔学会(JSOAP)− https://www.jsoap.com/general/painless
2007年度に行われた調査の結果、日本全国の硬膜外無痛分娩率は全分娩の2.6%でした。 日本では規模の小さい医療施設のほうが無痛分娩率が高く、診療所では3.3%、病院では1.8%となっています(※1)。

アメリカやフランスは硬膜外無痛分娩を受ける妊婦さんが多い国として知られています。 アメリカで2008年に硬膜外鎮痛や脊髄くも膜下鎮痛を受けた女性は、経腟分娩をした女性の約61%でした(※2)。 フランスにおける2010年の調査では、経腟分娩の約80%もの女性が硬膜外鎮痛や脊髄くも膜下鎮痛による無痛分娩をしています(※3)。 それに対して、イギリスでは全分娩中の23%(2006年)(※4)、 ドイツでは全分娩中18%(2002-3年)(※5)、ノルウェーでは全分娩中26%(2005年)(※6)であり、欧米のなかでも国により状況が大きく異なることがうかがえます。

アジアは硬膜外無痛分娩率の低い地域ですが、その中で比較的率の高い国はシンガポール、香港、台湾で、それぞれ全分娩の16%、9%、9%でした(1997-9年)(※7)。

http://www.oaa-anaes.ac.uk/assets/_managed/editor/File/NOAD/NOAD%202011%20final.pdf
UnitedKingdom
Regional analgesia rate
2011 22.7%


日本の「無痛分娩」リスクが欧米に比べて高い理由 | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/133741?page=2
 また、生後1年以内の乳児死亡ではその4分の1の原因が出産に伴うものだ、という統計もありますし、国立保健医療科学院の研究報告によると、1歳から4歳の疾患による死亡率は、日本は先進13ヵ国中最高になっています(上記の京都の事故で死亡した子どもも3歳でした)。その原因は、肺炎による死亡数が突出して高いからなのですが、出産時の事故で寝たきりの重度の脳性マヒになった子どもが死亡する際にも、死因は肺炎になることが多いのです。


■30代後半で妊娠できる確率はどのくらいか | PRESIDENT WOMAN | “女性リーダーをつくる” https://president.jp/articles/-/29230


妊娠高血圧症候群の診療指針 2015 - Best Practice Guide -
http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/hypertension_in_pregnancy/hypertension_in_pregnancy.pdf
1 妊娠前リスク因子
1母体年齢
 35歳以上で発症頻度が高くなり,40歳以上になるとさらに危険度は高まる。
40歳以上での発症の相対リスク(relative risk)は,それ以下と比較して初産で1.68(95% CI:1.23〜2.29),経産で1.96(95%CI:1.34〜2.87)と高い1)。
一方,15歳以下でも発症頻度は高くなる2)が,この背景には不十分な妊婦管理,不適切な栄養摂取などが指摘されている。


■横浜先天異常モニタリングセンター https://www.icbdsrj.jp/data/2000_2.html
母親の年齢別奇形児出産頻度(2000年度)


■男性も早く子どもを作った方がいいですよ | アラフォー・ボディは女の証明 | Project DRESS (プロジェクト・ドレス) http://p-dress.jp/articles/-/523


■2.不妊症の定義・分類・治療法 – 日本産婦人科医会 http://www.jaog.or.jp/lecture/2-%E4%B8%8D%E5%A6%8A%E7%97%87%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E3%83%BB%E5%88%86%E9%A1%9E%E3%83%BB%E6%B2%BB%E7%99%82%E6%B3%95/
不妊の頻度は、およそ13〜17%であるが4)、女性年齢の進行とともに不妊の割合も増加する。年令別の不妊の頻度は20代前半では5%以下、20代後半でおよそ9%、30代前半では15%、30代後半で30%、40歳以上では60%以上となる5)。
不妊の分類は女性に原因がある場合を女性不妊、男性が原因の場合を男性不妊と分類している。女性不妊は、一度も妊娠しない場合を原発不妊、妊娠経験があるのにもかかわらずその後妊娠しない場合を続発性不妊と分類している。また、器質的に不妊の原因がある場合を器質的不妊、原因不明の場合を機能性不妊とする分類もある1)。
不妊の原因別頻度は男性不妊が32.7%、卵管因子20.5%、卵巣因子が20.5%, 子宮因子が17.6%、免疫因子が5.2%、残りは原因不明となっている6)。
不妊治療を求めてクリニックに受診するカップルの10〜30%が原因不明の機能性不妊であり7)、受診患者の中で最も多い。


我が国における男性不妊に対する検査・治療に関する調査研究
平成27年度 総括・分担研究報告
平成28(2016)年3月
https://www.yokohama-cu.ac.jp/res_pro/news/o6himf0000000ga8-att/h27kourou_yumura.pdf
9ページ
その原因については1997年のWHOの調査が有名であるが女性因子のみ41%,男性因子のみ24%,男女ともに原因あり24%,原因不明11%とされ,本邦では2003年に日本受精着床学会が男性因子は32.7%であったと報告した。
つまり不妊で悩む本邦のカップルの30〜50%は男性側にも原因があると考えられる。

24ページ
本邦においては挙児希望カップルの 10〜15%が不妊に悩んでいると言われているが,近年不妊症を定義する期間が 2年から 1年に短縮され,さらに患者は増加すると予想される。
男性不妊患者の頻度を論じる際に活用されるデータとして 1996 年に報告された WHO のデータがある。7273 組の不妊カップルの原因を調査した結果,41%は女性に,24%は男性に,24%は男女両者に原因があるとされ,総じて48%は男性側にも原因があると報告された。
このデータをそのまま,今回の結果に当てはめると婦人科患者 686 名のパートナーの約半数には男性因子があることが推測されるので 343 名の患者パートナーに男性因子があると推測される。
しかし実際に紹介があったパートナー(男性患者)は 80 名であり全体の 23.3%程度に過ぎない。

73ページ
男性因子の頻度であるが,問3の男性因子を有する患者の比率についての調査でも分かるようにもっとも多かった回答は21〜30%程度で(図2),平均で33.7%であった。
この傾向は病院の規模(ART周期数で反映)にかかわらずほぼ同様の傾向で有り,多くの婦人科医は,男性因子を有する患者はWHOが報告した48%よりも低いと認識している。
2003年に行った受精着床学会の集計では,男性因子を有する患者は32.7%であると報告されており,今回のデータとほぼ一致している。
おそらくこの数字が婦人科医の実臨床上の感覚なのであると思われる。


https://www.merckgroup.com/jp-ja/yellow-sphere-project/interview/report-03.html
不妊の原因は
男性のみ 24%
女性のみ 41%
男女両方 24%
不明 11%
Proportion of male and female factors in 7273 infertile couple in percentage ( WHO )


■いつから始める? 体外受精の始め時 | クリニックコラム | 当院について | 大阪で不妊治療のことなら体外受精卵子凍結専門医院 | なかむらレディースクリニック https://www.towako-nakamura.com/clinic/column/?id=30
体外受精を始めた年齢は何歳?


■15歳男子の精通率急落 1981年の80%が2011年は50%に低下│NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20140419_251307.html
 次の数字は、15歳(中学卒業)までに“あること”を経験する男性の率である。
◆1981年:約80%
◆1999年:約73%
◆2011年:約50%
 急速な下落傾向を示すこの数字は一体何か。“あること”とは、「精通」のこと。すなわち、夢精かマスターベーション、セックスを経験しているかどうかを示している。日本性教育協会「第7回 青少年の性行動全国調査報告(2011年度)」によれば、中学卒業までに射精を経験しない男子が半数にも達しているというのだ。


精液への不快感、見過ごされる性被害… 置き去りにされる男の性の悩み|ウートピ http://wotopi.jp/archives/27245
高校生の男女に行ったあるアンケートでは、「射精は汚らわしいもの」「射精は恥ずかしいもの」と答えた男子生徒がそれぞれ14.3%、19.5%いた。これは「月経は汚らわしいもの」「月経は恥ずかしいもの」と答えた女子生徒(4.7%、12.4%)よりも多い数字だ。


https://twitter.com/ayanagi/status/1019561232074825730
射精を初体験した年齢が早い男程低身長


マスターベーション反対運動の嘘 | アメリカ | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2010/10/post-1695.php
 昨年、オランダで開催された科学会議で発表された研究も、この「精子の健康増進」案を支持している。DNAの損傷率でみたところ、7日間毎日射精を続けると精子の質は向上するという。3日間禁欲した後のDNAの損傷率は平均して34%。ところが毎日射精を続けると、損傷率は26%に下がる。精子の質としては「まずまず」だ。


男にもタイムリミットが!?~精子“老化”の新事実~ - NHK クローズアップ現代+ https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4097/index.html
岡田教授によれば、35歳を過ぎると細胞分裂を促す精子の力が衰えていく人たちが存在するといいます。


一般社団法人日本生殖医学会|一般のみなさまへ - 生殖医療Q&A(旧 不妊症Q&A):Q25.男性の加齢は不妊症・流産にどんな影響を与えるのですか? http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa25.html
45歳より高齢の男性では25歳未満と比較して自然流産の確率が約2倍になるとするものや、自然流産に与える影響は男性の40歳以上は女性の30歳以上に相当するとの報告もあります。


トランクス着用で「精子の量と質」が向上:最新調査で裏付け | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/08/post-10771.php
この話題を報じた英メディア「ザ・ガーディアン」によると、男性の生殖腺である睾丸の温度を体温よりも低く保つことが重要なのは、遅くとも1920年代には知られていたという。近年の研究では、男性の体から睾丸が自然にぶら下がり、一般的な体温の37度より3〜4度低い状態が、精子の生成にとって最も良いことがわかっている。

ハーバード大の調査
ハーバード大の研究チームは、2000〜2017年にボストンの病院で不妊症治療を求めたカップルのうち、18〜56歳の男性656人に調査を実施。対象者には、過去3か月間ではいた下着を、トランクス、ジョッキー(ブリーフのように陰嚢を密着させるが、丈が膝の上まであるタイプ)、ブリーフ、ビキニ(ブリーフよりも丈が短い)、その他から回答してもらった。

対象者のうち、53%が日常的にトランクスを着用していると回答。彼らの精子サンプルを分析したところ、他の下着をはく人に比べて、精子の濃度が25%高く、精子の総数も17%多かった。また、女性の子宮内での受精にかかわる運動能力が高い精子の割合も、トランクス着用者のほうが高かった。陰嚢を密着させず睾丸の温度を上げない下着のほうが、精子の生成に有利であることが改めて裏付けられたことになる。

精子減少に体が対抗している可能性も
さらに研究チームが対象者の血液サンプルを分析したところ、トランクス着用者は他の下着をはく人に比べて、卵胞刺激ホルモン(FSH)のレベルが14%低かった。FSHは精子の生成を促すはたらきをすることが知られている。

精子が減少したグループのほうがFSHが多かったという分析結果は、精子減少の信号が脳に送られ、脳が精子の生成を増やすホルモンを多く分泌するようなメカニズムの存在を示唆するものだ、と研究チームは推論している。


妊活男性はボクサータイプの下着を : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞) https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180829-OYTET50071/
 研究グループは下着の種類と精子の質との関連を調べるため、2000〜17年に不妊治療センターで治療を受けていたカップルの男性656人(32〜39歳)を対象に、着用下着の情報と精液のサンプルを収集。対象者には過去3カ月に着用した下着(ボクサータイプ、ジョッキータイプ、ビキニ、ブリーフなど)の種類についても質問した。

 その結果、対象者のうち53%がボクサータイプの下着を身に着けていると回答した。精液サンプルの分析では、ボクサータイプを着用していた男性では、それ以外のタイプを着用していた男性と比べて精子濃度が25%高く、総精子数は17%多かった。また、ボクサータイプ着用者では、卵子に向かって移動するための運動性が高い精子の割合も高かった。精子濃度においてボクサータイプと最も大きな差が見られたのは、ジョッキータイプとブリーフであった。


男35歳 "精子"の分かれ道 | 不妊 | NHK生活情報ブログ:NHK https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/1200/286363.html
精子卵子と受精したあと、受精卵の分割を進めるためのスイッチを入れます。その変化を起こす力=精子力があるかどうかを精子とマウスの卵子と受精させて調べたのです。(マウスの卵子を受精させても分割は進まないので、ネズミ人間が生まれることはありません)

スイッチを入れる力が高い位置で推移しているのが子どもがいる男性たち。不妊カップルの男性陣は、35歳頃から明らかに落ちています。

(中略)

精索静脈瘤があっても妊娠することはあります。ただ、進行性の病気です。1人目の子どもの時には自然に妊娠できたとしても、2人目の不妊に悩むカップルのうちのおよそ70%の男性に精索静脈瘤が見つかったという海外の研究が複数あります。

(中略)

精索静脈瘤などの検査や治療は男性不妊の専門医がいる医療機関で調べることができます。
ところが男性不妊の専門医(泌尿器科)が少ないのです。
全国でまだ51人、それも偏りがあり北海道は1人。九州、四国は0。
婦人科系の不妊治療施設が全国におよそ600あるのと大きな差です。


■流産・切迫流産:病気を知ろう:日本産科婦人科学会 http://www.jsog.or.jp/public/knowledge/ryuzan.html
原因はなんですか?

 早期に起こった流産の原因で最も多いのが赤ちゃん自体の染色体等の異常です。つまり、受精の瞬間に「流産の運命」が決まることがほとんどです。お母さんの妊娠初期の仕事や運動などが原因で流産することは、ほとんどないと言って良いでしょう。


卵子凍結しても使わない? 独身女性へ凍結容認もジレンマ 〈AERA〉-朝日新聞出版|dot.(ドット) http://dot.asahi.com/news/domestic/2013090400042.html
 冒頭のはらメディカルクリニックの原利夫院長は、現実はそんなに単純ではないという。本来は出産適齢期である35歳までの間に卵子を凍結し、45歳までに出産をすることが望ましい。だが、実際は同クリニックに駆け込んできた女性の多くはアラフォー。20代で凍結保存まで考える人は少なく、多くの場合は卵子の老化が進んでから危機感を抱くという。

卵子が老化すると、染色体異常が発生しやすく、凍結卵の解凍後の回復率も妊娠・出産の確率もガクンと下がってしまいます」

 理論上、将来の妊娠に有効な卵子の個数は31歳までであれば8個以上で十分と考えられているが、41〜43歳では47個以上と6倍近くも必要になる。そもそも、40歳以上では、排卵誘発剤を使用しても、凍結可能な卵子を採取するのは難しい。47個という数は現実的ではないという。

 結局、原院長は、12年8月で独身者の卵子凍結をいったん中止することを決めた。

「未婚者でも、将来に備えて凍結保存をすることは希望になる、と思って始めましたが、一人も凍結卵子を利用できていない現状をみると、着地点が見えないのに夢だけ与えるのはいいことなのかと思ったのです。パートナーを探すことは医療者には介入できない領域。不妊治療であれば、年齢によって妊娠の可能性が低い場合でも、医療が何かできることがある。でも未婚者の場合には何もできない。そこがジレンマでした」

AERA  2013年9月9日号


■朗報! 高齢出産児には問題行動が少ない | あなたの健康百科 https://kenko100.jp/articles/190918004934/
 分析の結果、出生時の親年齢の上昇と10〜12歳時の外在化問題行動の減少の間には明らかな関係が認められた。親の年齢が高いと、家庭の社会経済的状況が好転し、子供にも好ましい影響が及ぶことは想像に難くないが、その要素を調整しても、高齢出産児では親または教師が評価した外在化問題行動が少なかった。

 これに対し、内在化問題行動に関しては、両親の年齢との間に有意な関連は見られなかった。

 以上の結果から、「出生時に両親の年齢が高いことは、子供の問題行動に全く悪影響を及ぼさない」と、研究グループは結論した。ただし、「今回の研究では、子供の内在化問題行動と外在化問題行動についてのみ検討したため、他の行動についてもこの結果が当てはまるか否かは不明だ」としている。

 高齢になって子供を持った親は、経済的に余裕があるだけでなく、教育レベルが高い可能性もあり、こうした要素は子供の問題行動を減らす方向に働くと考えられる。研究グループは「親の教育レベルの高さだけで、今回示された外在化問題行動の減少は説明できなかった」と述べている。


母親20歳未満か、40歳以上の子供は遅寝が顕著 3歳の子、7%が寝不足 共働きも影響(1/2ページ) - 産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/160112/lif1601120022-n1.html
 出産時の母親の年齢が20歳未満か、40歳以上だった子供は遅寝の傾向が顕著。母親が40歳以上の場合、上の子の影響で遅くなっている可能性があるという。


■世界の人口増加率、地域間に大きな差 女性の教育水準が鍵 米調査 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://www.afpbb.com/articles/-/3196845
主に欧州、北米、中南米の91か国では現在の人口を維持するのに必要な数の子どもが生まれていない一方で、アフリカやアジア諸国では出生率は上昇し続けている。例えばニジェールでは平均的な女性は生涯に7人の子どもを産むと報告されている。

 IHMEのアリ・モクダド(Ali Mokdad)教授(保健指標科学)はAFPに対し、「女性の教育水準が高くなれば学業に費やす期間が長くなり、妊娠する時期が遅れるため出生率が低下する」と語り、人口増加を調べる上で考慮すべき最も重要な要因は教育だと述べた。


■Synthetic Anthropology vol8(2014).pdf http://synthetic-anthropology.org/data/Synthetic%20Anthropology%20vol8%282014%29.pdf
アメリ産婦人科学会誌で発表された論文を検討してみよう。1976 年の論文だったと記憶しているが,手元にコピーがないので不正確だ。内容はレイプ被害女性の有意に高い妊娠率についてだ。結論として突発性排卵が招いたものとみなされる。


■人口動態調査 人口動態統計 確定数 出生上巻 4-37 都道府県別にみた単産-複産(複産の種類)別分娩件数 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口 https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003079161
表章項目 分娩件数 調査年2016年
分娩の総数に対する複産の割合
新潟県 1.40%
外国 1.35%
全国 1.02%
長崎県 0.78%


体外受精で多指症のリスクが増加する | 両角 和人のブログ https://ameblo.jp/kazutom/entry-12276763314.html


■骨髄移植を受けた男性がキメラ化、DNAの大部分がドナーのものに入れ替わる | Buzzap! https://buzzap.jp/news/20191227-man-with-2-dna/
その結果、骨髄移植から3ヶ月で血液のDNAはドナーのものに変化していたことが分かりました。しかしこれだけで変化は止まりませんでした。

4年後に再度DNAサンプルを採取して調べると、なんと唇や頬に加えて精液のDNAまでもがドナーのものに変化しており、LongさんのDNAが残されていたのは胸と頭髪のみ。つまりLongさんは2つのDNAを持つキメラになっていたのでした。


■経口中絶薬に関してのあれこれ~初期の人工妊娠中絶を中心に~ – 知っておきたい、産婦人科の知識 |産婦人科医太田寛 https://sanfujinka.org/archives/691
有害事象発生率の比較
フィンランド人女性のデータ 2000-2006年より
全有害事象
中絶薬 20.0%
手術 5.6%


https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000027798.pdf
十代の人工妊娠中絶率の年次推移について(昭和30年~平成23年、20歳未満)


10代の人工妊娠中絶についてのアンケート結果から https://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/MEMBERS/TANPA/H15/030217.htm
平成15年2月17日放送
 10代の人工妊娠中絶についてのアンケート結果から
 日本産婦人科医会医療対策委員会委員 幡 研一

妊娠中絶を選択した理由

もしこうだったら中絶しないですんだ(複数回答)