アニメ版 青い花

平成25年7月25日
原作一部既読

・OPで全裸が出ると驚く。制作はJ.C.STAFFでOPの絵コンテは幾原邦彦と、どちらも女性同性愛を主軸に描いた『少女革命ウテナ』の制作陣。
・背景群衆はあまり動かないが、眼鏡っ子の髪の毛の細かさ等作画は綺麗で安定している。
・9箇月が11話で終わっている。
・大事件と言える出来事は起こらず、人間関係だけで物語が展開する。
・女の子達の瑞々しいやり取りににやにやしっぱなしで頬が疲れる。
・姉妹が名前にちゃん付けで呼び合う光景は凄く微笑ましい。
・挨拶に「やぁ」と言う様な些細な振る舞いや溜め息がとても空気に合っている。
・どうも心理描写が複雑で分からず『何故ここでそんな対応なのか』という疑問が幾つも出て来る。
・駅が古臭い。電子マネーは出て来るが時代はいつ頃なのか。

登場者
・みんな勘が良く働く。みんな大人びた恋愛をしていて高校生とは思えない。
・この物語は先輩さえ居なければ何の起伏も問題も存在せず、みんな平和な女子高生活を送れていた筈だった。先輩やいとこの有する女ったらしっぷりが問題の根源。
眼鏡っ子は幾度と無く泣いて一々主人公に世話を焼かせる面倒臭い女。いつもは大人しいのに気を許すと駄々っ子に成ったりおふざけをし出す所が可愛い。ほいほい色んな女の子に惚れていて見た目と裏腹にかなりの尻軽。
・主人公は話を円滑に進める為の調整役として作者に都合良く作られている。
・主人公の兄は女の園に割り込むお邪魔虫。
・京子は何故主人公と接触を図ったのか。この繋がりから物語が発展するのだが、席が隣という以外の理由が欲しい。京子は2話辺り迄は女の子から惚れられる側なのかと思っていたが惚れる側だった。

1
・泣き声がうまい。
・眼鏡の子は大人びているが、年上の女性に対するこっちに残ってくれという要求は駄々っ子の様。
・「あんなに大きいのに泣いちゃってんの。なんか可愛い」
・挨拶をする小学生は可愛い。
・鎌倉繋がりで同じ神奈川県の本厚木という地名から取った苗字は安直。
・女の子達の会話は悶える程可愛い。特に主人公の喋り方は可愛い。
2
・組が数字やアルファベットではなく藤組という分類をされている辺り学校の独自性を感じる。
・恋人の眼鏡っ子を捨ててさっさと結婚するいとこは実際酷い人。
・動画はぬるぬるとよく動く。
・演劇部の女の子はさすがに中学時代からの演劇部らしく、窓を見た途端「おお、心の恋人よ。今度こそ言う事を聞いておくれ。キャサリン!」と嵐が丘の脚本をさっと演じられている。
眼鏡っ子はかなりの女好き。
眼鏡っ子はお茶会に並んで降霊会なんて単語をさらっと出している。
3
・演劇部は本当に告白を邪魔していて笑える。
・本の背表紙に字が書かれていなかった。
・大学生はいいなづけという古い慣習に関わる人間の割に、女子高校生との合同コンパを計画していて性格が軽い。
・バスケ部の先輩は眼鏡っ子を猛烈な勢いで口説きにかかっている。
4
・朝二人から待ち合わせされるのは二股がばれたかの様。
・先生は演劇部に舐められ過ぎ。先生は自分の部の部員に成った主人公の顔も知らないのか。
・先輩が生徒と教師という立場を知った上で勇気を出して告白したのに「今のは聞かなかった事にする」と言う先生の振り方は酷い。
5
・この世界は軟派で浮気な性格の人間が話をややこしくしている。
・道端に同社制作の『ミルキィホームズ』の題名が書かれた看板が置いてあった。
眼鏡っ子が主人公の高校に行かない事を先輩も主人公も残念がっていたが、文芸部の眼鏡っ子は何をしに行っているのか。
6
ヒースクリフの劇でくるくる回る部分はOPの場面と似ている。
・いつも余裕の先輩が泣き出すのは唐突。
7
・今回作画が1割増で綺麗。
眼鏡っ子は溜まった疲れを解消する為に主人公を都合良く利用している。その上甘やかしてくれる、と文句の様な言葉迄呟いている。
・先輩はわざわざ家族を家に集めて本当に眼鏡っ子と引き会わせている。
・先輩は告白してから部屋に逃げる迄が早い。覚悟が足りない。
・長女は目付きが悪いが喋り方はおっとりしている。三女と母親の会話は下品。
・今回の眼鏡っ娘は、先輩の家族と会わされたと思ったら訳の分からないまま先輩から付き合えないと宣言されたりで大変。
・先輩は強引にキスして口説き落とした挙句、眼鏡っ子の関与しない理由で一人で思い悩んで付き合えないと宣言している。いとこと同じ位酷い。
8
・三女は眼鏡っ子を送ると名乗り出ているが、先輩をからかい過ぎた事が二人の仲の拗れた一因であるという自責の念からかの行動か。
・恋敵が家の中に居るという先輩は苦労人。
眼鏡っ娘は真面目系に見えるが頻繁に学校を休む。
・主人公は各人の折衝役として周りに振り回されている。
・「あしこけうだー」という主人公のセリフは何と言っているのか聞き取れない。
・主人公は眼鏡っ子が別れた事を京子に教える必要は無かったのではないか。
・京子は先輩が別れたと知って素早く先輩を口説きに移っている。
眼鏡っ子は先輩を忘れるのが早過ぎる。主人公に乗り替える気なのか。
9
・幾ら妹が心配だとはいえお兄さんは本当に何しに来たのか。妹の友達の別荘に付いて行くなんて相手方に迷惑ではないのか。
・いいなづけは京子との馴れ初め話を他の人から聞いて寂しそうな顔をしているが、この出来事は二人だけの秘密にしたかったのか。
10
・先輩は姉の結婚式にズボンで出るのか。先生に言われた通りスカートに着替えるのかと思ったらそんな事は無かった。
・夏休みはもう終わったのか。時間が経つのが早い。
・先輩姉妹の仲は良くて安心する。
・主人公の兄は呼ばれてもおらず軽装の癖に結婚式に参加しようとして図々しい。
・三女も先生に惚れていた、という設定は、以前三女に性癖をからかわれた時の先輩の態度からして作者の唐突な後付けに思える。
・主人公は何で先輩の姉の結婚式という大事な事を眼鏡っ子に伝えないのか。言い辛いにしても一生の禍根に成りかねない。
・先生同士の結婚式ではあるが生徒が妙に多い。式場は学校なのか。
・主人公と眼鏡っ子と先輩が観光を楽しもうとしている間に主人公の兄が割り込んでいる。場違い過ぎる。
・先輩は或る意味では失恋したから髪を切ったのか。
眼鏡っ子は岩屋に行くのにも一々主人公に気を使わせている。
眼鏡っ子はおじおじする性格だったのに、先輩に対してははっきり物を言う性格に成っている。
11
・もう冬服の季節なのか。
・拗れた物語を、話の核と成った登場者の留学という形でかなり強引に幕引きさせている。
・先輩はそんなにバスケットボールに入れあげていた描写は無いのに、演劇部で主演を張れる一方でバスケットボール部で全国大会準優勝できている。バスケットボール部所属という設定はここで復活させる必要は有ったのか。
眼鏡っ子のいとこは結局二度と出て来なかった。
・兄は妹達の催しを堂々と覗いている。
眼鏡っ子はまた堂々と主人公の家に泊まっている。
・主人公と眼鏡っ娘はキャンプの時に夜外に出て風邪をひいた事を反省せずまた夜中に出歩いている。
眼鏡っ娘は、自分の初恋は主人公だった、と結論付けているが、元恋人のいとこや先輩が居なくなる寂しさを紛らわす為に無意識の内にそんな思い込みをして自分を騙しているだけではないのか。