被災者

経験を積んでも成長せず同じ失敗を犯す事は大変空しい。今回の災害でも相当の経験が得られた筈だが、それはきちんと制度として形に残して欲しい。

東日本大震災:食物アレルギー対応に遅れ…66自治体調査 - 毎日jp(毎日新聞) http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110424k0000m040127000c.html
東日本大震災の被災地で、食物アレルギーに対応した食料の備蓄や受け入れ態勢が整備されていないため、子どもを含む患者らが命の危険にさらされるケースが相次いでいる。毎日新聞都道府県と政令市計66自治体に取材したところ、アレルギー対応食品の備蓄があるのは20自治体(30%)で、アレルギー用粉ミルクの備蓄は15自治体(23%)しかない。受け入れ態勢が整備済みなのは5自治体(8%)だった。阪神大震災新潟県中越沖地震でも問題化したが、教訓が生かされていない形だ。


被災者の希望物資は必要性の感じられないものが多い。酒、化粧品といった嗜好品は間違い無く不必要な筈だし、最新型の型番を指定したノートパソコン2台という希望は懸賞か何かに応募している積りで要求している気がする。

東北被災者がプロ乞食過ぎる!? 酒やタバコ、ノートPCに40型TVを支援物資として要求 働くモノニュース 人生VIP職人ブログwww http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-3902.html

被災地のクレクレがカオスな件wwwwwwwwwwwww 妹はVIPPER http://blog.livedoor.jp/vipsister23/archives/3296497.html


『被災地で犯罪が多発してもそれを報じない』という方針が日本には有るらしい。混乱防止の為の報道制限といい風評被害防止の為のいいかげんな安全宣言といい、どうも為政者側は今眼前に存在する被害そのものよりも事実の公開で新たに起こり得る二次被害の方に配慮している気がする。これでは報道機関や政府は信用ならない。

宮城県地震での家族の安否 ののねかりん■コミケ80発禁分・通販開始しました(18禁) http://karinnonone.blog61.fc2.com/blog-entry-400.html
また、今日の早朝 母から聞いて驚いたのが
ぶっちゃけ映像にも流れておらず、現地取材のアナウンサーも(多分)わざと口を閉ざしてますが
既に強盗や略奪等の犯罪があちこちで起きているそうです。
のどかな地域で、普段は犯罪という犯罪もほとんど無い地域なのに更に心配になりました。(;´Д`)

田辺聖子先生推薦の大震災ノンフィクション・泥棒甲子園-ジャーナリスト藤尾潔公式ホームページ http://blog.zaq.ne.jp/cinecolt/article/204/
地震直後から1〜2か月の間、神戸は泥棒人口密度がかつてなく高くなっていた。

田辺聖子先生推薦の大震災ノンフィクション・ウソ発表-ジャーナリスト藤尾潔公式ホームページ http://blog.zaq.ne.jp/cinecolt/article/206/
あれほど泥棒が増えたことを、市民がビジュアルに確認していたにもかかわらず、
「震災後1カ月は犯罪が減少」
 とした兵庫県警の発表は意味不明(その発表を聞いて「やっぱり日本人はレベルが高い」と感激していた東京人も)。


つぶやきかさこ ボランティアが被災者の自立を阻害する?!〜震災5ヵ月後のボランティアのあり方を問う http://kasakoblog.exblog.jp/15291070/

5月に久ノ浜を訪れた時のこと。
津波被害で町はほとんど消えた状況だが、
幸いにして床上浸水のみで家は残った酒屋さんは、
避難所暮らしをしてバラバラになった久ノ浜の人たちが、
集まってこれる場所になるよう、
店を開けて、地元の人のたまり場として開放し、
酒を売る代わりに衣類などの救援物資の配布をあわせて行っていた。

6月に訪れた時もそんな状況だったが、
8月に店を訪れると状況は大きく変わっていた。
支援物資はなくなり、大量の酒ケースが積まれていた。

商売が再開できるほど、久ノ浜に人が戻っているのか?
と思ったがそうではないらしい。

「もうここの人らは避難所から仮設住宅や借上住宅に移って、
新しい生活はじめるようになって、
市内の方が店もあるし便利だし、
前みたいにうちに来る人は減ってしまった。

この大量の酒ケースはここで売るためのものじゃなく、
市内に行って売るためのものですよ。
もうこの久ノ浜じゃ商売は無理かもしれない。
今はボランティアの人とかいるから、
ちょこちょこ物は買っていってくれるけど・・・」

まさにメールを送ってきてくれた「被災者」の人と、
状況は極めて似ている。
自分たちは津波被害にあっていなくても、
周囲が津波被害にあってしまえば、
もはや自分たちの生活は成り立たない。
しかし家は被害がないため、
避難所に行くことも、仮設に移ることもできないし、
義援金津波被害者のようにいっぱいもらえるわけではない。
こうした中途半端な立場に置かれた被災者が、
ボランティアの清掃活動を横目に、
今後の暮らしに希望を見出せず、苦悩しているのだ。

津波被害者だけが被災者ではない。
津波被害地区だけが被災地ではない。

そこを履き違えて、震災から5ヵ月が過ぎた今も、
被災地の“目に見える”支援ばかりしていると、
すぐそばにいる被災者の心の闇を見逃しかねなくなる。

今、「被災者」に「被災地」に必要な支援とは、
ボランティアとは何なのか。

極論すれば、被災地まで5000円のバス代かけて、
清掃活動するより、
東京にいて被災地原産の酒でも5000円分飲んだ方が、
はるかに被災者、被災地のためになる可能性もある。