電力不足に因る被害

原子力発電所を停めると電力が足りなくなる。電力が足りなくなれば人は死ぬ。原子力発電所停止派はこれを理解した上で停止を求めるべきだ。
熱中症患者数が昨年度の5倍に増えている事は東日本大震災に起因するもう一つの人的災害として計上されるべき。
放射能被害は目に見えない点が恐ろしさの一つだが、電力不足やそれに伴う景気後退という被害も目に見えない。経済被害は放射性被害よりも甚大なのに、ガイガーカウンターの様に数値として計測出来ない分軽んじられている気がする。

熱中症搬送は前年の5倍超 6月の1週間、消防庁速報値 - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011062801001094.html
熱中症搬送は前年の5倍超 6月の1週間、消防庁速報値
 熱中症のため6月20日から26日にかけて病院へ搬送された人は全国で2996人に上ったことが総務省消防庁の速報値で28日分かった。先週の猛暑が原因で、前年同期の5・3倍に当たり、わずか1週間で昨年6月の搬送者数(2276人)を上回った。搬送直後に死亡した人は7人だった。

 消防庁は、各都道府県に熱中症への住民の注意喚起を要請。「節電は大事だが、エアコンも使うなどして室温が28度を超えないよう心掛けてほしい」としている。昭和大の三宅康史准教授も「梅雨の合間は熱中症が増える。工事現場や学校の部活動などは責任者が早めに切り上げることなどが必要」と指摘。

2011/06/28 19:31 【共同通信


熱中症死、1か月で19人…搬送は8372人 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110705-OYT1T01056.htm
5月30日〜7月3日の熱中症による死者が19人に達し、昨年同時期(6月1日〜7月3日)の5人の約4倍となったことが5日、総務省消防庁の統計(速報値)でわかった。
 搬送されたのは8372人で、昨年同時期(2704人)の約3倍。梅雨のさなかに猛暑が続いているのが原因とみられ、総務省消防庁は「節電が呼びかけられているが、無理せず、エアコンや扇風機を上手に使って、熱中症を予防してほしい」としている。
(2011年7月5日22時18分 読売新聞)

節電で照明消え…パンク修理中はねられ3人死傷 電力 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110708-OYT1T00615.htm
節電で照明消え…パンク修理中はねられ3人死傷

 8日午前2時30分頃、東京都江戸川区西一之江の首都高速7号下り線で、乗用車から降りてパンクの修理をしていた千葉県市原市五井東、会社員佐藤富士夫さん(51)ら3人が後方から来たタクシーにはねられた。

 この事故で、佐藤さんは全身を強く打って死亡。40歳代と60歳代とみられる男性2人も重傷を負った。

 警視庁は、タクシーを運転していた板橋区常盤台、運転手梅坪利二三容疑者(61)を自動車運転過失傷害容疑などで現行犯逮捕。容疑を同過失致死傷に切り替えて調べている。現場は節電のため、照明灯が消されており、梅坪容疑者は「直前まで(3人が路上にいることに)気付かなかった」と供述しているという。

 同庁によると、梅坪容疑者は、2車線道路の左脇に停車していた乗用車に気付き、右側をすり抜けようとして、3人をはねたとみられるという。

(2011年7月8日15時06分 読売新聞)