感想 映画 外国映画 児童向け


点数:
粗筋:
分類:
総評:


夢のチョコレート工場(字幕版) 令和2年3月17日
点数:4/5
粗筋:チャーリーがウオンカのチョコレート工場を見学する
分類:チョコレート 母子家庭 ミュージカル 金持ち 貧乏 産業スパイ 跛 小人
総評::幻想的で面白い。登場人物の顔はみんな妙な味が有る。

・日本
ラフマニノフ
・不思議な世界観が面白い。
・唐突な落ち。結局子供達は行方不明な儘。
・祖父母は4人登場するが目立つ役は1人のみ。


チャーリーとチョコレート工場 (字幕版) 令和2年3月18日
点数:2/5
粗筋:チャーリーがウォンカのチョコレート工場を見学する
分類:チョコレート インド 空手 ミュージカル 貧乏 小人 家族 歯医者 ハローウィン
総評:大仰で冗長。登場人物は無理に個性を出そうとしているが、目立つ時間をウォンカに取られてあまり発揮できていない。工場内の描写は個性的で面白いが家族の大切さが強調されていて説教臭い。

・工場の完成を記念するウォンカは大きな鋏を持っていたが、これは本作の監督と本作の主演が過去に担当した『シザーハンズ』に合わせたのか。
・東京
・2300 「トンボでしょ」のやり取りの意味が分からない。「天狗」の間違いという冗談なのか。
・チャーリーは2枚目のチョコレートを買った際チョコレートを店に置き忘れている。
・「ガベージシュート」は「ダストシュート」と訳されている。
・『2001年宇宙の旅
・冒頭で、暑い国から来た従業員は寒さに弱いから工場内を暖かくしているという説明が有ったが、ウンパ・ルンパは雪山の様なチョコ・ファッジ山で働かされている。


■トム・ソーヤー&ハックルベリー・フィン 日本語吹き替え版 平成30年4月14日
点数:2/5
分類:学校 殺人 恋愛 孤児 兄弟 奴隷
粗筋:殺人を目撃したトマスとハックルベリーは冤罪人を救い殺人犯の金貨を横取りする
総評:大して盛り上がらない小さな事件の短編集。殺人犯に追われたり宝を手に入れたりしているのに殺人犯の事を通報したり宝を持ち帰る描写が無く行動が主体的でない為、興奮は小さく爽快感は無い。原作の丁寧な映像化ではあるが面白味は無い。

原作既読
・原作者が登場。
・眼鏡と三つ編みとリボンの女の子は可愛い。ベッキーは美人。
・ペンキを塗らせる展開は乱暴。全然ペンキ塗りが魅力的に見えない。
・死刑が早い。
・『巌窟王』『アラジンと魔法のランプ』
・やけに治安が悪いしトマスとハックルベリーはやけに事件と縁が有る。
・時間の経過が分かり難い。
・インジャンジョーの死因は窒息なのか餓えなのか。
・助けたマフポッターはどうしているのか。助けた後は出番が無い。


■リトル・ウィッチ ~空飛ぶ魔女と森の秘密~ 日本語吹き替え版
点数:2/5
分類:特撮 ミュージカル 魔法使い 魔女 学校 義足 自然破壊 女装
粗筋:卵から産まれたフクシャは魔女スクールに通い人間のトミーと友達に成り魔女の森を守る
総評:徹頭徹尾子供向け。小さい子供向けで物語は特に中身は無い。派手な映像と騒がしい音楽と魔法表現で子供を楽しませるだけの映画。

原作未読
・魔女は産まれた時から服を着て二足で歩き言葉を喋る。
・魔法使いは今は人間と別々に暮らしているという説明をしているが、歯磨き粉は現代の人間が使う物を使っているし、家には上水道も通っている。
・魔法使いは歌を歌う際だけ声が若返る。
・フクシャは「パパはいつも心配。お手伝いしてもあれ駄目これ駄目。結果が心配」と歌っていたが、産まれてから学校に通う迄の間に何度かお手伝いを試みたのか。
・掃除を魔法で片付けようとして失敗するという『ファンタジア』のパロディ。
・紫色の服の魔法少女が使った、人間を小さくする魔法は服には利かない。
・クワークは特に人間相手に何もしていない。
・クワークはキスで蛙に変えられた際右足が義足ではなく成っている。
・フクシャの卵がその儘食べられていたら話が終わっていた。


■劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし 日本語吹き替え版
点数:2/5
粗筋:動物園で宝探しをし5種類の動物を探す
分類:動物 擬人化 動物園 家族 アイスクリーム 見猿言わ猿聞か猿
総評:瞬きは有るが口パクは無い。絵本を1時間10分に間延びさせた様な話で中身は無い。子供向けという理由以上に物語の無さが原因で面白くない。ミッフィーが頻繁に第4の壁に向かって話しかけている。

原作一部既読
ミッフィーの父親と母親は顔が同じ。
・動物が犬を飼って動物園に来ている。
・「だけど犬は動物園に入っちゃいけないんだ」
・動物園の園長はあっさり規則を捻じ曲げている。園長と約束したのに犬のスナッフィーはあまりきちんと監視していないし、2度も放している。
・カンガルーが放し飼いにされている。
・いないいないばあが歌の都合からか訳されず「ピカブー」とされている。
・ヘルメットは耳の穴の位置毎に兎用と河馬用の2種類が有る。
・グランティーは幼いのに保護者に監視されておらず世話が子供に任されている。
・「素早い動物」が猿で「数字の4と関係有る動物」が4羽の鸚鵡で「大きな音を出す動物」が象で、虎は脚が4本だから数字の4と関係が有るという答えは納得行かない。
・蛸が青い。
・暗闇が怖いなら目を閉じれば良い、目を閉じて怖くないなら暗闇も怖くない、というミッフィーの理屈は頓智じみている。


パディントン 日本語字幕版 平成29年12月25日
点数:2/5
分類:熊 インクレディブル・マシーン 女装 博物館
粗筋:ペルーの熊がロンドンを訪ね家族に養われながら嘗ての冒険者を探す
総評:特に新しい点の無い子供向け映画。余所者が歓迎され事件が起きて別れるも仲直りする、というよく有る展開。家族全員が特技を発揮して目的を達成するという点はうまく描写できている。

原作未読
・頻繁に顔が何かに嵌っている。
・一つ一つ丁寧に伏線を回収している。
・珍しく鳩が悪役。
パディントンにはおじとおばがいるが両親は登場しない。

・ペルーに熊がいる。
・熊達は人間に付けられた名前を名乗っているが、人間に見付かる前は名前を持たなかったのか。
・熊は猿の様。
・ただの地震なのに山火事の様に森が壊滅している。
・老グマホームが在り文字の書かれた案内札も有るという事は他の熊も知性的なのか。
・みんな喋る熊に驚いていない。
・何故か養護院が怖い施設として描かれている。
・ブラウンは保険を追加する際理由を正直に伝えているが、危険要因を抱えてからの保険加入は断られるのではないか。
・ブラウンと奥さんは出会ったばかりでパディントンの身長を107センチ(3feet6inch)と細かく知っている。この長さは日本の鉄道の線路幅の狭軌と同じだが関係は有るのか。
・メカノ
パディントンは初めて見たコンピューターを使いこなしている。セロファンテープを何に使うのかは知っているがテープの切り方は知らない。
・動物園での労働が懲罰扱い。
・「なんとかわいい日本人」


かいじゅうたちのいるところ 日本語吹き替え版と字幕版 平成28年4月16日
点数:2/5
分類:夢落ち
粗筋:話の創作が好きな少年は家出し怪獣が住まう島で王を僭称するも正体がばれて家に帰る
総評:原作の絵的な部分は見事に再現できているがほのぼのさがかけらも無い。原作もかいじゅうがいるという世界観も楽しげなのに、必要性無く唐突に人間関係がこじれたり喧嘩したり嫌に成る展開が多い。絵本らしくなく効果音が騒がしい。言葉の言い回しは子供らしさを再現できている。

原作既読
・吹き替え版の「ねえお姉ちゃん凄いもの見たい?」が字幕版では「クレアすごいもの見たい?」に、吹き替え版の「今晩は」が字幕版では「こんにちは」に、吹き替え版の「さすが王様」が字幕版では「偉そうに」と、吹き替え版と字幕版で結構違う。
・山羊っぽい怪物も人間を食べようとしている。
・ジュディスが主人公に突っかかったり、キャロルが梟を嫌ったりKWと喧嘩する理由が分からない。
・「戦争をやろう」
・食事場面が無い。
・マックスは嘘をついて散々怪人をこき使っておきながら正体がばれた途端砦も仲間も放って一人だけ帰って、母親にも許されている。好き放題やっていてずるく思える。