魔法少女まどか☆マギカ

総評:よく有る設定に濃い設定と重い話を込めて作られている。話数が短く各登場者の掘り下げが足らない。主人公の願い事は、能力的に可能であるとしても魔法少女に成る事の対価のみを都合良く消している様でずるい。

・主人公は美術館の様なお洒落で広い家に住んでいる。台所は4人家族にしては皿とグラスの数が多い。
・みんな部屋に椅子が多い。
・先輩の部屋の机は三角定規の様。
・学校は大型ショッピングモールか美術館の様。学校は電子黒板を使っている。
・未来世界っぽいのにCDが売られている。
魔法少女にしか気付けない結界やきゅうべえも、候補者なら見られるのか。
・色んな所で人が少ない。教室は机の間隔が広い。
・結界内の幻想的なデザインは楽しい。謎の文字が使われているが、3話では「手術中」という日本語が、11話ではアラビア数字が使われている。

・闘い方はゲームっぽい。
・背景音楽は格好良いが種類が少ない。
・毎回気に成る所で話が終わる。
・きゅうべえの正体が明らかに成る8話が一番面白い。
・細かな動作がよく動く。
・無意味に仰け反って見得を切る姿勢が多い。
・OPで赤髪が食べようとしている物は何なのか。
・全人類から感情を無くすという願いは叶えられるのか。
・作画は頻繁に崩れる。特に引きで描いた顔は崩れが顕著。
・頬の赤みを意味する斜線は頬をはみ出している。

・みんな仕草が一々格好付け。
・きゅうべえは『デジモンアドベンチャー』のパグモンっぽい。
・きゅうべえの顔と耳輪の太さが場面毎に変わる。
・きゅうべえは面白い位勧誘がしつこい。巻き舌。感情が無いという設定だが感情を備えている様な振る舞いが端々で覧られる。
・主人公の母親は口汚くてむかつく。
・黒髪は体育の時も魔法少女の時も髪を縛っていない。
・黒髪はもっとはっきりと主人公に、魔法少女に成ってはいけない、と言うべき。これ迄繰り返してきた世界ではっきり言っても効果が無かったのかも知れないが、どうとでも受け取れる言葉に効果が有るとは思えない。
・黒髪の武装魔法少女という設定は新しい。
・みんなスカートが短い。
魔法少女は中学生の癖に指輪をしてマニキュアをつけている。校則に抵触しないのか。
・主人公以外の魔法少女は家族が登場しない。先輩と黒髪の家の表札には子供の名前しか書いていない。
・主人公は最終話で漸く変身した。黒髪の方が主人公の様。

・きゅうべえは魔法少女が魔女化する際のエントロピーを目的としているが、平行世界の主人公の様に魔女化直前で自殺された場合、回収はできず願い事の叶え損なのか。魔女化しない世界では魔法少女が魔獣と戦う事でエントロピーを得ているのか。
・黒髪は、過去の主人公の「きゅうべえと自分の契約を止めて」という願いを叶えてあげらないばかりか、存在を無にするという死ぬより酷い自己犠牲迄遂げさせてしまっている。こんな事態を容認する位なら、主人公を契約前に殺した方が、契約と最悪の魔女が生まれる事の2つを防げ且つ存在が無に成らない分ましな選択ではないか。主人公自身の選択であるとはいえそれを受け入れてしまうのは釈然としない。
・黒髪はワルプルギスの夜を倒したら街を出て行くと赤髪に話していたが、ワルプルギスの夜が終わったらきゅうべえは主人公の勧誘を止めるのか。
・黒髪が主人公を魔法少女にさせない方法としては、主人公を殺すか主人公の第二次性徴が終わるのを待ちながら一生懸命戦い続けるかしかない。
・・黒髪はきゅうべえが去る事で主人公の第二次性徴の終わりを知る事ができる言える。
・・主人公より先に黒髪の第二次性徴が終わったらきゅうべえや結界も見えず魔法少女にも成れなくなってしまうのだろうか。その場合主人公を守る手立てが無い気がする。
・・魔法少女のまま第二次性徴が終わったら、普通の人間に戻れるのか。魔法少女候補者のまま第二次性徴を終えたら勧誘は終わるのだろうか。
・きゅうべえは有史以前より地球に存在し第二次性徴中の少女の前に現れるという事だが、つまり主人公は黒髪が転校して来た日に第二次性徴を迎えたという事なのか。
・さやかや主人公の様に魔法少女と魔女の戦いを目撃しつつも、魔法少女に成らなかった人間は居るのだろうか。居るとしたら魔法少女がもっと世の中に知られているのではないか。

平成23年6月
1
主人公は転校生に襲われていた動物を助け異世界に迷い込む
・黒髪の子は吹き飛ばされたのに怪我一つしていない。
・音楽が不穏。
・黒髪の子は突然電波な事を主人公に述べている。
・ホワイトボードに書く字が小さい。
・まどかとさやかはファストフード店の料理を殆ど残して席を立っている。
・兎に異世界に導かれるという導入は『不思議の国のアリス』の様。
・話し合いもせずいきなり消火器を噴射する緑髪は乱暴。
・金髪は中学生の癖にハイヒールなんか履いている。踵の高さが場面毎に変わってる。
・作画は第一話の序盤の時点で怪しい。全体的に綺麗だが横向きの顔が変に歪んでいる。
2
先輩は魔女退治の様子を後輩2人に見せる
・先輩は広い家に住んでいる。
・先輩は後輩に対し死と隣り合わせの立場に成るか考えないかと酷い誘いをしている。
・2人は先輩からの突然のとんでもない話をすんなり信じている。
・お嬢様の子はセリフが説明的で可愛い子ぶっている。
・さやかは黒髪が主人公を警戒しているのではないかと推理を働かせていたが、魔法少女には誰が魔法少女候補なのか察知できるという事なのか。
・屋上にはまどかとさやか以外に人が居ない。
マスケット銃は使い捨て。
マスケット銃の大きさが安定しない。
・でかい銃は火力がしょぼい。
・先輩は魔女を倒した直後突然お茶を口にし始めている。格好付けとしても不自然さが強い。お茶はエネルギー補給の意味でも有るのか。
・自殺未遂の大人の女は女子中学生に甘えている。
3
主人公が魔法少女に成ると告白した直後先輩が魔女にやられる
・先輩は変身を解いても高所から平気で飛び降りられている。
・先輩と黒髪は深夜に制服で出歩いている。
・夕方の帰り際まどかの肩に乗っているきゅうべえが小さく成った。
・まどかは先輩を連れて来た後は危険な空間に付いて来る必要は無いのではないか。
・魔女空間を進む先輩の左手がスカートにぶつかった際スカートを透けている。
・先輩に主人公が告白した。
・一本足の円形の机が大量並んだ異世界という光景は『デジモンテイマーズ』28話と同じ。
・海苔巻きの様な魔女は可愛い。
・EDが流れる。
4
さやかはきょうすけの怪我を治して魔法少女に成る
・黒髪は先輩の家族関係を知っている。
・夕日の影が妙に大きい。大きさが次の場面で終わっている。
・黒髪は話をした時に主人公に携帯電話の番号を教えておくべきではないか。
エンドカードの絵は首と頭部の位置がおかしい。
5
新しい魔法少女に襲われたさやかを黒髪が助ける
・きょうすけの怪我はどうせなら全身治せば良かったのではないか。
・きょうすけは突然大勢の前でバイオリンを弾かされているが、完治していたとしても長い間弾いていなかったらうまく弾けないのではないか。
鯛焼きを齧る音が乾燥した物を齧る音だった。
・顔の作画が崩れた。
・赤髪の子は意外に背がでかい。この子だけ声が中学生らしくない。
・結界の外でも魔法少女で居られている。
・さやかは魔法少女に成ったばかりなのに初めて会った魔法少女と平気で闘えている。
・変な場面で突然終わる。
6
赤髪に闘いを挑まれたさやかのソウルジェムを主人公が捨てる
・また顔の作画が崩れた。
・Pockyに因んだRocky。
・主人公はすぐに泣いて頼りない。
・夜中に主人公と母親が飲む飲み物の残量と瓶の大きさがころころ変わる。ギャグの様。
・赤髪の子は喋り方が子供らしくなく安っぽい悪役の様。
・えっさ、ほいさ
・きゅうべえはどの人間も魂の在処に拘ると知っているのなら、初めに言っておくべきではないか。
エンドカードウエダハジメ
7
さやかに対し、赤髪は過去を告白しお嬢様はきょうすけが好きだと宣言する
・さやかは先輩の様に死ぬ事を覚悟した上で、本来有り得ない願いを叶えて貰ったにしては、ソウルジェムに魂が移動した程度の事で腹を立てている。黒髪の言い分が正しい。
・きゅうべえは知らなくても不都合は無いと述べていたが、第3話の先輩の場合はソウルジェムが魂の在処であると知っていたらもっと闘いを有利に運べたのではないか。
・赤髪はさやかを持ち上げているが魔法少女の力が働いているのか。
・さやかの肩幅が狭く成った。
・家族揃って信者を勧誘する赤髪の父親はものみの塔の様。
・自殺 佐倉杏子の父 信者が自分の教義に興味が無いと気付いたから
・さやかは何故赤髪の林檎が盗品だと気付いたのか。
・きゅうべえの歩く視点だとみんなのスカートの中が見えそう。
8
さやかは放浪後倒れきゅうべえの正体が明らかにされる
・毎度毎度主人公は何しに結界内について来ているのか。
・さやかはやつ当たり。
・バス停の幅が場面毎に変わる。
・黒髪は変な家に住んでいる。
・黒髪は口下手なせいでさやかを救えなかった。
・きゅうべえは撃たれて穴が空いても長椅子には傷一つ無い。
・きゅうべえは『アンパンマン』のアンパンマンの様に個体の交代が可能なのか。
・さやかは「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずには居られない。私達魔法少女ってそういう仕組だったんだね」と魔法少女全体について語っているが、この言葉は少なくとも先輩には該当しない。あくまで自分と赤髪にのみ当て嵌まる話を魔法少女全体に拡大している。
・今回は面白い。
9
さやかを復活させようとした赤髪はさやかの魔女と自滅する
・「勿論違うわ。あなたもね」
・主人公の部屋は椅子が多い。
・突然の空想科学展開。
10
黒髪の過去世
・気弱な黒髪は可愛い。
・黒髪の円盤は時間操作と無限収納の2つの能力を有しているが、強力な能力を2つも持っているのはずるくないか。
・黒髪は目覚める度に顔がきつく成っている。
・きゅうべえは地球が滅びる事を気に留めていないが、宇宙の燃料源をここで使い切ってしまう事は勿体無くないか。ノルマさえ達成すればそれで良いのか。
11
さやかの葬式の後黒髪はワルプルギスの夜に立ち向かう
古代エジプトの服を着て右腕が蛇に噛まれた痕の有る女の子は、左乳房を毒蛇に噛ませて自殺したクレオパトラなのか。
・きゅうべえは有史以前からこつこつエントロピーを稼いできたのなら、人類が数を減らさない様に守っても良いのではないか。
・先生と主人公の母親は同い年らしい。
・弱音を吐く黒髪は可愛い。
・街が嵐の中、魔女の結界は対照的に楽しげ。
・何度も世界をやり直したのなら、黒髪も主人公と同様その分魔力が高まっているのか。
・階段で主人公の肩を押す母親は危ない。
12
過去の魔法少女全員を救う願いを叶えた主人公の存在が無かった事に成る
・主人公は結局魔法少女に成ってしまった。
・主人公はこれ迄みんなの後をついていくだけの受動的な性格だったのに、ここに来て唐突にとんでもない覚悟で大層な願いを叶えている。強い覚悟を持っている性格であるという設定は先にちゃんと披露しておいて欲しい。人が変わったかの様にあまりに唐突。
・重い話なのに歴代の魔法少女はみんな可愛らしい格好でちぐはぐ。
・逆さまの主人公のシルエットは植物の様。
・宇宙空間の二人の足は長い。全裸に成っても何故かリボンとカチューシャは残っている。
・「円環の理」という単語は、まどかという名前に引っ掛けているのか。

平成25年11月19日
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語」
・約4.8時間のテレビ版を約4時間の劇場版として作り直す事に意味は有るのか。
・劇場版なのに背景群衆は全然動いていない。
・きゅうべえが魔法少女以外には見えないという説明が無い。

・主人公の家の洗面台は鏡が1面にしか無い様に見えて二重に写っている。
・やはり主人公の母親が化粧後に振り返る際顔が歪んでいる。
・やはり金髪のハイヒールの高さが変化している。
・きゅうべえの口の位置が安定していない。
・黒髪がより怖く威圧的に成っている。
・結界が解けた後の主人公の影はやけに小さい。
・金髪の家の机は三角定規の様。
・金髪は変身を解いたら胸が小さく成っている。
・金髪は命がけの戦いを「体験コース」と軽く言っている。また主人公等を勝手に「未来の後輩」扱いしている。
・金髪は黒髪に対してかなり好戦的。
・主人公の「誰にも気付かれないなんて可哀想」というセリフは黒髪の事としても受け止められる。
・病院は160階以上有る。
魔法少女のさやかは体と同時に服迄修復されている。
・正体を明かしたほむらに対し、きゅうべえは自分が企みを持っていると認めてしまっている。
・きゅうべえの正体がばれる一番盛り上がる所で終わり。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語」
・赤髪が主人公を誘った場面で人魚とユニコーンの飾りを写しているのはさやかと赤髪を暗喩しているのか。
・ドラム缶を叩いた後座って休む黒髪は尻の下にハンカチを敷いていた。
・黒髪はさやかの死体の取り扱いについて忠告していたが、赤髪が死んだ事で一時的に保管していたホテルでの発見というややこしい事態に成ってしまった。
・きゅうべえが人類に文明を授けたと語った後の先生と母親が居る酒場の飾りはミケランジェロの『アダムの創造』だが、これはインキュベーターが類人猿を霊長類に導いたという歴史の暗喩か。
・黒髪はワルプルギスの夜よりも街を破壊している。
・倒れている黒髪や宇宙空間の主人公と黒髪は頭身が高い。
・高層ビルから飛び降りる黒髪のスカートは捲れていない。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語 平成29年4月17日
町外の魔女の結界に気付いた転校生ほむらは悪魔化し新しい世界で転校生まどかを騙す
・みんな足が長くスカートが短い。
・先生はまだ四捨五入して40歳に成らない年齢らしい。
・この世界の上条には怪我の経験は有るのか。
・ひとみはどうでも良い事で魔女化している。さやかは特に驚きも心配もせず冗談を言っている。
・踊りながら変身するという魔法少女っぽい演出。
・敵をケーキにして退治するという魔法を使っている。
・マミの部屋の壁はボタン一つで開く。
・ほむらの悪そうな顔、機関銃に対するマスケット銃の連射は格好良い。
・『リベリオン』のガン=カタ
・ほむらの自殺、マミの偽物、さやかの手助け、ベベの正体、ほむらの正体、ほむらがまどかを騙し討する等驚きの展開が連続する。
・さやかが賢くて違和感が有る。ほむらは無駄に気苦労の多い役で、途中迄本体が覚醒していなかった癖に強過ぎる。杏子とマミは蚊帳の外。まどかは円環の理という物凄い立場の筈なのに今作では他の人間に引きずられているだけ。
・どこまでが映像表現でどこからが現実なのか分かり難い。これは製作者の意図した見せ方なのか。
・魔女がいない世界なのにソウルジェムは有るという推理は成り立つのか。
・説明は丁寧でない為いまいち分からない。円環の理と化したまどかをキュウべぇの手からほむらが守ろうとした事は分かったが、この世界のキュウべぇ魔法少女が魔女に変わっていた世界線の記憶が有るのか。魔獣とやらはどういう能力で倒し何の力で魔法少女に変身するのか。
・何故まどかへの説明役としてベベが選ばれたのか。映画版だからとりあえず新キャラクターを出しておこうという製作者側の理屈で作られただけらしく、別にいなくても話は成り立つ。
・「違和感すら感じなく成るわ」
作画監督20人。
・テレビ版の登場者を救済する話。訳の分からない儘終わる。