革命機ヴァルヴレイヴ

総評:尻すぼみ。凄い物を作ろうとはしているが風呂敷の畳み方が乱暴。部分的には楽しめたが最終話の酷さで全て台無し。ショーコと主人公が誤解し合ったままという点は納得いかない。知的なエルエルフ、他人に乗り移る、記憶を動力源にするという設定は良かった。

・作画は高品質で安定している。
・OPの女の子は『劇場版機動戦艦ナデシコ』のホシノ・ルリに似ている。
・プール下に秘密兵器が隠されている設定は『サンダーバード』の様。
・賢くて性格の悪い巨大な野望を持った男子高校生、前髪を切り揃えたジト目の小柄な女の子、他人を思い通りにする特殊能力、特殊能力の発現描写、現代社会と繋がりを持つ国際政治描写、国家としての独立、舞台の学園が敵軍に占領される、2期構成等は制作会社と脚本家が同じ『コードギアス 反逆のルルーシュ』そのまま。
・キルシュバオムコンセプトがフンボルトでプロップデザインが射尾卓弥モデリングはアトリエ彩。
・ロボットデザインはごちゃごちゃしていて疲れる。
・いかにもサンライズのロボットアニメっぽい。
・巨乳や裸の場面が多いが、美形やホモ臭さも目立つ。
・展開は理解不能でついていけない部分が毎回数箇所有る。
・今のはやりであるスマートフォンタブレットコンピューター、ツイッター、動画投稿サイトを取り入れた辺りは安っぽい。携帯電話も写真機も今と形が変わらない。
・ジオールは日本、アルスはアメリカ、ドルシアはドイツという設定作りがまず有りきたり。
・ドルシアは軍服が典礼服の様。
・ヴァルブレイブの倉庫ではみんな宙に浮かぶが、他の校舎では重力が働いている。重力の有無がどういう基準なのかよく分からない。宙を舞う女の子はスカートの中が見られてしまわないのか。
・腹切りブレードという名称はギャグの様。
・危機を新号機がささっと解決する展開が連続する。
・後から新設定が披露されるので展開の先が読めない。

・敵軍は格好良くて個性が強い割に、襲いかかっては撤退する、というアンパンマンバイキンマンの様な定形を繰り返している。カイン大佐は偉そうな癖に学生の集まりにやられ続けても平然としている。部下はなんでこんな無能を支持するのか。
・アキラ役の人は引き篭もりやハッカーの演技が巧い。
・時縞ハルトは身長が173cmも有る様には見えない。
・エルエルフは名前が面白い。ほぼ同時期に始まった『翠星のガルガンティア』のレド少尉と、銀髪、紫目、有能な軍人、堅物、家族が居ない、宇宙が舞台、ロボットに乗る、昔の上司と手違いから闘う、ほぼ主人公、相棒と行動する、という設定が似ている。

1 平成25年4月19日
・ヒロインは変なシャツを着る女の子。
ドラえもん鉄人兵団のゲストマスコットキャラクターのひよこと、ミッキーのキーホルダーが有った。
・テロリスト達は生徒の前で妙な会話をしてみせて思いっ切り無駄に目立っている。
・白髪の男子は冷酷で知的に見えたが、自分から喧嘩を売ったり大事なものをベーコンエッグに例えたり性格が安定していない。
・主人公は刃物を隠し持っていた乱暴な生徒を見付けても通報しないのか。
・先生や敵兵に巨乳が多い。
・告白しかけた所で事件が起きるという在り来りな展開。
・ロボットが両肩に盾を備えているのは作画を楽にする為なのか。
・夜中なのに生徒が多い。
・友達等はヒロインが死んだと決め付けるのが早過ぎる。
・なんで主人公はいきなりロボットに乗るのか。不慣れな様子も無いが以前に乗った経験が有るのか。

2 平成25年4月22日
・じゃんけんに連敗する事で体の入れ替わった事を信じて貰えている。本人確認が間抜けという有りがちな展開。
・軍人がみんな20代。
・ヘリコプターを操縦できたり飛び降りたりみんな普通の高校生ではない。
・主人公は復讐の為に敵軍人とはいえ人を簡単に射殺している。
・人格の入れ替えが簡単。
・戦闘中で武器を向けられているのに携帯電話で会話する主人公は呑気。
・主人公は素人のくせにロボットの操縦が上手い。
・ギャグアニメらしい点が強い。
・主人公達は特別な兵器に乗って敵を攻撃して帰って来たのに敵兵からも味方の兵からも出迎えがない。

3 平成25年5月1日
・ハルトはたまに吸血鬼に成るという事なのか。
ニューギニア条約という単語は『機動戦士ガンダム』の南極条約っぽい。
・エルエルフはあんまりにあっさり脱出と攻撃ができ過ぎている。爆薬をどう手に入れたのか。味方側も中立国で平和呆けしていたという事なのか。無能過ぎる。
・EDはギャグに見える。

4 平成25年5月8日
・何故引き篭もりは学校に住んでいるのか。
・政治家がいかにも小物。
・ヒロインが脱ぐ事がどうして潔白の証明に成るのか意味が全然分からない。
・校歌を歌うという展開についていけない。
・ハルトの、ヴァルブレイヴは僕のものというセリフは言い過ぎではないか。偶々乗っただけの機体なのに。
・ヴァルブレイヴが他の二国に対して人質になるという話が判らない。ドルシアはヴァルブレイヴの様なジオールの有する兵器がジオールの友好国であるアルスに取られる事位想定済みではないのか。そもそも自国の学生の判断にジオール政府が従う訳は無いのではないか。ドルシアがジオールの国民を人質にヴァルブレイブを要求したらどうするのか。
・ヒロインは何故自分の提案に自信満々なのか。
・突然明かされたヒロインが総理大臣の娘という設定は意味が有るのか。
・生徒達は国家間に翻弄されている自分達の命運を同級生の多数決であっさり決めている。
・展開が乱暴でごり押し。ついていけない。

5 平成25年5月15日
・作画は綺麗で背景はかなり細かい
・大人がいないからといって無軌道にはしゃぐ生徒達は頭おかしい。水、空気、お金も限りが有って、軍人は学生一人しか居らず、家族は占領下に住み、戦時下に国からの助けが当てにならないのに不安に成らないのか。
・生徒達は独立をあっさり認めてあっさり否定している。
・いきなり噛み付く長髪女はどうかしている。
・ヒロインは何で緊迫した状況で歌うのか。何故こんな頭がおかしい人間にみんなついてきたのか。
・アイドルが歌を歌う意味が分からない。
・遺影を持った生徒が居たが死体は埋めたのか。
・寄付金を得たとしてどう使うのか。行商宇宙船なんかが有るのか。
・キスが唐突。
・展開が突飛過ぎてついていけない。観る度について行けなくなる。

6 平成25年5月23日
パイロットになって自己紹介をする迄の展開が早い。
・教育実習生と理科の先生以外大人は居ないのか。
・ルキノは計画性と行動力が有り過ぎる。セリフが中二病っぽい。ヒロインの応援で持ち直すルキノは単純にも程が有る。
・ルキノは何故操縦方法を知っているのか。
・アルス上院議員があっさり死んだ。
・突っ込み所が連続する。
・機体の操縦方法も分からない女子高生が、初陣に出てツイッターを見ながら戦闘をして、本職の軍人を葬っている。
・金髪の縦ロールは只のアホの子。
・片目を怪我した敵はロボットにも眼帯をさせている。
・頭のおかしい生徒ばかり。
・エルエルフは出番無し。

7 平成25年5月30日
・序盤の戦闘は何なのか。
・あっさり多数決で否定される生徒会長は信頼されていないのか。
・「お兄ちゃんバグった」という妹のセリフは可愛い。
眼鏡っ娘は少し電波。何の意味も無く死んだ。
・わざわざ指示書を用意して貼り付けておくエルエルフは気が回る。
ハーノインという人名と特徴を書いていたが、ハーノインが誰なのか伝わらないのではないか。
・やり取りが非常にホモ臭い。
・EDが変わった。

8 平成25年6月4日
・死んだ眼鏡っ娘の死体は埋葬したのか。
パイロットスーツは用意されていたのか。
・15時32分にエルエルフは後6時間で国が滅びると予測した。しかし襲撃を受けたのは11時か23時過ぎ。
・コーヒーの例えやブイサインは状況からずれていておかしい。
・姫は自分の髪とエルエルフの命が等価だと思っているのか。

9 平成25年6月12日
・突然主人公の吸血情動設定が復活した。
・先生は包帯を服の上から巻いていたが意味は有るのか。
・学生に扱える防衛システムが有るのか。
・戦闘中なのに呑気に配給を食べていて緊張感が無い。
・ひげの敵がいかにも雑魚キャラ。
・2人とも初めて乗るロボットをあっさり操縦できている。

10 平成25年6月18日
・また全体的に意味の分からない展開に成っている。
・理科の先生は何故かすっかりエルエルフと馴染んでいる。
・ヒロインのずかずか入ってくる性格はよくある設定だがうざったい。
・突然選挙が始まった。なんなのかこの展開は。
・エルエルフは優秀な兵士だった筈なのにすっかり地味な事務作業が馴染んでいる。
・敵兵の美形達はどういう基準で選ばれているのか。いい加減な人間ばかりに見える。
・主人公がヒロインのお父さんを助けに行くという決意が、どうしてヒロインが生徒会選挙へ出馬する動機に成るのか判らない。
・ヒロインの出馬は突然で人気が出る筈無い所を背景音楽で誤魔化している。
・性描写が目立ってはいたが、まさか強姦展開とは思わなかった。

11 平成25年6月25日
・学生が大臣を担当するという酷い展開。宴会でもしている様で戦時とは思えない。
・あきらは本格的な引き篭もりとして描かれている。
・ショーコが酷い目に遭う回。

12 平成25年7月2日
・ドリルでの基地侵入は『新世紀エヴァンゲリオン』の使徒侵入っぽい。
・アイロンで温められてやられるロボットとは格好悪い。
・アキラの引き篭もりの演技がとても巧い。
・アキラは中学校で酷く苛められたらしいが、過保護な兄はどうしていたのか。同じ学校には通っていなかったとしても家庭で話を聞けば過保護っぷりを発揮しそうな気がするが、同じ家に住んでいなかったのか。それとも苛めに気付く迄は過保護では無かったのか。
・スーパーに行く、という約束でロボットに乗り込むとは予想していなかった。
・盛り上がった所で第一期終了。

13 平成25年10月19日
月に逃げた主人公等は動力源不足をエルエルフで補い地球を目指す
・人間への干渉という話が出て来たが、敵は宇宙人なのか。
・アキラはあっさりヴァルブレイブを操縦できている。
・腕をその場で付け足す戦い方は格好良い。
・敵主将のロボットのAIは女の子の様に見えたが男。
・時間があっさり流れて非戦闘時の様子は解説で片付けられる。
・ロボットに広告を乗せるという話は『マジェスティックプリンセス』の様。
・突然エネルギーの話が出て来る。
レッドブルのパロディ。
・主人公がエルエルフに告白した。
・何故主人公機への充填で他機も充填されるのか。
・ルーンの充填が必須という事が分かれば、生徒会長はアキラに自分を捧げる展開に成りそう。

14 平成25年10月23日
地球降下中襲撃を受けアキラが落ちかけるが兄は償いの為助ける
・金髪と山田、アキラとおかっぱ等漸く人間関係が生まれ始めた。
・アキラとおかっぱの子は性格が似ている。
・兄の特殊能力が都合良く設定される。
・兄妹の確執は単純だが感動的。

15 平成25年10月29日
みんなは敵艦を狙いサキとアキラは敵の体に乗り移る
・顔が少し崩れた。作画監督鈴木卓也総作画監督は鈴木竜也の兄弟。
・子供のドルシア軍はみんな顔が変わっていない。
・傷が治る事位喋っても良いのではないか。
・ハルトは作戦を忘れてマリエとのお喋りに夢中に成ってしまっている。
・お喋りをしていた位でマリエを撃つエルエルフは短絡的。ハルトが反発する事を考えられていない。

16 平成25年11月7日
ヴァルヴレイヴのテストパイロットであったマリエは記憶を消費し戦う
・仲間の為に自分の記憶を犠牲にするという良い話。歌詞は予めここまで考えられていたのか。
・今回のハルトはエルエルフの側でおたおたするだけ。そもそもハルトが予定通りヴァルヴレイヴで出撃していればこんな問題は起きなかった。
・エルエルフは貴重な搭乗者であるサキを回収していない。
・何故マリエ以外の搭乗者は記憶を失わないのか。

17 平成25年11月12日
ハルト等が王党派と連携する時ハーノインは隊長に狙われる
・情報を消費するのに何故赤血球も減るのか。
・ハルトの寝室はドアが無い。
・ルーン採取工場は『MATRIX』の人間電池の様。
・ハルトは潜水艦から1号機に戻る迄が早い。

18 平成25年11月20日
エルエルフは姫と再会し主人公は父親から改造人間であると告げられる
・敵の美少年はたった3人に成り内1人は別行動と寂しい有り様に成ってしまった。
・エルエルフが初めて計画性を捨てて感情の赴くままに動いた。
・父親がロボットの発明家という展開。性格付けが極端過ぎる。
・第二霊長類
・作画が落ちた。

19 平成25年11月30日
宇宙人だったリーゼロッテは記憶を消費しロケットを直して死ぬ
・EDが変わった。
・エルエルフは何故クーフィアと銃ではなくナイフで戦うのか。
・地球外生命体設定が出て来た。
・リーゼロッテは罰として囚われていた割に服装が豪華。
・一般家庭の工具で博物館のロケットを動かせてしまっている。
・一旦人間に乗り移ったリーゼロッテの意識を別の動物に移す事はできないのか。
・サキはみんなから捨てられている。
・ハラキリブレードの研ぎ方がリストカット
・エルエルフは10年かけて骨折り損。エルエルフが来なければリーゼロッテはもっと長生きさせられたのではないか。

20 平成25年12月4日
国に戻り国際会議を開いている最中ドルシアがサキの正体をばらす
・2機居ればどっちか当たるという作戦や、エネルギー切れを起こす攻撃は大変稚拙。これはエルエルフが指揮を取っていない事の重大さを表しているのか。
・ショーコが久し振りに登場。
・補給物資が増えたという事だが、要らない古着なんかも送られて来そうである。
・未来世界なのにテレビカメラがでかい。
・モジュール77の生徒達はみんなサキが居ない事を気に留めていない。

21 平成25年12月10日
みんな戸惑う中ドルシアとアルスの連合軍が襲いかかり先輩が戦死する
・顔の作画と肌の色がおかしい。
・ただ動画を観ただけなのに、あっという間に他国民を危険生物扱いして殺し始めている。
・対立していた大国同士が連合を組む迄が早い。
・ジオールのみんなもあっさり地球に行った仲間を疑って裏切っている。
・急展開。

22 平成25年12月16日
ハーノインはサキを逃し眼鏡に処刑されサキは二人を助ける
・エルエルフは主人公が傷付かない様ショーコの父親を殺した事を隠していて優しい。
・主人公が自分の為に人間を止めたと知った位で泣くショーコは思考が軽い。
・みんな互いに情報の共有が足りていないから軋轢が生まれている。
・もこもこの宇宙服で喧嘩をする主人公とエルエルフは可愛い。
・エルエルフが珍しく感情的。
・主人公は宇宙空間で死んでも生き返るのだろうか。
・救難信号を見付けるのが早い。

23 平成25年12月24日
エルエルフは仲間を取り戻し山田は死にマギウスが暴かれる
・ルキノはもうルーンで記憶が消えるのかと訊いていたが、記憶が消えた自覚は持てるのか。
・Bochy
・AIの兄は重要人物っぽいのにここまで出番が少ない。
・ショーコ以外の仲間の方は主人公等をあっさり受け入れている。
・ショーコが酷い人間に成っている。アキラが可哀想。
・ルキノが頼もしい。
・記憶の中の幼い主人公とショーコは可愛い。
・クーフィアにも出番が有った。

24 平成26年1月4日
クーフィアと眼鏡とカインと主人公が死に王党派が国を奪う
・映像が捏造だと発表されただけで視聴者はあっさり信じている。考えの軽い国民ばかりなのか。
・敵の隊長機が唐突に出て来たがあっさりやられた。カインは偉そうな割に弱い。
・主人公がエルエルフの体で二人共闘するという展開は燃える。
・みんなが必死で闘う中、サキだけは呑気に恋愛の事を考えている。
・「正義の味方なのだ」というセリフは子供っぽい。
・人間を襲うマギウスが人間に襲われる事を指して、人間が先に攻撃してきた、とする主張はおかしい。
・マギウスは何千年も地球に住み着いて人類に迷惑をかけた挙句、争いを止めるには別々に暮らす事、という今更な結論に至っている。
・評議会は世界を裏から操っている筈なのにツイッターやクーデター程度で慌てている。一応無敵の吸血鬼らしいのにしている仕事はツイッターの監視。
・主人公が記憶を失った悲劇は勿体無い事に殆ど描かれなかった。
・エルエルフが感情を露わにしたが、どうも安っぽく感じる。
・ショーコはまるで総理大臣としての役目を果たしていない。決断を下せず想い人を悲しませたままで失っている。
・たった数年で銅像が建てられるものなのか。
・駆け足で主要人物を殺して済ませる酷い終わり方。未来からの回想という演出が機能していない。
・数千年歴史の裏に居た存在が高校生の活躍であっさり全滅させられるのは理解できない。
・ちびエルエルフは誰なのか。OSの兄と妹はどうなったのか。