点数:3/5
粗筋:火星の姫が火星人に暗殺された事を契機に地球と火星で戦争が始まる。
総評:他に類を見ない頭脳戦は観る価値が有ると言えるがそれ以外はおざなりにされた勿体無い構成。恋愛描写は軽く描くに留められていて誰も決着は無く、2人の男の間で揺れ動いていた姫は突然現れた男と政略結婚している。登場者の内活躍するのは極少数な上、個人としての魅力は掘り下げられておらず常に戦争ばかりが描かれる。
物語は主人公とスレインの有能さや姫の芯の強さに頼って進んでいる。何故高校生にも関わらずこんなに有能なのか芯がそこ迄強いのかを説明して欲しい。
戦争が突発的に始まったとはいえ姫の放送一つで簡単に終結し、多大な被害を齎した地球ともすんなり和平できているのは納得行かない。戦闘はじっくり描いているが戦争という行為を軽んじている気がする。
バース帝国は結局、貴族が傲慢だったりスレイン程度が成り上がれたりと国家運営ができるのが不思議な位の未熟な組織として描かれ切った。
・キャラクターデザイナーが女なので男が同性愛者っぽく見える。
・一部の副題は有名空想科学小説から取られている。
・予告編無し。
・背景音楽は『キルラキル』の様。
・戦い方は頭を使っていて楽しい。ゲームっぽい。
・火星側は戦争に慣れていないのではないか。貴族が平気で戦線に出て来る。
・銀髪は『革命機ヴァルヴレイヴ』のエルエルフの様。
・特に敵がそうだが、みんな性格が記号的。
・エデルリッツァは可愛い。
・艦長はいつも部下に恋愛指南をしているが自身は既婚者なのか。意味無くしつこくて性的嫌がらせにしか見えない。
平成26年7月19日
特番“COUNT TO A/Z”
・虚淵玄のオリジナルロボットアニメは『翠星のガルガンティア』を思い出す。
・監督、音楽家、声優へのインタビューで脚本家やキャラクターデザイナーという目立つ役職へのインタビューは無し。
1
火星の王女が日本で殺され戦争が始まる
・お姉さんは可愛い。
・現代が部隊。
・主人公はミサイルを目撃したのに冷静過ぎる。
2
姫と裏切り者を助けて敵に仲間が殺される
・モザンビークという珍しい国が襲われている。
・姫は民間人を倒したり不要な事を喋ったりと脇が甘い。
・道路にぶつかるロボットの足を、物体を消滅させる敵に敢えて接触させて消す事で速度を上げている。主人公は生まれて初めて見た敵の機体特性を臨機応変に利用していて頭が良い。
・おこじょは無理をし過ぎ。
・モデラー アトリエ彩
3 平成26年7月22日
王女は姿を現し猫目は上司を殺す
・主人公は論理的に推理していて好ましい。
・敵の装甲は水を吸い取っていたが、歩行中の空気も吸い取っていたのか。
・外部カメラのデータ受信部が有り、そこだけバリアが無いと推理するのは確かに理に適っている。洞察力が秀でている。足場を崩して倒すという展開は有りがちだと思って観ていたが、バリアの無い箇所を視認する事が目的の作戦とは予想できなかった。
4 平成26年8月2日
刀を使う火星人を撃退し猫目は姫生存を隠す
・味方が簡単に死ぬ。
・火星人の新しい機体は胴体が丸く膨らんでいて足が細いが、昔の空想科学小説に出て来る胸が大きく足が細い火星人の想像図を真似ているのか。
・「ですよねー」
・みんな危機的状況にあって呑気。
・EDが変わった。
5 平成26年8月10日
猫目は姫生存を皇帝に伝え火星は休戦を撤回する
・猫目のゲロ
・皇帝は有能かと思ったら、あっさり姫暗殺犯の大臣に騙されている。大臣にあっさり唆される程地球人を信頼していないなら何故手元に置いていたのか。
・仰々しい火星は案の定統制が取れていない。
・猫目はこっそり皇帝と連絡を取ろうとしたり結構無茶をしている。
・「パジャマどこ。アップリケのやつ」
・主人公は歴戦の勇者の様に落ち着いている。
・水に触れたら爆発する兵器を海上で使う敵は無能。
・教官は結局トラウマで働けなかった。
・休戦から宣戦布告という慌ただしい判断。
6 平成26年8月14日
猫目は火星を脱出して地球人を助ける
・ロケットパンチ
・子供が有能で大人が無能。
7 平成26年8月21日
猫目と共同で敵を倒し種子島で戦艦を見付ける
・拳が崖に衝突して洞窟が見付かったのはただの偶然なのか。
・攻撃が長時間続く割に拳を弾かれ続けている敵は無能。
・拳を破壊できる理屈はよく分からない。そもそもロケットを付けて敵を破壊する道具であれば、先端に指は要らないのではないか。
・本体が拳に変形する敵ロボットは『真マジンガー衝撃!Z編』のビッグバンパンチの様。
・主人公は不安定な飛行機で急降下しても平然としている。身体能力も人並み以上なのか。
8 平成26年8月29日
ザーツバルムは姫生存に気付いたクルーテオを襲い猫目を攫う
・拷問回。今回は戦闘無し。
・予想出来ていたしギャグの様でも有るが、それでもクルーテオが猫目の忠心に気付く展開は感動する。
9 平成26年9月6日
猫目は敵に助けられ姫は赤髪女に襲われる
・艦長は部下の提案を何でももてない理由に例えている。
・「きー!」
・自殺 まりと大尉の友人 逃げ出せない戦車内で火災に塗れたから まりと大尉に殺害を懇願し成功する
・PTSDの治療が乱暴。
・シャワー回。今回も戦闘無し。ロボットは訓練とPTSDの治療場面のみの登場。
・EDが戻る。
・作画監督4人。
10 平成26年9月8日
姫を蘇生させ地球連合本部に逃げる
・自殺未遂 赤髪 銃で頭を撃とうとして 姫殺害に失敗し犯行も明かしたから 主人公に止められる
・赤髪は仕方がないとはいえ無計画に行動している。
・点滴を姫の腕の先端に挿している。
・主人公はアルドノアドライブの部屋に易々と入ってしまっている。壊そうと思っても壊せるものではないのか。
11 平成26年9月22日
基地が攻められデューカリオンで敵揚陸艇に突っ込む
・顔の作画が少しおかしい。
・メイドは自動車の運転もしている。
・主人公が計画を立案し先陣を切る事にすっかりみんな馴染んでいる。
・デコイは手描き。
・敵の機体は『機動戦士ガンダムユニコーン』のシナンジュっぽい。
12 平成26年9月22日
猫目が乱入し姫を撃った伯爵と主人公を撃つ
・リアルロボットかと思ったらスーパーロボットが出て来て、今迄の敵機の能力を全て備えているのにあっという間にやられてしまった。ロケットパンチを撃たずに戦えば弱点を晒さずに済んだのではないか。
・何故猫目はアルドノアを起動させられ、操縦も巧いのか。
・猫目が主人公を撃った理由が分からない。
・ED無し。
13 平成27年1月16日
姫の偽者とザーツバルグ伯爵は敵対し義眼の主人公は敵を倒す
・19箇月も経っている。
・また火星兵士は噛ませ犬っぽい。
・いきなり危機に陥っている。
・主人公は未だに練習機に乗っている。
・主人公は相変わらず理解が早いがそれ以上に敵が弱い。もっと戦いようは有るのではないか。
・自殺 ザーツバルグ伯爵 スレインに撃てと命じる スレインの提案に乗って生き伸びる
・血縁者とキスをしただけでアルドノアの適合者に成れるという設定は安直。
・こんな光学迷彩服が有る世界であれば、誰もテレビ放送を信じないのではないか。
14 平成27年1月22日
偽姫とスレインがキスし火星が地球軍基地に攻め主人公と擦れ違う
・地球側も大分宇宙戦争の準備が出来上がっている。
・やはりキスでアルドノアドライブが動かせるらしい。
・主人公が強く成ったと思ったらスレインも機体のおかげかアルドノアの力のおかげか互角に戦っている。
15 平成27年1月28日
主人公は起動因子に感染していると判明しスレインは義父の伯爵を殺す
・義眼を脳神経と繋いでいるという事は脳も一部失われているのか。
・「ジャージ!」
・金髪整備員は意外に物知り。
・伯爵はもう少し後ろ盾として利用すれば良かったのではないか。今回の戦闘で殺したのは予定外の出来事だった筈だが、養子として迎え入れられたからもう用済みであると考えた上で殺したのか。養子にして貰っていなかったらもう少し生かしておいたのか。
16 平成27年2月6日
大尉は地球で戦闘中トラウマが蘇るが主人公の狙撃で敵が倒れる
・偽姫はずいぶん大人びている。
・姉は腕の機械を外している。
・戦闘中なのに呑気に加速度計を見ている。
17 平成27年2月8日
火星人の捕虜を尋問しアセイラム姫を探る為逃しスレインは決闘を申し込まれる
・冒頭で火星人がスレインを攻撃しようと提案し、その直後捕虜の火星人が牢に入れられる場面が繋がるので、スレイン攻撃を提案した火星人が謀反の罪で捕らえられたのかと思った。
・今回は戦闘無し。
18 平成27年2月18日
偽姫は決闘相手を倒したスレインと結婚を宣言し殺されかけた姫が目覚める
・スレインは切り返しがうまい。
・地球の丸みと放物線を活かした久々に面白い戦い方。だがやはり敵が弱過ぎて呆気無い。敵は動きながら攻撃すれば良かったのではないか。
19 平成27年2月24日
スレインが隠した姫が目覚めまずーるかが火星に戻り透明な敵と戦う
・「軽蔑するか。姑息過ぎると」
・偽姫がスレインに心酔しているから都合良く事が進むが、これで偽姫が惚れていなかったらどうしていたのか。
・艦内食のおかずはポテトサラダとパンと梅干し。
・今回は作画は崩れてはいないがキャラクターデザインが少し異なる。
・寝ている姫の食事や排便は誰がどう処理しているのか。
・スレインは堂々と嘘をついている。
・漸く複数の敵が同時に現れた。
20 平成27年3月3日
マズールカは姫とスレインを探り偽姫は姫の行方不明に気付く
・専門用語が多い。みんな学生ながら頼もしい。
・スレインはどんどんずるい人間に成って来ている。自分を批判しながらも自分の目的が第一で行動を改める事はしない。
・偽姫も偽者という立場を弁えず悲劇気取り。
21 平成27年3月8日
入れ替わった偽姫と姫がスレインに拘束されクルーテオの息子が来る
・「頓智」
・コロイドはイオンで吸着される、敵との電位差を無くすという頭の良い戦い方。
・敵が好む攻撃パターンの解析と、大量の標的を一気に攻撃する能力が便利過ぎてずるい。透明な敵の居場所迄判明する理屈は分からない。
・雷と透明化は防御力が低過ぎる。透明化ロボットの搭乗者は「また同じ手ですか」と言っていた割にその煙幕を張るという手でやられている。
・増殖するロボットの搭乗者は増えた後みんな同じ爵位を持つ人間として扱われるのか。無制限に増えるのならもうそれだけで火星は無敵な気がする。
22 平成27年3月21日
姫の暗殺部隊から偽姫は逃げるのを止め倒れた主人公に代わり義眼が喋る
・「いける。この儘敵船のつもう」は何と言っているのか。
・スレインは余裕を見せていた割りに姫の護衛部隊は脆弱。
23 平成27年3月27日
姫は祖父と会い和平を提案するが呆けておりクルーテオの息子と結婚を宣言する
・左目が嘘をついたとの事だが、自己判断で命令無しに嘘をつけるのか。
・今回は口パクが変。
・「それって死亡フラグだよ」
・何だか最終決戦が始まったが、話数の都合かの様に唐突。
・ヨーヨーロボットは未だ倒されていない。
・EDが変わった。
24 平成27年3月29日
スレインは月面基地を捨て主人公に負け終戦後死亡扱いとして勾留される
・スレインは姫の放送に負けてこれ迄築いてきた物をあっさり捨てている。更に主人公の姿を見て、未だやる事が有ると気変わりしている。考えて動いている様には見えない。
・ヨーヨーロボットは結局倒されない儘。
・姫の祖父は今も生きているのか。エデルリッツァは姫の下を離れているのか。
・養父殺害や虚偽の結婚宣言といった批難されるべき点は有るものの、暗殺の責任を負わされ逆賊として名誉も奪われ死亡扱いとして幽閉され慕っていた姫は別の男と結婚というスレインにとっては酷い結末。スレインが居なければ姫は殺され姫の号令の下の地球との和平も叶わなかったという点は考慮されるべきではないのか。姫はどの程度スレインの真実を知っているのか。