■兄弟仁義 令和5年11月17日 2/5
いかさま師を庇い義兄弟の契りを結び敵対する組と殺し合いをする
白黒映画 温泉街 賭博 いかさま 母親 乗合馬車 警察 借金 孤児 捨て子 祭り
・代貸は客人の荷物を盗み見していて手癖が悪い。
・3日有れば行けるという距離に3日しか猶予を与えていないが、往復なら2倍の日数が必要ではないか。
・『走れメロス』
・流れ者に賭場を任せたり、いかさまを働いた流れ者を庇って看板を賭けたり、行き当たりばったりで窮地に陥っている。
・ゆうきちは家に寄らずに直接鬼頭組に向かっているが、短刀は祭りの間から携帯していたのか。
・殺人未遂、傷害、不法侵入を犯したゆうきちが懲役1年半で済み、更に刑期が半年短く成っている。7人ぶった切ったふじがみえいじろうは8年で出所できている。
・ふじがみえいじろうは出番が少ない癖に大事な立場を担っていて違和感が有る。ふじがみえいじろうが鳴子組の為に体を張る理由の説明が足りない。
・難題をふじがみえいじろうという1年振りに来た流れ者が勝手に片付けてくれている。
・ゆうきち、貴島勝次、ふじがみえいじろうと主人公格が3人も居る。
■懲役太郎 まむしの兄弟 令和3年12月18日 2/5
刑務所から出所したごろまさが弟分のまさと共にやくざを倒す
孤児 刑事 やくざ 入れ墨
・2人はあれだけ無鉄砲だっのに、はやさきの入れ墨に何故たじろいでいるのか分からない。
・上月さや子は、2人が小豆島の事や刑事を辞めた事を知っている事を疑問に思っていない。かつは立ち聞きした際には辞表の意味を理解していなかったのに、刑事を辞めた事は理解している。
・2人は目的も無く無鉄砲に市民もやくざも見境無く暴れているだけの厄介者。やまきた組の組員と死闘を繰り広げているが、孤児の女の子に同情した結果であって、特に明確な目的が有った訳ではない。
・方言がきつくて一部意味が理解できない。
・ナンパした女が婦警、飲み屋の女の子が住処の正面に住んでいる、雇って来たやくざの上役が婦警の幼馴染み、海で拾ってくれた2人が著名な彫り師と、世間が狭い。
■北海の暴れ竜 令和3年10月30日 2/5
漁場を取り仕切る芦田一家に山形一家が復讐する
殺人 兄弟 家族 犬 花札 やくざ 漁師 入れ墨 仇討ち
・せんきちは腕が細い。
・ごうは面積の大きい入れ墨を、見ただけで覚えて数日で入れている。
・ごうは用心棒らしい働きをせずに死んでいる。
・けいは何故ごうをそこまで嫌っていたのか。
・物語は単純明快。
■緋牡丹博徒 令和5年4月7日 2/5
矢野龍子は父を殺した辻斬りを追いかたぎりに助けられる
人質 博打 仇討ち 美人局
・いわつ組は刀を持った大勢で囲んでいるのにやけに銃を恐れている。
・かくらいが矢野龍子に手を出そうとした局面で都合の良くかたぎりが現れている。
・えびまさは矢野龍子への恨みを募らせていたがかたぎりの暗殺未遂だけで終わってしまった。
・「おめえさんに人殺しはさせたく無かった」と一応の理由は付いているが矢野龍子が仇討ちを遂げられなかった点は残念。
・矢野龍子は父の仇を追うという理由をつけてはいるが、嫁に行かず定職に就かず気儘な博打旅をしているだけ。
・世間が狭い。
・みんな性格が記号的。
・展開が丁寧で遅い。内容は単純。
■日本侠客伝 平成26年12月8日
点数:3/5
粗筋:汚い手口で仕事を奪う競合他社の社員を殺す
総評:話は分り易くてすっきりしている。結局単なる殺し合いに収まってしまう筋書きは乱暴。主人公は不思議と周りから持ち上げられているが、部下を死なせたり殺人犯にしたり親分から継いだ会社を失ってしまっている辺り結構な無能。
流通 材木
・固い口約束という矛盾したものを信じている。
・きば組は統率が取れていない。
・主人公の元軍人という設定は活かされなかった。
■昭和残侠伝 平成26年12月9日
点数:3/5
粗筋:汚い手口で仕事を奪う競合他社の社員を殺す
総評:細部も含め『日本侠客伝』の作り直し。役者位は替えたらどうか。主人公はまだ生きているとセリフで説明させて鳩を映す終わり方は乱暴。
的屋
・口上が長い。
・「わしは鉄砲玉とは相性が悪いらしくてこの通り無傷で帰って来ました」
・敵が都合良く臆病。
・生き別れの妹があっさり見付かる。
・法律に則って土地を買ったり、経費の負担を店子に求めるという敵会社の理屈は正しい。土地を的屋に売っては揉め事の元、という理屈で喧嘩が仲裁されたのに、主人公は抜け抜けとその土地を買っている。
・昔の想い人はお守りを持って来ていたが、主人公が殴り込みに行くと予想していたのか。
・客人は完全に成り行きで殴り込みに参加している。
・殺陣はあまりうまくなくぎこちない。
・アクションゲームにし易そう。
・主人公補正が強い。
昭和残侠伝 唐獅子牡丹 平成26年12月9日
点数:2/5
粗筋:殺した相手の家族を卑怯な敵から助け遂には殴り込みを行う
総評:今回は敵も個性的に成った。敵の親分も苦労した経験が有り石を大事にしている点は好感が持てる。ライバルの登場が遅く殴り込み迄の展開が早過ぎる。
あやとり 石工
・殺人犯がたった3年で出所しているが、恩赦でも起きたのか。
・主人公は被害者遺族に対して接触を持ち過ぎ。どんな事をしようと、身内の都合で縁も無い人間を殺したという点は拭えない。
・主人公がそこ迄カップルを庇うのは何故なのか。
・かずおは初対面の中年男性に甘え過ぎ。
・所々背景が作り物っぽい。
・助けた男は無駄に爆死している。
・冬なのに主人公の服は寒そう。
・雪は付着後も溶けない。
■昭和侠客伝 令和6年5月17日 2/5
関東櫻一家のしげむらが黒帯組に仇討ちする
姉弟 すり 香具師 売春 浅草 伊勢 救世軍 火事 博打 捨て子 恋愛
物語は単純。黒帯組は無計画に狼藉を働いている様に見える。それに合わせて主人公側の方も、特に目的無くやられたからやり返すというだけの場当たり的な行動を取っている。
・闇討ちした人間は年寄りに傘で叩かれて倒されている。
・0300 弟分「みつけやがったんだよ」とは何と言っているのか。
・1800 女郎「ほうばえに気兼ねしながら」とは何と言っているのか。
・2300 黒帯組「まじなどうろは怪我の元だぜ」とは何と言っているのか。
・黒帯組の詫状は執筆時と回覧時で文が違う。
・1年があっという間に経っている。
・自殺 かつお 黒帯組に殺せと言う しげむらの居場所を吐かされそうに成ったから
・やくざの娘のよしこはかつおをやくざに入れてやる事が親切だと考えている。
・呆気無い終わり方。
■侠客列伝 令和6年5月31日 1/5
複数のやくざが合同して愛国団体を結社するに乗じて競合やくざを罠に嵌める
博打 恋愛 忠臣蔵 破門 芸者 漁師 殺し屋
長くて退屈。我慢を続けて復讐に走るというだけの力任せな展開。
・用語や文化が難しい。
・法被には木戸組と書いてあるが組の名称はさこ一家でややこしい。
・1年が経つのが早い。
・じゅうしちがどんな人間で何故破門されたのか分からない儘。
・敵のやくざの親分を殺せたのかはっきりしない。
・粗筋では「伊之助を先頭に命知らずの7人が、白だすきも勇ましく、清水らのもとへとのり込んでいくのであった…」とあるがのり込んだのは4人で白だすきは着けていない。
■冬の華 平成26年12月11日
やくざ 片言中国人 シャガール チャイコフスキー ストリップバー トルコ
点数:2/5
粗筋:裏切った子持ちの仲間を殺してから15年間その子供と立場を偽り文通する。刑務所を出所してからは木工所で働こうと考えるが組長が敵対組織に殺される。堅気の仕事に就いている二代目を鎮める為に文通相手に正体を明かす事も諦め裏切った仲間を殺す。
総評:主人公が無口過ぎてあまり話が盛り上がらない。年寄り向けの作品。一応は物語の体を成しているが無駄が多くすっきりしない。親を訪ねたり昔の女を探したりの場面は重要ではないので軽く流して欲しい。もっと組員の個性を前面に出して欲しい。女学生の勘の冴え方は完全に脚本の都合。裏切り者は殺せたが、これから組の抗争が更に激しく成りそう。
・初っ端から刺殺。
・また高倉健と池部良の組み合わせ。また高倉健は出所している。
・ようこの手紙の文体と内容は記号的に丁寧な女学生で気持ち悪い位。万年筆如きで喜び過ぎ。実物の女を見た事が無い人間が想像で作った女性像か、出会い系サイトの出来の悪い詐欺メールの様。
・主人公は右手に腕時計を嵌めている。
・主人公は殺されかけたのにあっさり事を済ませている。
・「東映映画の観過ぎなんだよ」
・小林亜星がオロナミンCを飲む。「オロナミンCなんか何本も飲めるか」
・小林亜星はカラオケのマイクで揉めて殺人迄部下に犯させたと思ったら敵やくざとカラオケで仲良く成っている。罪を背負わされた部下が報われない。
・「即ち寄越されたので有ります」
・主人公は連日女学生を待ち伏せ無言電話をかけデートを覗く気持ち悪い中年。
・抗争寸前なのに主人公の組の組長は呑気に港で写生している。おまけに絵に釣られてほいほい出かけている。組長が殺された後の組員は何の考えも無しに無駄に暴れていて子供の様。
・主人公は自分が殺した人間の子供に積極的に関わっている。
・女学生の寮は豪華で広い。
・主人公は無口過ぎて態度がはっきりしない。何故か床にレモンを並べている。
・痩せ型の組員は巻き込まれで殺されている。
・組長を殺し、葬式に堂々と参列し、内通者を操作して上手い具合に事を運ぶ関西の組は主人公の組より一枚上手。