学問学習教育知性知能

■民族別知能指数
Statistics on Race & Genetic IQ: White, Black, Asian, Hispanic, Indian, Jewish, Arab https://isgp-studies.com/race-and-iq


https://twitter.com/ShotaHatakeyama/status/708410481753591808
@dojin_tw この点も保育からは少しずれるのですが、アメリカで母親が働きに出た時の子供の年齢と学力に関する調査で、確かに3歳未満で働きに出るとネガティブな影響が出るのですが、その分増えた所得が教育投資に回ってオフセットするんじゃないかなと思うので、意図的に言及していません。
6:53 - 2016年3月12日

https://twitter.com/sy_mc/status/708426840667361280
もちろん@dojin_twさんが指摘したように、Gruber et al (2008)ではカナダ・ケベック州において保育園拡張がこどもの非認知能力を下げたという驚くべき結果が出ています。しかし多くの国と結果が異なっていること、その理由が未だにわかっていないことには注意が必要。
7:58 - 2016年3月12日
https://twitter.com/sy_mc/status/708462542381682688
間違えた、Baker, Gruber, and Milligan (2008 JPE)だった。http://faculty.arts.ubc.ca/kmilligan/research/papers/baker-gruber-milligan-april2008.pdf … 学部の労働経済学と計量経済学、大学院の労働経済学でも必ず取り上げてる非常に面白い論文です。
10:20 - 2016年3月12日


各国データで見る「赤ちゃんはママがいいに決まっている」は本当か? - wezzy|ウェジー http://wezz-y.com/archives/55267
 パパの育児は子供にとって迷惑なのかを検証するのは技術的に難しい所があります。分析が難しい理由を説明するとなると、かなり技術的な話になるので省略しますが、こうした難しさを乗り越えた研究がノルウェーにあります。

 ノルウェーは1992年と1993年に相次いで育児休暇の改革が行われています。ノルウェーでは、49週ある有給の育児休暇の週数を、父親と母親でシェアするシステムがとられていました。しかし、ほとんどの家庭で父親は1週も育児休暇を取ることがなく、49週全てを母親が使うという状況でした。

 そこでノルウェー政府は1993年に、こうした現況を変えるため、有給で取得できる育児休暇の長さを延長すると共に、育児休暇のうち4週間は父親が取らなければ、父親と母親が合計で取得できる育児休暇の週数から4週間を差し引くという改革を行いました。この結果、改革直前(1993年3月生まれの子供)に、わずか2.6%だった父親の育児休暇の取得率が、改革直後(1993年4月生まれの子供)には24.6%に跳ね上がったのです。

 すなわち、ここで「0歳からパパも育児」という状況が増えたわけです。ではパパに育てられることは子供にとって迷惑だったのでしょうか? この改革によって父親が育児参加するようになったことが子供の教育成果に与えた効果を分析したのが冒頭で言及した研究です。

 それによると、特に母親よりも父親の学歴が高い家庭を中心に、中学校の最後に実施されるテストの結果が向上していました。つまり「0歳からパパも育児」が子どもにとって迷惑なのかどうかは分かりませんが、少なくとも子供の教育成果に関して言えばマイナスの影響はなく、むしろ環境によっては子供の教育成果が向上するということです。

赤ちゃんが他人に預けられるのは不幸なことなのか?
 続いて赤ちゃんが他人に預けられるのは不幸なことなのかどうかに関する研究を紹介します。

ノルウェーのケース: ノルウェーでは1977年に育児休暇の改革が行われました。改革前は、12週間の無給の育児休暇が認められているだけでしたが、改革後には4カ月の有給と12カ月の無給の育児休暇が認められました(2013年に有給の育児休暇が49週間に延長されています)。この結果、母親が子供と過ごす時間が延びた訳ですが、これが子供の高校退学率の減少と大学進学率の上昇につながり、子供が30歳になった時の賃金の上昇にもつながっています。しかし、1970年代のノルウェーでは良質な保育を利用できる可能性が限定されていた点は注意が必要です。つまり母親の育児の代替となりえるものが存在していなかったために、現在よりも母親の育児の重要性が高かったのです。

ドイツのケース: ドイツでは1979年に有給の育児休暇が2カ月から6カ月に、1986年にはそれが10カ月に、そして1992年には無給の育児休暇を18カ月から36カ月に伸ばす育児休暇の改革が行われました。これらの改革もノルウェーのケースと同様に母親が子供と過ごす時間を伸ばしたのですが、前二者の改革は子供の教育成果に影響を及ぼさず、最後の改革に至っては子供の教育成果に負の影響を及ぼしました。これは、無給の育児休暇の拡大によって家計の所得が減少したり(つまり教育投資に使えるお金が減少した)、そもそも1歳半以降は赤の他人との接触が必要なのに、母親が育児を丸抱えしてしまったりしたことなどが要因として挙げられています。

 ドイツと同様の結果は、1984年に育児休暇が14週から20週に延長されたデンマークでの研究や、1988年に育児休暇が12カ月から15カ月に延長されたスウェーデンでの研究で確認されています。なおスウェーデンでの研究は、全体で見ると育児休暇の延長は子供の教育成果に効果がないのですが、高学歴の母親に限れば効果が見られました。日本でも教育水準の低い母親の子供ほど保育園の効果が高いことを示した研究がありますが、教育水準が高い母親に限れば育児の期間が延びるのは子供の教育成果にとって良い効果があるのかもしれません。裏を返すと、困難な状況にある母親に育児の負担まで完全に押し付けることは、子供の教育成果という観点から見ると、恐らく子供にとって幸福であるとは言い切れない状況を生み出す可能性が高いということです。


■暑いとテストの点数が下がる?新たに分かった気温と成績の関係(森さやか) - 個人 - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20180621-00086707/
暑いとテストの点数が下がる?新たに分かった気温と成績の関係
森さやか | NHK国際放送局 気象アンカー、気象予報士
6/21(木) 7:00

暑いと成績が悪くなる?
カリフォルニア大学ロサンゼルス校のパク助教授らが、13年間にわたり、1,000万人に及ぶ米国人学生のPSAT(アメリカ版の大学入試センター試験の模擬テスト)の点数を調べたところ、気温が高い年は成績が低くなる傾向が見られました。

研究によると、年間平均気温が0.55℃(華氏1度)上昇すると、生徒のテストの点数が1%下がったといいます。成績の低下は気温が24℃を超えると現れるようになり、気温が上がるごとに、顕著になっていきました。

こうした高温がもたらすテストへの悪影響は、学校や自宅でのエアコンの普及率が低い低所得者層やマイノリティの生徒に大きく見られたということです。

気温と数学の成績の関係
この他に、気温と数学の成績に関する興味深い研究があります。

カリフォルニア大学サンディエゴ校のジビン教授らが、8,000人の数学の試験の点数と、試験を受けた部屋の気温との関係を調べました。その結果、気温が21℃を超えると学生の数学の点数が低下し、26℃以上になるとより顕著に下がることが分かりました。また軍事研究からも、気温が高いときは低いときに比べて、複雑な課題に取り組んだ兵士にミスが出やすいという結果が出ています。

気候とIQの関係
では暑いところに住む人と、そうでない場所に住む人とに、学力の差があるのでしょうか。

セントラル・ミシガン大学の心理学者ライアン教授は、年平均気温と学生のIQには反比例の関係があると言っています。つまり、年平均気温が低いと、学生のIQが高い傾向があるというのです。

同じようにカリフォルニア心理学専門大学院のテンプラー氏が、120か国以上の気候と国民のIQを調査したところ、気温が低い国の国民は気温が高い国に比べ、IQが高いという傾向が見られたそうです。


■メガネをかけていると知的に見えるが、実際に視力が低い人は頭が良い可能性があるという研究結果(英研究) : カラパイア http://karapaia.com/archives/52260724.html
 スコットランド・エンディンバラ大学の研究チームが行った、知能の遺伝的土台を調べた最新の研究によると、メガネ(あるいはコンタクトレンズ)の着用と認知機能とには確かに相関があり、知的な人はメガネ(コンタクト)を使用している可能性が32%高いことがわかったという。

(中略)

 デイビス氏のチームは、既存のゲノムデータベスから編集した30万人以上の遺伝情報を精査した。このデータベースは、被験者がDNAサンプルを提出した上で、質問に回答したり、一般的な認知能力を測定するためのテストを受けたりして得られたものだ。

(中略)

近眼の遺伝子を持つ人は知能が高くなる可能性が32%アップ
 3つの既存のコホート(観察的研究)からの参加者はいずれもヨーロッパ系の祖先を持つ人たちで、年齢は16〜102歳だった。

 このグループの中で、高い知能を示した人たちはメガネまたはコンタクトレンズを着用している率が28パーセント高く、近視である率も32パーセント高かった。

 データには他の健康に関するファクターも数多く存在した。

 メガネの着用率の以外にも、知的な人は高血圧・心臓発作・扁桃炎・肺がん・変形関節炎になる率が低かった。またうつ病にかかる可能性は30パーセント低く、長生きする可能性が17パーセント高い。


眼鏡っ子は頭がいい?近眼の人は高学歴で賢いというあの噂は本当だった(ドイツ研究) : カラパイア http://karapaia.com/archives/52226797.html
研究チームは、ヨーロッパに住む3,452人を対象に、視力テストと知能テストを実施し、年齢とともにその結果が記録された。ヨーロッパでは40歳以上の職業人の50パーセント以上が近眼である。
 
 その結果、近眼の人は近眼でない人よりも高い認知能力を有していることが明らかとなった。


■「体罰はだめ」なのに… なぜ、容認する人がいるのか - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/feature/778
東京医科歯科大学の藤原武男教授(42)は、厚生労働省の統計に基づき、おしりをたたかれるなどの体罰が後にどんな影響を及ぼすかを分析した。それによると、3歳半で体罰を経験した子どもが5歳半に成長した時、保護者から体罰を受けていた子どもは全く受けていない子どもに比べ、「落ち着いて話を聞けない」「約束をまもれない」などの問題行動が約1.5倍高くなったという。

(中略)

別の研究結果もある。福井大学子どものこころの発達研究センター・友田明美教授らが1400人余りを対象に調査したところ、4〜15歳の小児期に過度な体罰(頬への平手打ちなどの行為)を長期に受けた成人の脳は、それ以外と比べ、感情や理性を司る部分の容積が平均19.1パーセント減少していたという。


■左利き 「天才多い説」「スポーツに有利」は本当か?│NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20161129_470178.html
 アイオワ大学の研究者ベンボウは、アメリカの大学入試SATを平均より5年早く受験し、数学試験で高得点を挙げた英才児291人の利き手を調べたところ、左利きの割合は平均の2倍だったという。

 野球では王貞治金田正一、サッカーではメッシやマラドーナ、テニスではマッケンローやナブラチロワと超一流に左利きが目立つ。

 テニスのプロ選手を調べてみると、プロ登録選手のうち左利きの割合は5%と決して多くないが、グランドスラムのファイナリストに限定すると2割を超える。

「一つの理由は、天才説と同じく右脳の発達によるもの。もう一つは、右利きが多数派の中、球筋が違ったり、軸足が逆になったりする左利きに対して、右利きはやりにくさを感じる。一方、左利きの人はいつも右利きを相手に練習するので違和感はないのです」


■苦労ばかりじゃなかった。長男・長女でよかったと思える5つの理由(研究結果) http://www.huffingtonpost.jp/2016/04/07/eldest-children-are-the-best_n_9639018.html
1.年上の子供ほど頭がいい?

長子は年下の兄弟たちよりもIQ(知能指数)が高いという研究結果がある。ノルウェーの兄弟を調べた2007年の研究では、兄は弟より平均して2.3ポイントIQが高かった

この差は遺伝ではなく環境によるものだろうと、研究者たちは考えている。長子は弟や妹を教えることが多いため、記憶を維持しやすい。また家族が増えるにつれ、親は子供にかける時間が少なくなる。

「子供が一人増えると、一人一人に割ける知的なリソースが減る」と研究者は述べている。

2.責任感が強いかも

長子は、下の子のために道を切り開く存在だ。だから人生の早い時期に、責任を持つことを学ぶ。

兄弟についての著書があるジェフリー・クルーガー氏によると、最年長の子供は家族への忠誠心や、伝統的な価値観、成果を大切にする。その結果、より従順で責任感が強いと見られることが多い。

3.出世する可能性が高い

長子は学校でよい成績を収めるだけではない。仕事でも成功する可能性が高い。

心理学者でニューヨーク大学客員教授ベン・ダットナー教授によると、最初に生まれた子は、成果重視タイプで両親を喜ばせたいと思っている。また、長子は年下の兄弟たちの上に立ちたがる傾向があり、仕事では指導的役割を喜んで引き受ける、という研究結果もある。

さらに、両親は長子のことをより出来る子だと感じているという調査もある。

4.ルールに従う

長子はルールに従い、現状維持にこだわる傾向がある。

「最初に生まれた子は責任感が強く、負けず嫌いで、慣習を大切にする。一方、後から生まれた子たちは自分のオリジナリティをだす必要がある。そのため、いたずらっこだったり、協力的だったり、そして特に反抗的であることが多い」と、2003年に学術誌「Personality and Individual Differences」に掲載されたベルギーの研究は述べている。

5.より誠実かも

最初に生まれた子は、年下の兄弟よりわずかではあるが誠実で愛想がよく、おおらかな傾向にある、と2015年の研究は述べている。長期的な視点で見ると、役に立つ特徴だろう。

別の2015年のオーストラリアの研究では、誠実な人はより成績が良いこともわかっている。それに、誠実さは成功への鍵だという。

これをみると長子ばかりが優れているように見えるが、もちろん、下の子たちに好意的な研究結果もある。真ん中の子は交渉や妥協がうまくなる傾向があり、末っ子はクリエイティブで自立しているという。


■キャンペーン 長時間労働を撲滅して、日本から過労死をなくしましょう! Change.org https://www.change.org/p/%E9%95%B7%E6%99%82%E9%96%93%E5%8A%B4%E5%83%8D%E3%82%92%E6%92%B2%E6%BB%85%E3%81%97%E3%81%A6-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E9%81%8E%E5%8A%B4%E6%AD%BB%E3%82%92%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86
東京大学の島津明人准教授の研究によると、人間の脳は朝起きてから13時間しか集中力が持ちません。それを過ぎたら酒酔い運転と同じレベルまで集中力が落ちてしまうのです。


長時間労働よりコワイ!過労死招くのは、こんな眠り方 (1/2) 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版 https://dot.asahi.com/aera/2016111600155.html
海外の研究で睡眠時間が異なる4種類の群(9時間、7時間、5時間、3時間)をつくり、一瞬の反応が必要な作業をしてもらったところ、3時間の群は日に日に反応速度が遅くなり、特に3日目に大きく低下した。つまり、短時間しか眠れないほど忙しくても、3日目は早く帰って寝たほうが効率がいい。


■日本の大学進学率は低いは本当か? | ブリュッセルの政治動向分析 https://toshihiko-ogushi.com/2016/05/24/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%80%B2%E5%AD%A6%E7%8E%87%E3%81%AF%E4%BD%8E%E3%81%84%E3%81%AF%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%8B%EF%BC%9F/
(注1)日本の大学進学率が50%以上あるというのは厳密には間違いである。文科省は2015年の大学・短大進学率は57%と計算しているが、日本の大学・短大進学率(18歳進学率)は18歳人口の進学割合を示したものではなく、全ての年齢を含む大学進学者数(約68万人)を18歳人口(約120万)で割った数値である。厳密に18歳のうち大学に進学する割合は約42%程度である(短大を含めれば約45%)。