Angel Beats!

点数:4/5
分類:学園 異世界 記憶喪失 催眠術 
粗筋:記憶喪失の状態で目覚め死んでも生き返る世界で死んだ世界戦線に加入し戦ってきた天使とのわだかまりを解いて成仏する
総評:明確な目標が提示されていて、世界に規則が有り、NPCが存在するあたりゲームっぽい設定だと思っていたが、放映から大分経ってゲーム化された。死後の世界の規則がはっきりしないので推理が理解できずただ推理通り話が流れていくのを見て納得するしかない。

・キャラクターデザインは恋愛シミュレーションゲームより少女漫画に近い。
・架空の学校という設定、筋肉男、野球で人が消える、双子、そっくりな人間、入院、事故という点は同社の『リトルバスターズ!』と同じ。
・親が死んだ子供と生き残った子供を混同するという展開、恐竜と白い犬のぬいぐるみは同社の『AIR』と同じ。
・人が条件を満たすと消える点は同社の『Kanon』と同じ。
・登場人物は多いが、OPで名前を表示してくれていて親切。
・OPとEDの絵は毎回微妙に変わる。
・EDが本編内で何でも流れるのでEDに聞き飽きてしまう。
・校長室に飾られている額の字は毎回変わっている。
・主人公の後にまた新入りが来るかと思ったがそんな事は無かった。
・死後何十年も経ったが成仏できず消えない学生と死後間も無い人間が同居する事も有り得るだろうから、黒電話しか知らない学生と携帯電話が当たり前の学生とが会話で世代差を感じる場合も有るのだろうか。
死んだ世界戦線は武器の製造迄こなしているが、何年ここでさまよっていたのか。

NPC達はSSSのみんなが校長室を占拠し授業に参加せず武器を持ち歩きたまに生徒が消える事をどう捉えているのか。
・副会長は美少年。双子設定と毎回の自慢気な自己紹介は『十兵衛ちゃん -ラブリー眼帯の秘密-』の竜乗寺四郎と似ている。
・副会長の双子の兄は死後の世界に来ているのか。
・天使は手足が短くて可愛い。
・登場人物が多い分主人公やヒロインすら活躍が少ない回が有ったりする。木刀男は全然出番が無い。特徴は斧男と青髪と被っている気がする。
・大きな役割を果たしていた地下のプログラマーへの説明が少な過ぎる。

平成26年12月24日
1
目覚めると記憶を失っており天使を倒そうとする女子高生に従い食券を奪う
・溜め息を付く主人公、強引な女、淡々とした女とよくある学園物。
・ヒロインは髪飾りと強引な性格が『涼宮ハルヒの憂鬱』の涼宮ハルヒに似ている。
・病院は無いが保健室は在る。
・「ライト兄弟
・主人公はあっという間に死ぬ事に慣れている。
・殺される際には死ぬ程の痛みが伴うのに主人公は相手に怒りを持っていない。
・主人公は刺されたシャツは血まみれなのに、斧使いに斬られた後の制服は血で汚れていない。
・主人公はここが死後の世界で来世が有るという説明も受け入れていて、記憶を元に戻そうとか元の世界に戻ろうという意思は端から持っていない。この世界の状況を受け入れたのかヒロインに対する質問も理路整然と纏まっている。
・「ほんとは馬鹿よ」
・Keyコーヒー
・みんな銃や斧を持って出歩いている。
・第1話からして戦闘が激しくて面白い。
・何故食券だけが吹き飛ばされているのか分からない。
・食券を手に入れるだけなのに計画が大袈裟。
・みんな食事をしているが餓死から生き返った場合空腹は収まっているのか。
2
武器補充の為地下のギルドに行くがみんな罠で死に爆破で天使を溶岩に落とす
・ノートパソコンは有るが携帯電話は無いらしい。無線で通信ができるのなら、ギルドは罠が作動していると何故教えなかったのか。
・「今夜そちらに行く」と告げておきながらギルドへの道に入り込んだ時間は夕方。だからトラップが未だ解除されていなかったのではないか。
・遺体が複数に別れた場合はどの様に復活するのか。水中で生き返った場合その瞬間からまた死ぬのか。
・ゲロ 大山 松下の切り刻まれた死体を見て
・「そーりー…」
・主人公は死にかけているのにヒロイン相手に欲情していて呑気。
・前半は明るい馬鹿話だったのにヒロインの生前の記憶は重苦しい。
・ヒロインは打ち解けてもいないのに主人公相手に突然重たい話を始めているが、誰と構わず自分の愚痴を聞いて欲しいのか。
・ギルドはみんな主人公が探していた大人に見える。
3
赤髪が体育館で演奏して消えその間みんなは電子情報を複製する
・ギターはギターケースより大きい。
・「止めてあげて!その人は阿呆なんだ!」
・「ハンドルネームたけやまくん」
・『天空の城ラピュタ』と『ハウルの動く城』。
・ギルドは壊滅したばかりなのに貴重な銃の弾を練習に使っている。
自動販売機で物を買う金はどこで手に入れているのか。
・Bolvic、MacrosoftWindingxo
・主人公は初対面の相手とも簡単に打ち解けている。
・赤髪もヒロイン同様訊かれてもいないのに自分語りを始めている。
・赤髪のギターは生きていた時の世界から持って来た物らしい。
NPCは天使に逆らっても攻撃されないらしい。
NPCは「ガルデモのライブは私達にとって唯一の楽しみ」と言っていたが、NPCはどういう生活を送っているのか。
・松下五段は下駄で潜入している。
・先生達は何故突然歌い出した赤髪を捕まえないのか。
・先生は体育館を占拠されたら怒る一方で校長室の占拠には無関心。
4
ゆいを仲間にし球技大会で野球をし青髪が消えかけるが防がれる
・死後の世界はカセットテープが現役。
・特殊OP。
カセットデッキAIWAに因んだAIMA。
・みんなは高校生活を何年送っているのか。
・「いっそそこや」とはなんと言っているのか。
・斧男に付き合う主人公も阿呆。
NPCは斧を持ち歩いている生徒に何も突っ込んでいない。「こっちは武器も無し。有るのはバットにグローブ」とヒロインも斧を武器として見做していない。
・ゆいは可愛い。
・試合中なのに呑気に昔話をしている。
・また昔話は重苦しい。
・敵対している天使と呑気に野球をする理屈が分からない。
5
天使は試験で罠に嵌められ生徒会長を辞めゆいがボーカルを務め生徒会長代理が取り締まる
・作戦が安っぽい。
・どうやって別の答案用紙を手に入れたのか。
・みんな天使の名前を知らない。
・学生服が複数有るのはやはり不自然。
・天使は小さくて可愛い。答案用紙の擦り替えは苛めの様で可哀想。食券を取られた事も可哀想。
・「お気の毒に」
・リプレイは笑える。
・教師が無能でないと成り立たない作戦。
NPC生徒は赤髪が消えた事をどう解釈しているのか。
・生徒会長代理は一般生徒だから撃ってはいけないという事を主人公は述べているが、NPCの一般生徒を撃ったらどう成るのか。銃を食堂に持ち込んで別の生徒にも見せている。
NPC生徒は何度も食券を巻き上げられていて違和感を持たないのか。
・主人公は記憶が無いのに「こんなうまい麻婆豆腐食った事ねーだろ」と麻婆豆腐の記憶は取り戻している。

平成26年12月25日
6
天使と主人公を隔離しみんなを攻撃する副会長が過去を語る
・作画が崩れた。原画は外国人ばかり。
・「漸く着たか」
・猫大陸
・無線は貴重らしい。
・主人公は主人公席。
・やっている事は只の学級崩壊で先生が可哀想。
・「うまいわ」
・休み時間の食事が校則違反なら何故食堂が機能しているのか。
・主人公に貴重な無線を渡した事が後の展開に役立っているが御都合主義な展開に見える。渡す理由が欲しい。
・ヒロインは副会長に襲われているのに話が長い。何故天使と主人公が一緒に居ると気付いたのか。
・副会長は苛めをする事で学園生活を満足してしまわないのか。
・天使は一応は敵である主人公の前で武器を披露している。
・副会長は中二病
・主人公は主人公らしい。
・話が急展開。
・数分前迄天使以上の強敵であった筈の副会長は突然自分語りを始め抱かれただけで無抵抗に成っている軽い男。陰謀を企める器ではない。
7
主人公は催眠術で記憶を取り戻し天使を仲間にしもう一人の天使がヒロインを襲う
・「やあ」
・『プラ』
・副会長がすっかり懐いていて可愛い。
・りぽん、マーカレット、RaRa
・妹を連れ出す主人公は只の馬鹿。
・生前の主人公は頼れる親戚が居たらしいが学費と医療費はどうしていたのか。
・『釣りキチ三平
・「姑息な事考えてないでてめえも手伝え」は意図的な誤用なのか。
・何故ヒロインは釣りを手伝わなかったのか。
8
天使の本体を助けに行きみんな死に攫った分身と融合する
・ヒロインは服の上から包帯を巻いている。
・授業を受ける振りをする行為でさえ消えない様に必死。
・ライガン
・「あの、ライブ中漏らすかも知れませんが、やってみます」
・そもそも天使を倒した事なんてあるのか。
・天使は馬鹿力でも柔道の押さえ込みなら通用するとヒロインは判断していたが、巨大魚を釣り上げる体力の天使に人間の技が通じるのか。
・軽く人が死んでいく。
・ゲームの様にルールが定められているがそんなルールであるという根拠は無く推測に過ぎない。
・分身が本体の意志に反したり、プログラムの書き換えで分身を吸収できたりという理屈は分からない。
・今回はクライストが出て来ない。
9
過去を思い出し本来の天使の意識が復活し生徒会長に復帰しみんなを騙しての成仏を手伝う
・TKは英語が苦手。
・トンネル内も学園の様に学生が多い。
・主人公といがらしは頼もしいが生前の主人公は記号的に善人過ぎて鼻白む。
・「今のは俺の分だ」
列車事故で7日間も救助が来ないという事は山中での事故なのか。
・何故事故被害者みんなはドナーカードを持っていながら印を付けていなかったのか。みんながドナーカードに印を付け出す展開は道徳的過ぎて興醒め。
・天使が自分の体の中で別の意識を殺すという展開は『ヘルシング』のアーカードの様。
・SSSのみんなは既に満たされた青春を送っている気がする。
・天使の目的を知った事はみんなに明かしてもやりようは有った気がする。
10
ゆいを成仏させ斧使いは何者かに襲われる
・大人や病院といったこの世界に無い物に関係する願い事を持っている人間は成仏できないのではないか。
・ゆいは幼少期からずっと寝たきりだったのに数時間の練習でブリッジ姿勢が取れる様に成ったりドリブルが続いたり100本ノックができたり何時間も運動ができたりと身体能力は抜群。
・無茶苦茶な願い事が無茶苦茶な作戦で成功している。
テクモ版『キャプテン翼』の「もりさきくんふっとばされた!」。
・「俺がしてやんよ」
・青髪は唐突に男前。告白と同時にゆいが成仏していて可哀想。青髪は主人公が何をしようとしているか検討を付けていた様な気がする。
・今回は感動的。
・ゆいは結局音楽を放り出した儘。
・特殊ED。
11
影に襲われた眼鏡はNPCに成りヒロインは主人公の行動に気付き天使は人間と判明
・「ゆりっぺさん」
・副会長はとても有能。羽根を作らせた人間が主人公である事や天使が冷酷な性格であると思われておいた方が好都合であるという事等を即座に察している。
・ヒロインはみんなを戦わせていた責任が有るのだから、天使が人間だと気付いた時点で誤解をみんなに謝罪すべき所、自慢気に話している。
NPCは影をどう捉えているのか。
・「あいつが眼鏡を落とすなんて」
NPC化はあくまでヒロインの推測に過ぎないのにみんなそれを信じて慌てている。
・ダイヤリー
NPCをプログラムの書き換えで影に変える、その為には大量のコンピューターが必要という推理は理屈に納得がいかない。
・コンピューターを補修していたおじいさんは夜中にコンピューター室に来たヒロインを窃盗犯として疑いもしない。
・ヒロインは二人一組を命じたが本人も含めて誰も守っていない。
12
松下五段は痩せ天使はヒロインを助け愛の芽生えを理由に影を発生させていた主を倒す
・自分の意志でも成仏できるらしい。
・ギルト長はどういう納得で成仏したのか。
・ヒロインは天使に気を許し「かなでちゃん」と呼んでいるが「天使にだって勝てる」と強敵としては認識し続けている。
・夢の中のヒロインは主人公席。
・ヒロインはがさつでも服が乱れた事に対する恥じらいは有る。
・犯人はコンピューターを大量に盗んでいるがさすがに学校はコンピューターの購入を止めるのではないか。
・話が良く分からなくなった。この学園世界はエンジェルプレイヤーのプログラマーが作った存在ではないのか。
・天使はエンジェルプレイヤーのソフトウェアを誰から貰ったのか。
・消えた恋人が再び来たとして、NPC化しているプログラマーは人間に戻れるのか。と思ったら次の話で思いの強さで元に戻れると明かされた。
・ヒロインのセリフに被るEDの歌がうるさい。
13
3日後みんな消え残った人間で卒業式を行い主人公は残り主人公の心臓を持つ天使は消える
・ヒロインの制服を脱がせて寝かせているのにヘアバンドは着けた儘。
・天使の性格が何故か柔らかく変わっている。
・「あばばばばばば」
死んだ世界戦線のでかい旗は元から有ったのか。
・主人公はリーダー気質。
・天使は卒業式は未経験でも戦歌や卒業証書を作れているし、卒業証書の受け取り方も正しいし、仰げば尊しを歌えている。みんなに教わったのか。
・「ま俺だわな」
NPCは存在している。体育館を占領されている事をどう思っているのか。
・主人公は自己犠牲を天使と行う事を望んでいるがそれは一人でやるべき。しかも振られている。
・主人公はどこで天使に惚れたのか分からない。
・作品名はこの最終回の落ちを意味していた。
・天使は小柄だが男子高校生の心臓が移植できるのか。
・天使が「心臓の持ち主にお礼を言う」という本懐を遂げる為には心臓の持ち主であった主人公がこの世界に来る事が必要だが、何の悔いも無く死んだ筈の主人公がこの世界に来た理由は天使が呼び寄せたからなのか。主人公は天使より先に死んでいた筈だが、この世界に来る順番は死亡順ではないらしい。この世界に来る人間は若者ばかりだが、仮に天使が成人後に悔いを抱いた儘死んだ場合、または臓器提供者が成人だった場合はお礼が言えず成仏できないのではないか。
・若し主人公が死後眼球、角膜、小腸を提供していたら、心臓が無いのと同様に他の臓器も無いのか。