健康知識 自殺

第1回自殺意識調査(結果概要) https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2018/12/wha_pro_sui_mea_05.pdf

職業・産業別にみた自殺 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/suicide04/9.html

自殺者数|警察庁Webサイト https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/jisatsu.html

令和3年中における自殺の状況 資料(2,879KB) https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R04/R3jisatsunojoukyou.pdf
令和4年3月15日
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○令和3年の自殺者数は21,007人となり、対前年比74人(約0.4%)減。

○男女別にみると、男性は12年連続の減少、女性は2年連続の増加となっている。また、男性の自殺者数は、女性の約2.0倍となっている。

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表6 職業別、原因・動機別自殺者数
は、或る職業に就いている人間が3つの動機で自殺した場合、その職業の自殺者は3名として計上される性質なので注意が必要。
この表の自殺者の合計人数は20,840人。

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表7 年齢階級別、職業別自殺者数
自営業・家族従業者 1,298
被雇用者
・勤め人 6,692
無職 学生・生徒等 1,031
無職 無職者(下記主婦、失業者、年金・雇用保険等生活者、その他の合計) 11,639
無職 主婦 1,136
無職 失業者 636
無職 年金・雇用保険等生活者 5,001
無職 その他 4,866
不詳 347
合計 21,007

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補表3-1 職業別自殺者数
職業を51種類に分類した場合、自殺者の構成割合の高い職業は上から順に
年金・雇用保険等生活者 23.81%
その他の無職者  22.79%
主婦 5.41%

令和3年中における自殺の状況 付録(221KB) https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R04/R3jisatsunojoukyou_huroku.pdf

主婦
病気の悩み・影響
うつ病) 427


核家族化で自殺が増えて、大家族で自殺者が少ない…本当か? - 知識連鎖 http://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-708.html


プレス発表|東京大学医学部附属病院 https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/20221111.html
12名の自殺者と16名の非自殺死亡者の眼房水中リチウム濃度を比較し、自殺者の方が非自殺死亡者よりも眼房水中リチウム濃度が低いことを示しました。

地域の水道水中リチウム濃度が自殺率と逆相関することはさまざまな地域で報告されてきましたが、自殺者の体内リチウム濃度が非自殺死亡者より低いのかは不明でした。


自傷する女性を救うのは異性ではない」。精神科医師の実感 - messy|メッシー http://mess-y.com/archives/32402/
学校の先生の中でも、とりわけ保健室の先生には問題意識を持っている方が多いです。ですが、大人に相談できる子どもはわずかです。我々は1割ほど自傷しているという統計を持っていますが、保健室の先生や教師が把握している数は、中学生だと0.3%、高校生だと0.38%。つまり、30分の1の生徒しか学校の先生にアクセスできていません。

(中略)

養護の先生は500人の学校に1人配属される程度です。ですが、自傷経験者は学校内に1割いて、そのうちの58%は10回以上やったことがあります。つまり全校生徒が500人いるとしたら、学校には50人の自傷経験者がいて、30人は10回以上切ったことがあるということになります。それを養護の先生が1人で継続的で見られるのかと言うと……医者でも匙を投げたいほどですよ(笑)。そう思うと、0.3%という学校保健のデータが独り歩きしているのも問題でしょうね。

(中略)

自傷している子どもは、大人に失望しています。96%が大人に相談しません。35%が友達に相談しているんです。友達が一番のゲートキーパーなんですね。

(中略)

これは余談ですが、郊外の新しくできたキャンパスの生徒の自殺率は高くなるんですよね。学校で勉強する以外楽しい場所がないような場所は、学校の人間関係で息詰まると居場所がなくなります。本当は学校の外に呑み屋や雀荘のような場所があって、いろんな人たちが多様性に触れることができたらいいと思います。

(中略)

人間は人生の中で3割ほどの人がうつ病の診断基準に満たす状態になると言われています。それくらい、メンタルヘルスの問題はありふれているのです。


松本俊彦さん 「自傷」患者への助言(5)あきらめずに、人との関わりを : こころ元気塾 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞) http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=118168
 「また、ヨーロッパの自傷と自殺を巡る研究で明らかになっているのですが、ハンガリーという国は自殺が非常に多いのに、10代の自傷が少ない。逆に、イギリスでは自殺は少ないのですが、10代の自傷はとても多いのですよ。でも、これは不思議な結果です。というのも、自傷は長期的に見ると自殺の危険因子なのですから。実際、10代のときに1回でも自傷をしたことがある人は、そのような経験がまったくない人に比べて、10年以内に自殺で死亡する確率が数百倍高いという報告もあります。なぜこのような関係になるのでしょうか? これは僕の勝手な思いこみかもしれませんが、自傷をすることがもしかすると周囲に対するSOSとなって周囲の支援を引き出し、結果的に自殺しないで済んでいる。一方、自傷をすることも許されない環境では、SOSも出すことができず、最終的に自殺へと追い詰められやすいのかもしれない……そんなふうにも思えます」

 ――今、日本では自殺の数は減ってきていますが。自傷は増えているのでしょうか。

 「今年度の自殺のデータは詳しく検討していないですが、平成24、25年度のデータを分析すると、団塊の世代の自殺が減っているんですよね。若い人たちの自殺は全然減っていない。若者の自殺って、中高年以上の自殺と何が違うかというと、リストカットや過量服薬のような、致死性の低い自傷行為を繰り返しながらだんだんエスカレートして、そのエスカレートの果てに最終的に自殺で死亡しているという傾向があるんです。内閣府が提唱する自殺対策のあり方も、この2、3年、若年者対策に力を注ぎつつあります。しかし、若年者対策に関しては、いまだに日本では科学的根拠があるものがありません。例えば私たちの研究では、睡眠キャンペーンみたいなものは中高年以上にはいいのですが、若い人にとって不眠は自殺の危険因子とはならないことが明らかにされています。若年者の自殺の危険因子としては、自傷行為のような致死性の低い自己破壊的な行動に注目するというのも一つの方策なんじゃないかとも思います」

 ――今、人との関わりが、若い人では、直接の対面の関わりではなく、ネットとかスマホでのやり取りが増えていることはストレスを増やしている気がするのですが、自傷との関係はどうでしょうか。

 「もしかすると多少は関係しているのかもしれませんね。よく自傷をする患者さんのなかで、自分の自傷した傷の写真や動画を自傷系のサイトに掲載している人がいますが、そうした写真は自傷予備軍の若者にとっては、自傷へと背中を押す刺激となり得ます。見ているうちに自傷に肯定的になり、慣れが生じて、だんだんと自傷に対する抵抗感が薄れてしまいます。また、昔自傷していて、今はしなくなった人でも、そのような写真を見ると久しぶりに自傷したい気分が高まってしまうこともあります。こうした写真や動画は、自傷を周囲に伝染させる重要な要因になり得ます。知っておいてほしいのは、自傷には伝染性があるということです。どの学校でも学校全体で調査を実施すると、自傷経験者は中高生の約1割なのですが、クラスごとに見てみると、めちゃくちゃ多いクラスとめちゃくちゃ少ないクラスの差が激しいんですよ。この結果は、自傷が『教室』という単位では伝染が起こっている可能性を示します。


(2ページ目)「死にたい」と言うヤツに限って死なないというのは迷信だ | 文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/5039&page=2
自傷行為を繰り返す若者の96%は一人ぼっちの状態で行為に及び、しかもそれを誰にも言っていないんです。よく知られているのはリストカットで、私の調査では10代の1割に自傷経験があり、そのうちの約6割は10回以上繰り返しているという結果が出ています。

 彼らは死にたいと思って自傷行為に及んでいるわけではなく、死にたいくらい辛い今をなんとか生き延びるために体の痛みで心の痛みを紛らわせている。脳内麻薬が出て気持ちがスッと楽になったりするので、「生きるためにリストカットしている」と彼らは言います。しかし、だんだんその鎮痛効果が弱まってきて、効果を維持するために自傷行為エスカレートし、つい服で隠れない場所を切ってしまったり、うっかり深く切りすぎてしまったりして周囲に気づかれるというパターンが多い。ですから自殺と自傷は本質的に異なるのですが、長期的にみて自傷経験者の自殺死亡リスクは非経験者に比べて圧倒的に高いですね。

──どれくらい一般の人と違うのですか。

松本 これについてはいくつもの研究があり、自殺によって死亡する確率は低いものでも18倍、高いものとなると400倍から700倍という数字が報告されています。

(中略)

松本 自殺者の行動は矛盾に満ちているものなんです。先ほどお話しした自殺した方の遺族への聞き取り調査では、残されたメールやSNSなども検証しました。

 たとえば、一人暮らしの方が遺書を書いた後に、空になったボディーシャンプーを買い足しに行ってお風呂場で補充していたり、かかりつけの先生のところで持病の糖尿病の薬をもらったりしていたこともありました。それからある神経難病を抱えている方が、自宅で首を吊って自殺してしまったのですが、ご遺族にネットの履歴を見せてもらったら、直前までネットを見ていたことがわかりました。その方は、神経難病の自助グループサイトと、自殺系の指南サイトを自殺直前まで交互に見ていたんです。

 ということはやっぱり最後まで、ギリギリまで揺れ続けているということなんだと思います。自殺名所になっている都内の大きな橋から飛び降りた人も、最後ギリギリまで携帯電話を見ていました。

(中略)

これはちょっと古いデータですが、例えば大学が大都市部の繁華街とかガチャガチャした街から郊外の田舎に引っ込むと、自殺が増えたりするんです。典型的によく言われるのが筑波大学ですし、かつて広島大学広島市から東広島に移った当初、自殺が増えた時期があったといわれています。

 近くに飲み屋とか雀荘とかキャバクラとかがあって、学校以外で色んな生き方を見て知っていれば、学校だけがすべてじゃないと自然に思えるのかもしれないですね。

(中略)

松本 ええ、そうです。サンフランシスコに金門橋(ゴールデンゲートブリッジ)という自殺の名所があります。ここで飛び降り自殺しかけているところを発見されて、警察官に強制的に追い返された人たちのその後を追った調査があるんですが、なんと数年後の生存率は9割を超えていたのです。

 発見時の支援は「パトカーに乗せて自宅に送り届けた」だけであったということを考えると、生存率の高さに驚きます。


自殺傾向は、血液分析でわかる / Sputnik 日本 http://jp.sputniknews.com/science/20150822/789954.html
2015年08月22日 23:20
インディアナ州のメディカルスクールの専門家らは、自殺を図ろうとする人の血液に特殊な生物学的マーカーが検出されることをあきらかにした。実験に参加した217人のうち、37人が過去に自殺を図った経験を持っていた。

科学雑誌「ポピュラー・サイエンス」にはインディアナ・メディカル・スクールでの実験結果が掲載された。研究者が精神病の診療所をベースに精神病に苦しむ患者217人の血液を調べたところ、37人の血液から特殊な生物学的マーカーが検出された。これらの患者をさらに調べたところ、いずれも自殺未遂の経験者だったことが判明した。実験結果をさらに確証付けるため、研究者らは地元警察へ問い合わせ、自殺者26体の血液を集めたところ、やはり自殺未遂の精神病患者と同様、血液に特殊な変化が見られた。
血液分析で自殺を図ろうとする意図が見抜ける確率は92%。現在、研究者らは、病院での血液総合検査の際に平行して自殺傾向を調べるテストが行われるよう、実験分析プロセスの簡略化に取り組んでいる。こうした実践によって自殺の統計値を著しく下げることができるようになる。


生活保護受給者の自殺者数について http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ifbg-att/2r9852000001ifhr.pdf
平成22年
10万人あたりの自殺者数
生活保護受給者 55.7人
全国 24.9人


地方で自殺が急増した「意外な理由」〜日本社会の隠れたタブー(貞包 英之) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50183
1999年には、同年の3万1413人の自殺者に対して12万270件という4倍にせまる保険金が自殺に対して払われている。それは単純にいえば、自殺者の多くが生命保険に、それも複数加入していたことを示している。

そして、これが20世紀末に地方を中心として自殺が増加した理由もよく説明する。問題は、土地の信用力の弱い地方の経営者は、融資の担保として、複数の生命保険に加入することをなかば強制されていたことである。


伊吹太歩の時事日想:自殺ドキュメンタリーを作った外国人が「すぐに死にたがる日本人」を語る (2/2) - Business Media 誠 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1310/24/news007_2.html
『Saving 10,000』では、日本の自殺が世界と違う理由の1つに「消費者金融」の存在があると言う。2005年には、5000人の自殺者に支払われた保険金が、遺族ではなく消費者金融に直接渡っていたことを日本政府が問題視したことを紹介し、その先には「闇金」というさらに酷い高利貸しが人を自殺に追いやることもあると指摘する。

 加えて、精神科医の絶対的な不足についても問題提起をしている。欧米の映画やドラマに登場することも多い精神科医によるカウンセリングは、欧米人の多くが利用する。人材不足の日本では、カウンセリングよりも、投薬や精神科への入院で済ませてしまうケースが外国の先進国などと比べて多いのだ。

 その上で、ダイグナンはこうした現実を改善するヒントとして、フィンランドの例を筆者に示した。「フィンランドではかつて日本と同じくらい自殺が深刻だったが、国家レベルでさまざまな試みを行い、今では改善した。1つにはアルコール依存症対策だ。フィンランドでは自殺者の50%の血液から高濃度のアルコールが検出されている。アルコールの影響をあまり問題視しない日本は、アルコール依存やギャンブル依存などの問題から取り組みを始めることもできる」


■医師が語る 自殺する人と、踏みとどまる人の違い|ヘルスUP|NIKKEI STYLE https://style.nikkei.com/article/DGXMZO27917660Z00C18A3000000?channel=DF140920160927
 月別の自殺者数はその時代によっても変わってくるのですが、厚生労働省が発行している「平成29(2017)年版自殺対策白書」の「月別自殺者数の推移」を見ると、近年はほとんどの年で3月、次いで5月に自殺者が多くなっていることが分かります。


5月の自殺者を急増させる「約束破りの効果」とは?(河合薫) - 個人 - Yahoo!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/kawaikaoru/20160428-00057147/
5月は「自殺者」が増える、魔の季節だ。
以下は、1997年の2万4391人から1998年の3万2863人へと、自殺者が急増した1990年代後半の自殺者の月別発生割合である。春になると年平均値から10〜25%ほど増え、その後はゆっくり下落。秋になるとわずかな上昇を示すものの、冬になると急下降する
この季節曲線は現在も続いていて、2000年代以降は、特に30代、40代で多くなる傾向が認められている。
しかも、これはどこの国にも存在する季節変化。最初に注目されたのは19世紀だった。
なぜ、春に自殺者が増えるのか?

世界中の研究者が解明に努めてきたが、残念ながらいまだに一貫した回答は得られていない。 

ただ、春は日照時間が急激に長くなる季節だ。これがメラトニンビタミンDの生成量の変化に関係するのではないか? 花粉の飛散がサイトカインという免疫物質を引き出し、炎症反応を強めるのではないか? ――などなど、“太陽の功罪”を疑う意見は多い。
その一方で、最近注目されているのが、「約束破りの効果(broken promise effect)」だ。草木や動物だけでなく、実は、人間にとっても春は成長の季節で、春先に「希望」を抱く心理が存在し、その希望と現実とのギャップが、自殺の引き金になるのでは?と考えられているのである。


「気温が上昇すると自殺が増える」という研究結果が発表される - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20180725-temperature-suicide/
メンタルヘルス地球温暖化との関連性に着目した近年の研究では、アメリカとメキシコの気温と自殺について分析が行われました。結果として、平均月間気温が1度上昇した場合、自殺率はアメリカで0.7%、メキシコで2.1%増加したとのこと。分析は季節変動や貧困レベル、さらには自殺に影響する可能性がある有名人の自殺に関するニュースまで考慮に入れて行われ、裕福さや地域の気候帯の要因などにかかわらず暑い時期になると自殺が増えることが発見されました。


『うつヌケ』対談前編 吉田豪が考える、一番病みやすい職業は? | カドブン
https://kadobun.jp/talks/1
吉田:田中さんのうつスイッチは外気温の差によるもの?
田中:みんながそうではないと思うけど、ぼくはそうですね。「死にたいかも……」と感じ始めたときに天気予報見ると「あ!」と思う。逆に、週間天気予報をチェックすると「今週くるな」と身構えることもできる。仮に違う原因があるにしても、自分の気持ちに折り合いがついているので、いいんです。
吉田:知り合いの女性アイドルで、雨が降るとどうにもさびしくなりすぎてデリヘル呼んじゃうという子がいましたね。人肌が恋しくて呼ぶんだけど「女性は無理」と言われて出張ホストを呼んで……みたいに。雨もそれくらいやばいんでしょうね。
田中:気圧の差もすごいし、湿気があってジメジメしますしね。梅雨時に雨がつづくと、普通の人でも楽しくないじゃないですか。ぼく、台風のときも厳しいな。真上を通り過ぎるときとか、全く密閉された部屋にいてもわかるくらい気圧が変わる。本当にしんどいときは意味もなくジャイアンツ戦を観に行こうと思いますね。東京ドームって人工的な高気圧だから。シーズンオフに「低気圧ダメな人ツアー」やってほしい(笑)。
吉田:Twitterでアイドルをたくさんフォローしてると、夜中に同時多発的にみんなが病む日があるんですよね。
田中:どういうときですか?
吉田:断言はできないですけど、「月の満ち欠け」が関係している説は正しい気がしてます。スーパームーンのとき、みんな病みツイートしてたんですよ。本当にみんな一斉に「死ぬ」「死ぬ」つぶやいてるときがあって。
田中:自分ひとりだけの感覚じゃない。そういうの、やっぱりあるんだな。


■妊産婦の死因、3割は自殺…産後うつが影響か : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞) https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180906-OYTET50005/
 2015〜16年の2年間に死亡した妊産婦のうち自殺は102人で全体の3割を占め、死因として最多だったとする調査結果を国立成育医療研究センター(東京都)の研究チームが5日発表した。無職世帯や35歳以上の女性が産後に自殺するリスクが高く、産後うつの影響がうかがわれた。妊産婦の自殺に関する全国の実態が分かったのは初めて。

 研究チームは、各自治体に提出された12〜60歳の女性の死亡届や出生届、死産届を基に死因を調査した。

 妊娠中から産後1年未満に死亡した妊産婦は357人(死産を含む)。死因を調べたところ、自殺は102人(妊婦3人、産婦99人)で、がん75人(妊婦はゼロ)、心臓病28人(産婦27人、死亡時期不明1人)が続いた。

 産後に自殺した92人の背景を分析すると、無職世帯の女性の自殺率が最も高かった。年齢別では、35歳以上が45人と半数近くに上り、29歳以下(21人)を大きく上回った。研究チームは自殺の要因として、経済的な困窮や高齢出産、産後うつなど心の問題の関わりについて指摘している。


https://twitter.com/LazyWorkz/status/1316008023974907905
「ある属性の○○が多い」との報道に、「何に対して多いのか」と検証してみるのは大事な話。

とはいえ、産後の女性の自殺について、出生率とか使う計算式がよくわからなかったんで、別途計算してみました。
午後10:28 · 2020年10月13日·Twitter for Android
https://twitter.com/LazyWorkz/status/1316012889916882945
つまり、20代・30代の女性全体では10万人あたり12.4人が自殺しているのに、ほぼ同年代の出産後1年未満の女性の自殺率は10万人あたり5.1人と、半分以下です。

YS_GPCR氏と異なる計算をしましたが、データが正しいなら、「産後は自殺しにくい」という結論は同じです。
午後10:48 · 2020年10月13日·Twitter for Android


平成22年度研究報告書「親子心中」に関する研究(1)―先行研究の検討― http://www.crc-japan.net/contents/guidance/pdf_data/h22_oyako.pdf
稲村(1977)は、欧米諸国での心中発生状況について検討し、次のように紹介している。「欧米諸国のうち、殺人後自殺した者の比率でとくに高いのは、イギリスとデンマークである。イギリスでは殺人者全体の22.5〜36.1%を占め(Gibson,E.& Klein,S.,1961;West,D.J.,1965;McKenzie)、デンマークでは実に51.8〜80%(Siciliano,S.,1968)である。これらの諸国は、他の報告からもわかるように、親子心中の多い国であり、ここにあげた数値の多くが親子心中で占められる模様である。殺人後自殺をした者の比率が中間的な数値を示すのは、西ドイツの20〜25%、オーストラリアの17〜22%などである。またシプコベンスキー(Schipkowensky,N.,1970)によると、比率がとくに低いのは、カナダの10.8%(Fattah,E.A.,1972)とアメリカの3〜4%(Wolfgang,M.E.,1958;Phels;Dublin,L.I.& Beuze1,B.,1933)である。これらの数値は、各国とも、殺人時に自殺を試みるものが非常な高率を占め、そのうち、心中が相当数あることを示唆している」