小説以外の原作の有る映画の感想


点数:
分類:
粗筋:
総評:


パコと魔法の絵本 平成30年10月21日
点数:4/5
分類:おたく 回想 病院 自殺 女装 やくざ 関西弁 ライター 猫 猿 蛙 ざりがに 絵本 交通事故 孤児 記憶喪失 名前を間違える 消防士 誕生日 子役 幻覚 社長 演劇
粗筋:意地悪だった大叔父のおおぬきと遺品の絵本とその持ち主についての逸話を聞かされる
総評:原作が舞台なので演技が大袈裟。色使いがけばけばしくて情報量が多い。感動のさせ方が強引だが泣ける話。題名やポスターだと子供向けに思えたが大人向け童話であって子供向けではないネタや展開が多い。CGを取り入れたり童話風だったり騒がしかったり色々と日本映画には珍しい作品。観て良かった。1時間45分はやや長い。

原作未観劇
・パコは美人。記憶喪失は治しようが無いのに何故入院させているのかと思っていたら原因が説明されない儘死んだ。何か記憶喪失以外にも障碍が残っていたらしい。
・パコの父親は母親以上に存在感が無い。
・ザリガニ魔神はガマ王子が善行を積む為だけの存在で、具体的にどんな背景が有って悪事を働いたのか分からない。ザリガニ魔神だって倒されなければ悪行を反省し他の悪人を倒して名誉を回復する機会が有ったかも知れない。ガマ王子と無関係にやごの盥でやられるというやられ方はつまらない。
・遺品を預かっているおおぬきの子孫は名前が不明。子孫はの私生活は本筋に無関係なのにやけに目立つし、子孫は大叔父の話で何か人生が変わるという事も無い。過去を回想するという物語の構造にする必要が感じられない。子孫は初対面の男を家に上げて遺品を見せていて不用心だし、話を鵜呑みにしている。絵本が遺品である理由については両親から聞けば良いのではないか。
・堀米けんじは遺品の絵本を求める前に、郊外に住んでいるというおおぬきの子孫の両親の方には会っているのか。
・サマークリスマスという変な催しである意味は特に無かった。
・みんな演技に迫力が有ってうまい。
・照明助手と照明応援という役職の人数が多い。

・『機動戦士ガンダムSEED』『宇宙のステルビア』『機動戦士ガンダム』『銀河鉄道999』『新世紀エヴァンゲリオン』『コードギアス反逆のルルーシュ』『ピーターパン』『蝋人形の館』『人生ゲーム』『ケロロ軍曹』『トップをねらえ!2』『女は海』『人間なんて』『ドリフターズ』『装甲騎兵ボトムズ
・自殺 室町 何度も未遂。飛び降り 看護師に止められる
・たきたは松葉杖を足を怪我した方の手で持っている。
・おおぬきは入院日数が長い。
・医者は患者の傍でタバコを吸っている。
・50:00室町「安達祐実杉田かおる。ちくしょー。ドリュー・バリモアジョニー・フォスター」
・たきたは怪我人なのに元気。
・室町は自殺未遂者なのに、病院は4階の部屋を割り当てている。
・サマークリスマスの演劇はパコが絵本を通読するのを待ってから始まったのか。
・パコは母親から貰った絵本を放ってザリガニ魔神から逃げている。
・最後直前の場面のデビルガンダムエヴァンゲリオン零号機初期型がやけに目立つ。
・足を折られた猫は最後迄報われない。


ラヂオの時間 平成30年4月27日以前
点数:5/5
分類:ラジオドラマ タバコ 役者
粗筋:生放送のラジオドラマが役者の我儘と制作陣の弱腰で書き換えられる
総評:演技がとても自然。役者はみんな存在感が有る。密度が濃い。細かな点迄視聴者を楽しませようと工夫が凝らされておりそれが不自然ではない。

原作未観劇
・全編通して慌ただしい。
・角川文庫に因んだ門松文庫。
・50:00「きょうのゆきの結果だ」は「今日の野球の結果だ」と言っているらしい。
・結局メアリージェーンは夫ハインリッヒを入水自殺させてドナルド・マクドナルドに乗り換えている悪女。
・千本のっこがどれだけ我儘を許される大物の女優なのか説明が足りない。


12人の優しい日本人 平成27年1月13日以前
点数:3/5
粗筋:陪審員が刑事事件を裁くがみんなの意見が二転三転する。
総評:雲を掴む様なあやふやな話から、情報が小出しされると共に強引だが納得できる論理が構築されていき、人間の立場や信頼性が時間と共に変わっていく点は面白い。出て来るのは嫌な人間ばかりな上いがみ合いが続くので観ていて不快に成ってしまう。息が詰まる。役者の演技はみんな抜群。弁護士を自称した俳優があまりにも有能過ぎて、話を纏める為に脚本家が用意した道具に見える。

原作未観劇
・むかつく人間が多い。みんな意見が乱暴か優柔不断。
・顔が特徴的な人間が多い。
・喫煙回数が多い。
・銀行員のお爺さんは頼もしいと思ったが、只の傲慢な頑固爺に変貌した。
・ずっと有罪で粘っていた眼鏡が傷害致死で有罪という意見に与してしまったのは残念。
・甘栗男は何か含みが有るのかと思ったら何も無く結局自分の意見を述べる事は無かった。
陪審員長が頼り無い。存在感が無い。自分の考察は無く後味が悪いというだけで審判を下している。

・鼻血が出ただけで大袈裟。
・みんな何故こんな分かり易い事件で無罪が先に出たのか。
・「こっちがチョンガーで頑張ってるのに」
・「実家に帰ればね、山だって有るんですよ」
・「ありとなしはいってもね誰か他にいますかシステムのお世話に成った人」とは何と言っているのか。恐らく結婚相談所の名前だろう。
・ダヨ〜ンのおじさん。
・「ほんこーん
・ピザをしまう時の効果音は大袈裟。
・結局被害者の自殺理由ははっきりしない儘。
・ピザや手付かずのパフェはどうしたのか。


逆転裁判 平成30年3月12日
点数:3/5
分類:裁判 推理 殺人 記憶喪失 名前を間違える
粗筋:DL6号事件に関連してちひろ弁護士が殺され御剣検事が逮捕される
総評:人間関係や一つ一つの物語の密度が濃い。頑張って似せてはいるがどうも滑稽さが強い。みんな微妙に似ていない。衣装と演技は舞台劇の様に大袈裟。成歩堂龍一は騒がしくて苛々する。ちひろとまよいの年齢差は姉妹というより母娘。

原作未プレイ
・この世界は盗聴が罪に成る。
・『NEWS ZERO』に因んだ『NEWS HERO』。『夕刊フジ』に因んだ『夕刊マジ』。
・御剣検事は主人公席。
・判決があっさり出ている。
・「つまり、2日目」
・昔の裁判はちゃんと映像の表示方法が古い。
・自殺 さゆり 夫への中傷に耐えられず 首吊り
・はいねは散々手間暇かけたのに抵抗せず犯行を認めている。
・かるま検事を疑う展開は飛躍している。
・息子を守る目的とは言え無実のはいねこうたろうに罪を擦り付け、まよいの母親にも迷惑をかけた幽霊状態の御剣検事の父はやはり弁護士として肯定できない。