ロミオ×ジュリエット

原作既読

点数:2/5
分類:恋愛 義賊 男装 僕女 貴種流離譚 おかま 独裁 秘密結社 隻眼
粗筋:圧政に抵抗する赤い風は王子と愛し合うも別々に逃亡し国土を支える為に身を捧げる
総評:大公が無駄に横暴なのは倒すべき敵として設定されたから以上の理由を感じない。ジュリエットが命を捧げないと大陸が崩壊する、という大事な設定が終盤唐突に明かされて、真実なのかあやふやな儘話が進むので疑問を抱えながら視聴する事に成ってしまう。そもそも何故キャピュレット家が生け贄に成る運命なのかの説明も無い。愛と勘違いで自殺した原作に対し今作は儲けられた設定が突飛で鼻白む。オフィーリアとキセル老人の正体がはっきりしない点は納得いかない。

・名作にファンタジーを混ぜた点は同製作会社の『巌窟王』と同じ。絵柄や世界観は東映アニメーションの『明日のナージャ』と似ている。
・王家の血を引く男装女義賊という点は『リボンの騎士』と、王家の血を引く女義賊という点は『ラ・セーヌの星』と同じ。赤い風の服装は『怪傑ゾロ』に因む。
・EDが激しい音楽という点は同製作会社の『巌窟王』と『RED GARDEN』と同じ。
・ゴンゾだが作画は安定している。旗だけが3DCGで違和感が有る。

・季節が変わってもみんな服が同じ。
・ジュリエットは原作より歳上にされている。
・馬は毒草である筈のアイリスをいつも食べている。
・ロミオもジュリエットも相手に惚けた顔が多い。
コンラッドは眉が三つ又。キュリオは眉が二又。
・大公には何故こんな横暴が認められているのか。治世は下手。
・オフィーリアは白髪長髪緑目な点が『.hack』のアウラっぽい。
ハーマイオニーはとことん不憫。


平成28年4月23日
1
権力争いで父が殺され14年後赤い風として圧政に抵抗し仇の息子且つ助けてくれた貴族と再会
・赤い服は街中で目立つ。
・無関係な市民を連れて逃げる意味は無かった。無関係な市民はいつの間にか助かっている。
・『オセロ』は劇中劇として登場している。
・戯曲家のウィリアム。
・「めー」
2
ロミオとハーマイオニーの婚約が発表され誕生日のジュリエットはキャピュレット家の生き残りと明かされる
・金貸しに攫われた娘は服のボタンが右に有る。
・ロミオの事は様を付けて呼んでいたのに「また会えた。ロミオに」と頭の中では呼び捨てにしている。
3
ジュリエットはロミオと会う約束をすっぽかし再び助けてくれたロミオが仇の息子と知る
・大公は無意味に葡萄を潰している。
・医者の妻は口が軽く平気で秘密を漏らしている。
4
ジュリエットはオーディーンを名乗るも偶然正体がばれる
・爺やは何度も同じ小言を述べるより赤い服と剣を取り上げたらどうか。
・馬はジュリエットを視認できたから下りたのか。
・髪が短いだけで男の様に思われている。
5
神父が密通者だと判明しジュリエットはハンカチを縫い医者が赤い風に成り済ます
・圧政はさすがに強過ぎる。反発は当然だし、国外脱出する国民も多いのではないか。
・処刑装置が大袈裟。
・キュリオはいつの間にかジュリエットが逢引きしていると知っている。
・医者はマスクを着ける際眼鏡を外している。
・正体不明の人間に別の人間が成り済ますという有りがちな展開。
6
ジュリエットはロミオに自分が本物の赤い風と明かしベンボーリオの父市長が大公に反し失脚
・自殺 ランスロット 火を点ける もう逃げられず自分の正体がばれれば成り済ました意味が無くなり家族にも累が及ぶから
・ロミオは結局友達の制止を振り切って街に下りている。
・「お引っ越しー」
7
正体を知るティボルトに助けられたジュリエットはロミオにキャピュレット家の娘と知られキスされる
・市長は服の上から包帯を巻いている。
・つい先日迄戒厳令配給制が敷かれていたのに途端に華やかに変わっている。
8
ロミオはハーマイオニーに他に好きな人がいると明かしティボルトは神父を殺す
・神父は何だかんだ言って市民にパンを配っている善人。
・ベンボーリオは王に睨まれている立場なのに堂々とロミオ宛てに手紙を出している。
・今回はやけに同性愛っぽい。
9
新たな仲間カミロが裏切り大公はオフィーリアと会い枯れた根を見せられる
・ジュリエットは結局髪を切るという程度の覚悟すら決められていない。
・格闘場面は作画が良く動く。
・今迄散々剣を振るっていたのに人を傷付けた事は今迄無かったらしい。
10
大公に狙われたジュリエットはティボルトとロミオ母に助けられロミオは母から説明される
・ジュリエットは折角仲間が助けてくれたのにふらふら出歩いている。
・名ゼリフ
11
ロミオは馬を森で放し当ても無く逃げて行く
・ジュリエットは仲間への心配と自分の無力さから町を徘徊していたのに、ロミオと出会ってからは仲間の事をすっかり忘れている。
・唐突に盗賊が現れた。
・ロミオは馬狩りが現れる森に馬を放している。
・ロミオは無計画に家出しているだけ。舟を盗んでいる。
・今回の声優は名前の有る役が3人で脇役が3人の合計6人。
12
泉と2本の根を見付け老人から食糧を貰い捜索に来た兵士に2人は正体を明かす
・この世界には普通のロバもいる。
・たった2人で兵士に立ち向かうという選択も無謀。

平成28年4月27日
13
ジュリエットは大公に処刑を宣告されハーマイオニーとオフィーリアと会い助けだされる
・大公は息子に対し、お前は騙されていたのだと言った直後、ジュリエットは運命のいたずらに苦しんだ事だろうと述べて、本心では純愛だと理解している事を言外に明かしている。
・キュリオとフランシスコは城に攻め込む際顔を隠していない。
・城の警備はたった2人に突破されている。
14
罪人の働く鉱山に送られ友達に成ったペトルーキオは死にジュリエットはマンチュアに逃げる
・炭鉱夫はひげが剃られている。
・ロミオはあまりに善人過ぎて鼻白む。現場の人間からすれば絶対迷惑。
・ジュリエットの出番は殆ど無い。

平成28年4月28日
15
地震で鉱山が潰れる
・前回に続いて前回の概要が流される。
・ベンボーリオはきちんと頼まれた通りコーデリアを助けている。
・ロミオは何も考えずに囚人のネオベローナへの帰還を提案しておきながら、それが叶わなかったら新しい土地で生活すれば良いと、簡単に前言を撤回している。
・ジュリエットはまた数分しか出て来ない。
・EDが変わった。ED2の原画は1人。
16
キュリオはジュリエットに惚れていると判明しハーマイオニーはマンチュアでジュリエットに助けられネオベローナに帰る
・顔がやや崩れた。
・じゃが芋が売られている。
・ジュリエットは髪を詰めず顔を隠さず買い物をしている。
・今回はロミオの出番が無い。製作者一覧にも名前が無い。
・「酒はわしを裏切らん」というセリフで終わっている。
17
エミリアはジュリエットが女だと知りティボルトの義父はカミロで母はキャピュレット一族で父の大公の母は娼婦で父はキャピュレット家と判明しタイタスを殺しマキューシオを養子にする
・キュリオとフランシスコはカミロの後を付ける際顔を隠していない。
・大公は何をどうしてモンタギュー家の養子に成ったのか。
・人間関係が説明される回。
18
フランシスコもキュリオ同様ジュリエットが好きと判明しジュリエットは村でロミオと再会
・作画が良く成った。やけに滑らかに動く。作画監督には9話と同じ音地正行がいる。
・ロミオは怪しい老人から貰った都合の良い種子を信用してみんなに大きな展望を語っている。
・羊姿は可愛い。
・執事の羊姿
・村は大分発展している。もう作物は実っているのか。みんなひげを綺麗に剃っている。
19
演劇後大公の城に赤い風として攻め込み正体がばれる
・ジュリエットは本当にただ会っただけで帰っている。
・ウィリアムはジュリエットのトラウマを刺激する様な台本を書いてジュリエットに参加させている。
・たかが芝居に人々を扇動する影響力が有るのか。
・薔薇を投げ付けるという優しい攻撃。
・市民はみんなキャピュレットの娘の顔を知っている。
20
ジュリエットはオフィーリアに胸のエスカラスの種を求められ大公はロミオにエスカラスの木を見せる
・素人農業が失敗している。
21
ベンボーリオはコーデリアと結婚しジュリエットは国の為に死を決意する
地震と火災の直後に結婚している。
コーデリアの両親はいないのか。
・何故ジュリエットはオフィーリアの言葉を鵜呑みにしているのか。
22
大公はマキューシオに殺される
・大公もロミオもティボルトもキャピュレット家の血筋だがエスカラスの種には成れないのか。若しキャピュレット家の血筋が完全に途絶えた場合木は枯れるしかないのか。
・ティボルトとロミオも大公を殺そうとしていたのにマキューシオが悪者扱いなのはただ間が悪かっただけなので何だか可哀想。
23
ティボルトは言い伝えをロミオに教えジュリエットはオフィーリアに捕まりキスされる
・ロミオは折角ジュリエットに会えて国も大変だというのにつまらない理由で村に行こうとしている。
・ティボルトは言い伝えを信じている。
24
ロミオはオフィーリアと相討ちしジュリエットはエスカラスに自ら取り込まれ大陸が落ちる
・みんな戦っているのにコンラッドだけ戴冠式に拘る耄碌老人に成っている。
・作画が良く成った。
・自殺 ジュリエット エスカラスに身を捧げる ネオベローナを守る為
・ジュリエットは納得尽くであるとしても結局エスカラスに取り込まれているのでロミオは無駄死に。エスカラスに成ったジュリエットはネオベローナにどんな貢献をしているのか。確認できる貢献は力を失ったネオベローナをゆっくりと着水させた位で、着水後は仮令ネオベローナが枯れた土地に成ったとしても他の土地に移住すれば良いだけの話ではないのか。