ガメラ

昭和版
・毎回自衛隊の試段階の兵器を使っている。
・何故ガメラが市民から受け入れられているのか説明が無い。
平成版
・正直つまらない。生物らしい生々しさは増しているし闘いは見応えが有るが、人間の描写が長過ぎる。毎回専門家でも何でもない脇役が、薄弱な根拠の元突飛且つ的確な推理をしていてついていけない。


■大怪獣ガメラ 平成26年10月6日
エスキモー 犬 アトランティス 姉弟 灯台 原子爆弾 北海道 東海村 東京タワー 空腹 報道機関

点数:2/5
粗筋:北極から目覚めたアトランティスの怪物ガメラが日本で暴れる
総評:展開が早くて楽しい。熱でエネルギーを得るから核ミサイルは無駄という設定は理解不能ガメラを殺さず追い出すという展開は褒められるが、としおが悲しまないのは不自然。大惨事が起きているが、結局お腹が減っていただけだった。

エスキモーとは英語で会話している。国際会議に参加した外国人は片言の日本語を喋る。何故エスキモーにアトランティスの事を訊くのか。
・北緯84度27分東経176度58分
・字幕は読み難い。
・『ゴジラ』のゴジラ同様ガメラ原子爆弾で目覚めている。
・0900 「さいせん」とは船から下りるという意味らしい。
・新聞は日本は毎朝新聞という架空の新聞だがアメリカのThe New York Times、フランスのLe Monde、ドイツのSüddeutsche Zeitung、ソ連のПравда、中国の星島日報は実名で登場。
・誤字 毎朝新聞 ガナラにより沈没され 二硫で炭素
・白河丸の爆発沈没の新聞記事は途中から突然別の話に切り替わっている。
ガメラが脈絡無く日本に現れ灯台を破壊し子供を助けている。
・暗い場面は見え難い。
・「『じ』ねつ発電所
・電気作戦があっという間に失敗している。
ガメラに出会っただけの単なる動物学者が作戦指揮をとっている。眼鏡の動物学者は不自然な程ガメラについて詳しい。
自衛隊は都合良く冷凍爆弾を開発中。
・亀をひっくり返し飢えを待つという牧歌的な作戦。
・太平洋の魚が全滅したらしいのに魚市場は呑気。
ガメラ退治は自然任せ。
ガメラをロケットに乗せる展開は急。
・結局所属不明の飛行機はどこの国のものなのか明らかにされなかった。
・亀の二足歩行の不自然さについては誰も指摘していない。


■大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン 平成26年10月6日
琴 びっこ 宝探し 南方 架空文字 偽中国人

点数:2/5
粗筋:隕石にぶつかり地球に帰還したガメラと南方の卵から孵ったバルゴンが戦う
総評:人間のやりとりに時間を割いている。バルゴンの登場場面の方がガメラより多い。

・スタッフクレジットの背景は『ウルトラQ』っぽい。
・冒頭の展開が急過ぎる。
ガメラは無駄にダムを壊している。初めから火山に行けば良かったのではないか。
・舌先から冷凍液を、背鰭から虹を出しダイヤモンドの光が好きという変な怪獣。
大阪城が凍る。
・鳴き声の応酬がうるさい。
・映画は色付きだがテレビは白黒。
・部族は全然ニューギニアの言葉を喋らない。
・海から上がって来た割にバラゴンは水に弱いとされる。海水は平気なのか。
・「特異体質の畸形児」
・科学者の会話は全然科学的ではない。赤外線を受けて育ったから赤外線をダイヤモンドに当てれば誘き寄せられると無茶な事を言っている。
ガメラが凍っている間、人間はガメラを放置していたのか。
・人間は色々な作戦をこうじるも無力で、長い間凍っていたガメラがいい所を持っていく。ガメラはその後どこに行ったのか。


■大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス 平成26年10月6日
富士山 高速道路 地主 姉 馬

点数:3/5
粗筋:富士山が噴火しギャオスとガメラが目覚める
総評:コメディ要素もパニックものとしての完成度も過去作よりこなれている。子供がガメラに乗ったり作戦を立案したり悪い祖父を窘めたりと、子供の観客の為に、感情移入できる様に作られていて好感が持てる。

・お爺さんが富士山の噴火を見て「不吉な事が起こらなきゃいいが」と言っていたが、富士山の噴火それ自体が不吉ではないか。
・怪物に怯えていた子供は一方でガメラを見て喜んでいる。ガメラは何故子供を助けるのか。お姉さんもガメラを信用している。
・ギャオスは喉骨が二股に分かれている。
・博士はまるで熟知しているかの様に未知の生物を仔細に語っている。
・囲炉裏が有る。
名古屋城が壊される。
・高速道路の現場責任者は対ギャオス工事迄監督している。
・「さんつゆの高さを上げろ」とは何と言っているのか。
・消火剤を出す怪獣は珍しい。
・ギャオスは結構賢く戦いは過去作より見応えが有る。
ガメラは手で石を掴んで投げる事ができる。
・終わりに歌が流れる。


ガメラ 大怪獣空中決戦 平成26年10月7日
空想科学 古代文明 遺伝子組み換え 自衛隊 方言 架空文字 東京タワー

点数:2/5
粗筋:古代文明の遺産であるギャオスの復活に呼応して対抗品のガメラが復活する。
総評:悪くはないがガメラは人類に作られた道具という設定だと、人類の為に体を張って働くのは当然に思えて、敵味方不明な超自然的な存在という威光が減る。

・たまたまお土産で勾玉を貰っただけの人間が巫女に成る必然性が弱い。
海上保安庁の職員は仕事を放り出してガメラを追いかけている。ガメラが陸に上がってからは海が関係無いし、生物学にも考古学にも無縁。何故主人公の様に出番が多いのか。
・刑事はいつの間にか出番が無くなっていた。
・登場する怪獣は生物っぽい生々しさが増したがまだそんなに出来は良くない。
・展開が早い。

・1トンプルトニウム輸送船の護衛が巡視船のじま1隻とヘリコプターのみ。
・海流丸の座礁事故発生現場は東経130度5分 北緯4度30分と報告されている。讀賣新聞の記事では「ミンダナオ島の南々東約三百キロの海上」と報じられているが、実際にはミンダナオ島東約470キロの地点。
「合同の調査期間を設立」という誤字。
・海流丸の座礁事故発生日時は讀賣新聞では
『二十三日午前一時すぎ』
2枚目の記事では
『二十七日』
3枚目の記事では
発行日が1995年(平成7年)5月31日(水曜日)で『先月二十七日』
4枚目の記事では
『先月二十七日』『二日現在』
5枚目の記事では
『先月二十七日』
6枚目の記事では
『先月二十七日』
と報じられており、1枚目の記事と3枚目の記事だけおかしい。
讀賣新聞が実名で、朝日新聞が新聞紙名を一部隠されて出て来る。ローソン、週刊読売週刊アサヒ芸能。メリーポピンズのポスター。
・草薙あさぎという名前は語呂が悪い。演技が下手。
・ながみねまゆみは可愛い。
・漂流環礁は調査船けんざきのソナーには検知されている。
・何故政府は第一発見者の鳥類学者というだけのたった一人の学者に大仕事を頼むのか。
・ながみねまゆみは、飛行生物は光を嫌う習性が有ると説明しているが、写真機のフラッシュを避ける習性は大抵の生物が持つもので、習性と言える特徴ではない。
・飛行生物はヘリコプターと生肉だけであっさり釣られて市街地に現れている。余程お腹が空いていたのか。
環境庁のさいとう審議官は「相手による攻撃が行われなければこちらが攻撃する事は許されない」と説明しているが街の破壊は攻撃ではないのか。
・ながみねまゆみは会って数時間の米森良成にため口。
・未知の金属の取り扱いが杜撰。勾玉をあっさり子供にあげている。
・何故アトランティスの話だけで怪獣が人工のものだとする推理しているのか。
・ギャオスは「生物として不自然な点が有ります。雛の全てが雌なのです」と説明されているが、雛の数が十分に無いと雌雄の割合は語れないし、単為生殖で繁殖する可能性も有る。
・ギャオスは成長が早いが大きく成り過ぎると飛べなく成るのではないか。
ガメラは舌はピンク色なのに血は緑色。
・タクシー運転手が草薙あさぎを乗せて検問を突破した理由は自分もガメラを見たかったからか。
・国立遺伝大学
・米森良成の、草薙あさぎとガメラが通信しているという仮説はどういう考えで辿り着いたのか。
・ギャオスは天敵がガメラ以外いないとはいえ街中で寝ていて肝っ玉が太い。余程眠かったのか。
・勾玉を身に付けて巫女がガメラの痛みを分かち合う意味は特に無いのではないか。傷が治ると血も消えている。
・羽ばたきで空気抵抗に頼って飛ぶギャオスは大気層の薄い所迄飛べている。
・ギャオスがガメラの咥えた足を自切したり、断末魔を発したり、所々原作をなぞっている。
ガメラプルトニウムを必要としたのか。
・EDの歌は長い。
・ギャオス 亀山ゆうみ


ガメラ2 レギオン襲来 平成26年10月7日
隕石 珪素生命体 植物

点数:2/5
粗筋:隕石と共に現れた植物と虫をガメラが倒す
総評:ガメラよりもレギオンの不思議な習性に目が行く。レギオン珪素を食べ酸素を作るという設定はあまり活きていなかった。一般職員が不自然に有能なのは疑問に思う。

・特別協力として北海道新聞、NTT北海道、キリンビールが実名で登場。アロイス―萩尾望都傑作集 (花とゆめCOMICS) 、ゲド戦記
・また女性科学者が人より秀でた専門性も無いのに成り行きで事件担当を任されている。タヒチの植生を理由にパンスペルミア説を肯定していて軽く気違い。
・女性科学者は寒い冬の北海道の中ずっとミニスカート。
・目玉か現れる場面はびっくりした。
・高圧高酸素濃度環境だったら地下鉄に入った瞬間気付かないか。
・女科学者は未だ何も分かっていない段階でハキリアリに例えたり、電磁波を敵の言葉だと思った等と大胆な仮説を立てている。
・唐突に聖書を諳んじる自衛隊員はおかしい。
・医者は死体を解剖する際「成る程」と言っていたが何が成る程なのか。
・また演技の下手な草薙あさぎが出て来てむかつく。今回も出て来る必要が無かった。
・共生関係に有る植物と虫が同時に襲って来るという設定は珍しい。
・レギオンが産んだ酸素は草体が宇宙に種を飛ばすエネルギーに成ると言っていたが、宇宙に物を飛ばす為には酸素濃度が高いだけではどうしようも無い筈。推理はもう何の根拠も無くしりとりの様にぽんぽん口から出るまま思い付きを語り合っている。
自衛隊員服の儘新幹線に乗っている。
・重要な場面にも関わらず見え難い角度だったり一瞬しか映らない事が多く不親切。ガメラが花を倒した場面は花がガメラに向かって倒れて来た様に見えてしまう。
・只のNTT職員が優秀な上勇敢。
・「巨大レギオン、最終防衛ライン、突破します」と言っていた自衛隊員は前歯が1本抜けている。このセリフの直後映画が始まる際に流れる様な数字の秒読みが入っていたがこれはニコニコ生放送の放送事故らしい。
・電柱にしがみつく隊員、ガメラ支持の人々、という役名。


ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 平成26年10月7日
猫 苛め 古代文明

点数:2/5
粗筋:前回ガメラがマナを消費したせいで世界中にギャオスが現れイリスも復活する。
総評:ギャオスの大群が攻めて来るという中途半端な所で終わり。今回はガメラの出番が遅い。四聖獣に喩えられていたが四聖獣同士で戦うのはおかしくないか。後2種類の怪物も居るのか。ゲームクリエイターは何か陰謀を企んでいるのかと思ったが只の事情通に過ぎず、誘拐以上に深く事件に関わる事は無かった。ガメラを恨む女子高生という存在が話の核の一つなのに、仇討ちも果たせぬ儘ガメラに助けられたら恨みが簡単に流されてしまっているのは解せない。復活したギャオスの出番が少なくて寂しい。

ガメラは複数居たらしいが、どう繁殖するのか。
・ギャオスらしい骨格模型は原作と違い首が二股に成っていない。
・高校生が小学生を苛めている場面はみっともない。
ガメラの甲羅が襞毎に格好良く動く様に成った。
・世田谷区の会社員長谷川幸夫さん
・女子高生は苛めっ子に連れて来られた時、細い懐中電灯を持っていたが常に持ち歩いているのか。
・女子高生は犬くらいの大きさしかない生き物をガメラへの復讐に使おうと決めている。
・長年祀られていた生物が石を動かしただけで復活したのは、やはりガメラがマナを消費した為なのか。
ドリームキャスト
・外を歩いているおばさんは「怖くて外も歩けないわよー」と言っている。
・草薙あさぎはまだ演技が下手な儘。
・同居の大学生は救急車に同乗する弟に対して後で服を持って行くと言っていたが、女の箪笥を漁るのか。
・元刑事なんか仲間に誘って何をさせられるのか。と思っていたらやはり居なくて良い働きしかしていない。
・突然死体がぶら下がったが音楽で予告されていたので驚かなかった。
・女子高生の服を着替えさせたのに勾玉だけ首にかけ直して寝かせるのは不自然ではないか。
自衛隊は新種の怪物を上司に報告する事なく予定通り攻撃している。新型ギャオスという認識だからか。
・イリスは成長というより巨大化している。
・首飾りの紐が簡単にちぎられている。
ゲームクリエイターの死に際の言葉「もえでやっぱやあー」とは何と言っていたのか。
・十束の剣には不思議な力は無かった。
・名家の男子高校生も演技が下手。
・壊れたのは渋谷と京都駅。
ガメラは人間を気にせず暴れまくったのに女子高生だけは優しく助けている。助ける理由が欲しい。
・何故初め海外に居たギャオスが日本に集まり出したのか。マナの消費を嗅ぎ付けたのか。
・結局烏賊怪物をイリスと呼んでいたのは女子高生だけで、政府側は新型ギャオスと捉え続けていた。題名にある様に「邪神」と呼ばれる様な理由は何一つ描かれていない。