平成25年6月

平成25年6月2日 日曜日
NHK技研公開2013
・行き方は
JR総武線市川駅-JR総武線御茶ノ水駅-JR中央線快速新宿駅-小田急成城学園前駅
各駅停車のバス 36分 1350成城学園前駅-1426NHK技術研究所
臨時運行のバス 15分 1717NHK技術研究所-1732成城学園前駅

・小難しい技術関係の展示なのに日曜日という事情も有るからか臨時直行バスを出す位に結構な人数が集まっている。男女比は約8:2。一応子供向けの展示も有るが、子供には絶対退屈な筈。
NHKは新ラボちゃんという萌え系コスプレイヤーまで用意していた。
NHKは放送に関する研究なら何でも手を出している。特許の販売もしているという展示が有ったが、販売はどんどんやって欲しい。
・地下一階は本来は駐車場らしかった。
・技研講堂は前の椅子の背面に小さな机がしまわれているが、この机はとても引き出し難い。
・ポスター展示という展示はポスターのみの展示かと思ったがちゃんと試作品が有り説明員が居た。こちらの方が普通の展示より面白いものが多い。

興味深い展示
・ウェブブラウザー上からTVMLの編集と共有を完了させるSNSは、何とかしてMikuMikuDanceとの連携を実現させれば今後大いに発展させられそう。
・熱素子を用いて空気を振動させる、本体自体は振動せず薄くて折り曲げられるスピーカーは是非実用化して欲しい。残念ながら直にその音を聴く事は叶わず、箱の中の試作スピーカーの音をマイクで拾ってヘッドフォンで聴くという程度の完成度であった。
・上空から撮影した地理映像に自動的に店名や地名を表示させるスカイマップは東日本大震災の時も実際に現場で活用されたらしい。
・赤外線望遠カメラは福島第一原子力発電所の事故を、危険区域として指定された半径30kmより外側から撮影する為に作られたとの事。津波や火山活動も遠くから撮影できるが、本体が巨大なのでトレーラーに乗せて使うらしい。気象庁海上保安庁に使って欲しい。
・手話翻訳は、音声の文字化、文字の手話化、その出力という段階を経なければならないので、リアルタイムに行える完成段階にはないとの事。先天的失聴者は手話が母語なので、字幕よりも手話の方が分かり易いらしい。
光ファイバーを用いた低遅延放送は300kmの距離を再現した状態でも遅延が全然見られなかった。
・映像認識に由る映像素材への自動タギングとそれを元にしたマッチムーブ。画像認識はIBMNEC東京大学等色々な会社や大学が行なっているが、皆で協調して共通のデータベースを作れないものか。
・電子透かし技術は、テレビ番組に不可視情報を潜ませて、その画面に向けた携帯電話で情報を読み取るとその番組の関連ウェブサイトを開けるという程度の展示であったが、この技術はもっと何か活かせる道が有ると思う。
・曲げられる薄型OLEDディスプレイは空気中の水分すら吸ってしまう程水に弱いとの事。

残念な展示
・立体テレビ研究は少し視差を変えると映像が滲んでしまうホログラムばかり。今の段階では子供騙しとしか言えない。
・8Kの大画面テレビは、画素密度が下がっているからかパッと見ではそこまで凄いものには見えない。
・120Hzの映像はそうでない映像との違いが全然分からない。
スーパーハイビジョンシアターは特別綺麗と言える点の無い映像であった。
・22.2chのスピーカーテレビやヘッドホン、スーパーハイビジョンシアターは言われないと普通の音響との違いに気付けない。
・触覚ディスプレイは2008年の展示から目立った進歩は無い。指先に棒を付けて3DCGの輪郭を伝えるという機器は3DCG創作を行う場合にしか使わないのではないか。

■平成25年6月14日
15時、国立科学博物館上野本館に行く。金曜日なので閉館は20時。

■平成25年6月22日 土曜日15時
平成25年6月21日は夏至だったが雨で影が見えなかったので、今日は江戸川の土手迄行き影の長さを確認する。曇り空なので一瞬で影が見えなくなってしまう事が有るが、確かに短くなっていた気がする。どうせなら正午丁度に確認に行きたかった。

■平成25年6月23日 日曜日
24時直前にスーパームーンを見に外に出るが小雨が降っていて月は見えなかった。