ソニー製品は重複する製品が多い

SONY「我々はアップルみたいな狭っこい会社にはならんぜよ」 : ギズモード・ジャパン http://www.gizmodo.jp/2010/07/sony_1.html

Joel Johnson:  Dashも、Sonyの中途半端を示す例だと僕は思うんですけどね。Dashも良い製品なんですけど、今はほぼなんでも1台で済む、ソフトウェア駆動の収束型デバイスの方向にすべてが動いてますよね。だから、Sonyが今必要なのは突発ヒットのはずなのに、絶対なりそうもない超ニッチ指向の製品を量産し続けるのも妙な気が...。製品ラインを減らして、引き締める動きはないんでしょうか?

George Bailey: その点は君の意見に賛同せざるを得ない。思いっきり正直に言うと、うちはSKU(在庫管理単位)あり過ぎるかもね。複雑過ぎるかもしれない。これも元を正せば善意から生まれた状況ではある。消費者の抱えるニーズになるべくターゲットを絞り、その狙った市場で本当に素晴らしいものを作ろうと努力する当社のエンジニアから生まれてきた製品なのだから、結構なことではないか、ね? モチベーションはいいのだ。しかし残念なことに、それでインパクトが薄れてしまっている。

一方アップルを見ると、あそこはまた、信じられないぐらいフォーカス絞ってる会社なんだよね。iPadにあれだけのハイプを生み、しかも新発売はまだあれ1コ(3月段階)。ソニーはどうかというと、今年これから新発売の製品が8種、12個控えている。これについてはもっとフォーカス絞らなきゃならんな...と思うこともあって努力はしてるので、来年ぐらいには成果が見えてくると思うよ。

(中略)

George Bailey: SKUに関してだが――我々がアップルほど狭っこくなることは絶対ない。ああは、なりたくない。 我々はもっと沢山の選択肢を、幅広く提供したいのだよ。だが、ちょっと多様化し過ぎた嫌いはあると思うので、これからはもっともっとフォーカスしていきたい。これから我々が市場に出すものを見て消費者にも、違いがわかっていただけたら幸いだ。


■アップル元社員「ジョブズは他人の成果を自分のものに…」(3/3) | ビジネスジャーナル http://biz-journal.jp/2012/07/post_448_3.html

例えば、ソニーは、米国の量販店を覗くと、日本でまったく流通していない商品が売られている。ヨーロッパでも同じ。一体ソニーは全世界で何種類の製品つくっているのか、ウェブサイトで数を数えたことがありますが、途中で挫折してしまった。なぜなら、日本だけで180くらいあり、それが欧米やアジアといった地域ごとでも分かれていて、数えきれなかったからです。これは、人的/資金的リソースを無駄遣いしているということなのです。


ソニースマホ、どう巻き返す? | インタビュー | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト http://toyokeizai.net/articles/-/12545?page=3

製品どうしのカニバリゼーション(共食い)は確かにある。具体的には2つあって、1つはスマホカジュアルゲームをする人が増えたのでプレイステーションが食われる、というもの。もう一つがスマホで写真や動画を撮影するようになった分、デジカメの「サイバーショット」、ビデオカメラの「ハンディカム」が食われる。


ソニースマホ事業、今やるべき4つのこと | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト http://toyokeizai.net/articles/-/54191?page=3

ラインナップを絞り込むべき

まず、製品数の大胆な削減だ。現在のラインナップは、あまりにも多すぎる。売れ筋が上位機種に限定されている日本だけを見ても、ソニーはグローバルモデルのXperia Zシリーズを3サイズ展開した上で、その派生モデルをNTTドコモKDDIに、それぞれ専用機種として提供している。

海外に目を向けると、売れ筋価格帯の違い、経済格差などを考慮して、地域ごとに分岐させた派生モデルを展開している。これを2〜3機種程度に減らすべきだ。


■「ユーザー体験」を強化 ソニースマホで描く未来  :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0103M_R00C13A3000000/

多彩に散らばった商品ラインアップも今後は「分かりやすく絞り込んでいくつもりだ」(鈴木社長)という。


本田雅一のクロスオーバーデジタル:「Xperia Z」に込められた“ソニーらしさ” (2/2) - ITmedia Mobile http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1301/18/news023_2.html

「それだけソニー内部の技術とノウハウを注ぎ込んだ、総合力を生かしたスマートフォンXperiaがなっていくのなら、1モデルでより幅広い層をカバーできるのではないか。モデル構成はもっとシンプルに、例えばハイスペックモデルとコンパクトモデルの2モデル。投入地域の経済状況に応じて、仕上げと質感重視の高級版と低コスト版の2ラインとした2モデル構成でもいいのでは?」と尋ねてみた。

 それに対する黒住氏の回答はこうだった。

 「同様の議論はあります。個人的にはXperiaはプレミアムブランドとして、価格の上下で差異化するのではなく、製品コンセプトの違いで複数ラインを作りたいと思うところはあります。実は似たような取り組みはすでに行っており、2012年は上位モデルから順に『Xperia S』『Xperia P』『Xperia U』というグローバルモデル三兄弟を作りました。それぞれは同じデザインテイスト、同じ商品訴求点ながら、画面サイズを4.3インチ、4インチ、3.7インチと3種類作り分けたのです。結果は良好で、Xperiaシリーズとして訴えるべきポイントが明確になり、またデザインの共通化による相乗効果も見られました。


■2013 International CES:新機軸のデザインを採用した“スーパーフォン”――「Xperia Z」開発の意図を聞く (2/2) - ITmedia Mobile http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1301/21/news064_2.html

―― 最後に今後のラインアップ展開についてお聞きします。特に2012年が顕著だったと思うのですが、ここ最近、ハイエンドからローエンドまで、Xperiaの製品が細分化されて増加しています。正直私もすべての型番を覚えきれないほどです(笑)。この流れは2013年も続くのでしょうか?

黒住氏 Xperiaを細分化したのは、各市場のニーズに合わせるためです。ただ、スマートフォンが市場の中心になって、フィーチャーフォンのころよりは、特定の商品にニーズが集中しているように思います。その変化が如実に表われてくるのが2013年ではないでしょうか。それが市場の大きなトレンドだとすると、我々が持っている商品ラインアップも、それに合わせていかないといけません。将来に向けては、キャリアやコンシューマーの動きに合わせて、ラインアップを展開していきたいと思います。

失速「ソニースマホ」が生きる道:日経ビジネスオンライン http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20140808/269825/

 この結果を受け、「見込みが甘かった」(吉田憲一郎CFO)という反省の元、ソニーはモバイル事業における中期計画の見直しに着手。従来の販売戦略も練り直す。

 上位機種から普及価格帯へと広げてきた端末ラインアップの絞り込み、プレミアムブランドを維持できるよう国ごとに戦略を考えるという。


ソニー、2種のウエアラブル端末を発表―はずみになるか - WSJ http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970203736504580132603554128666

ソニー幹部によれば、販売が不振ではあるものの、同社はスマホ市場から撤退しない方針だ。なぜなら、スマホは同社の中核技術―カメラ、音響機器とビデオゲーム―が集められた中核的商品だからだ。ただし、同社幹部は将来的に力を入れる商品ラインを選び、市場も絞る予定だとも述べている。同社のスマホ事業は昨年は同社で最も収益性の高かった事業の1つだったが、現在は中国の格安メーカーとの競争で苦戦している。


■「絶対、テレビをコモディティにはしない」、ソニーの意志表示 - ITmedia LifeStyle http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1304/11/news110.html

また「EX540シリーズ」の22V型のように継続して販売するモデルはあるが、年末に発売した84V型のKD-84X9000をのぞけば、昨年は6シリーズ14モデルあったラインアップを、4シリーズ10モデルにまで絞り込んだことになる。