地震50日以降

地震50日 平成23年4月29日
8時2分、体が僅かに揺れるが地震なのか寝不足のせいなのか区別が付かない。気象庁の情報では40分前に東北地方で震度3程度の地震が起きたらしいが、俺はその余波を感じたのであろうか。

地震51日目 平成23年4月30日
寝ている時に震度1程度の細かな揺れを感じるが気象庁の情報には掲載されていない。
今日はやたらと消防車と救急車が走っている。

地震52日日 平成23年5月1日
今日は恐らく1週間振りに地震が起きた。それも何度も。これも単体の地震ではなくあの大地震の余震なのであろう。

地震53日目 平成23年5月2日
13時9分、室温は28度。これ以上上がらないで欲しい。輪番停電も怖いが、エアコンを早目に買うか。14時頃のJR中央総武線は冷房が切られていて勘弁してくれと思う位に暑い。一般の店舗も節電の為に冷房を弱めにしている店が多い。冷房を動作させている店が在るとそれだけでその店が嬉しく思えてしまう。JR中央総武線は車内広告が寂しい。震災で景気が急に悪くなったのであろうか。

地震54日目 平成23年5月3日
天気予報は快晴が続くゴールデンウィークの筈なのにまさかの大雨。こんな雨程度でも、この長期休暇は折角の景気回復の機会なのに、と考えてしまう。

地震55日目 平成23年5月4日
震度2程度に揺れる。微かな揺れは出そうで出ないくしゃみの様でもどかしい。あの地震以前は寧ろこういう微震が普通だったのに、今の感覚はなんとも贅沢になっている。

地震56日目 平成23年5月5日
案の定と言うべきか、過去のものとなった地震津波の被害より未だ続いている民主党政権の方が大きな災害となっている。

地震57日目 平成23年5月6日
微震が起きた程度で後は特に書く事は無し。

地震58日目 平成23年5月7日
19時56分、数分前に震度1程度の地震が有ったのに気象庁のウェブサイトには記録が掲載されていない。また自室の蛍光灯がちらついているが、地震の前兆か送電の不安定の顕れだろうか。

地震59日目 平成23年5月8日
まだ5月なのに午後近くになると扇風機が欲しい位に暑くなる。14時4分、室温28度。20時21分、室温26度。漸く涼しくなってきた。

地震60日目 平成23年5月10日
揺れ観測用に伸ばしていた蛍光灯の紐を短くする。

地震61日目 平成23年5月11日
地震発生から2箇月目。今ならまだ余震も続いている事だし、東北地方と関東地方で言われる言い訳の殆どに「地震の影響」という言葉をただくっつけてもそれだけでそれなりの説得力を持たせられそうである。夏場に輪番停電が全国規模に発生すれば、更にそれも新たな言い訳の一つとなるだろう。

地震63日目 平成23年5月13日
8時37分、久々の地震だ。懐かしいな。
ダイエー市川店は今日になってもまだガスコンロと生理用品と電池とミネラルウォーターの販売制限が終っていない。

地震64日目 平成23年5月14日
8時38分、二日連続の地震の上に同じ時刻に地震が起きた。震度は2程度。

地震65日目 平成23年5月15日
台所の壁の上の方に罅割れを見付けた。母の部屋の入口横の辺りには長さ60cm程度の、時計の近くにも短い罅割れが有る。軽く家の壁を見て回ったが他に罅割れは無い。多分直さずに向こう数十年は放って置かれるのだろう。

地震66日目 平成23年5月16日
停止派と維持派が言い合いをして何だかんだで停止が強行された浜岡原子力発電所だが、単に停止させるという点検の際にも行う筈の普通の行為で事故が発生してしまった。維持派の主張はすっかり説得力を持たなくなってしまったな。

浜岡5号機で海水漏れ400トン 冷温停止に遅延 - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110515/dst11051519270016-n1.htm
2011.5.15 19:26
 中部電力は15日、浜岡原発静岡県御前崎市)5号機の14日の原子炉停止から約3時間後に、配管からの海水漏れとみられるトラブルが見つかっていたと発表した。蒸気を水に戻す「復水器」の配管が損傷し、推定400トンの海水が炉内などに流入したとみられる。

 復水器内は真空状態のため、外部への放射性物質の漏れはないとしている。原子炉を温度100度以下の安定状態にする「冷温停止」はこのトラブルで予定より約2時間遅れ、15日正午すぎになった。

 中部電によると、14日午後4時半ごろ、復水器内の水の純度を監視する計器が異常を示したため、原子炉の冷却を別系統に切り替えた。

 今後の冷却への影響はないという。炉内の腐食を防ぐ脱塩作業を実施するが、原子炉交換の必要はないとしている。

地震67日目 平成23年5月17日
15時59分、落ちた雷の振動で家が揺れる。地震予報ならぬ雷予報なんてものはないのだろうか。

地震72日目 平成23年5月22日
まだ余震が続く。震度0.5程度の揺れも結構続いている気がする。
東北地方太平洋側の被害ばかり報道されているので、新潟県や長野県でも地震被害が出ていたとは今迄知らなかった。

長野・栄村“奇跡”のワケは 震度6台3回で死者ゼロ +(1-3ページ) - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110521/dst11052122030020-n1.htm
しかし、続く2度の大きな余震で、多くの家屋が倒壊。最終的には全壊33棟、半壊153棟を数えた。

asahi.com 雪解けて…地割れや亀裂あらわ 長野県北部地震2カ月 - マイタウン新潟 http://mytown.asahi.com/areanews/niigata/TKY201105110415.html
雪解けて…地割れや亀裂あらわ 長野県北部地震2カ月
2011年5月12日
 新潟県十日町市津南町震度6弱を記録した長野県北部地震から12日で2カ月。雪解けとともに、被災の全容があらわになってきた。

地震73日目 平成23年5月23日
地震以降、著名人の訃報が続く。昭和終期と平成初期にも国内外で大事件や著名人の訃報が相次いだ。何だかこのまま流れが暗い方に進むと元号まで変わってしまうような気がする。

地震74日目 平成23年5月24日
今年の2月22日にはニュージーランドで、3月10日には中国雲南省で数十人の死者を出す地震が起きていたが、東日本大震災が起きた事で国際支援、復興活動、今後の地震対策等に影響は何か出たのだろうか。

地震75日目 平成23年5月25日
リブレ京成 国府台駅前店では『昆布・ワカメ売り場はここです!』と棚にビラを貼っていた。放射性沃素対策として天然沃素を摂取したがる人は未だ居るのだろうか。